2007/10/19

Ristorante MACCHERONI / イタリアン / 自由が丘

これももう1ヶ月も前の写真たち :-) 
「自由が丘に隠れ家的なレストランがある」と、このリストランテ・マッケローニを知ったのはいつのことだったか。それからずっと「行ってみたいなー」と思っていて、ついに念願かなって行ってまいりました。(が私はリクエストしただけで予約も自分でしてないし :-))。
��0人ほどのキャパしかないカウンター席のみのお店で、若きシェフがすべて一人で切り盛りするというこのレストラン、夜は4000円のお任せコースのみ。予約のときに食べられない食材とかを聞いてくれるらしいんだけど、ここはとりあえず「お任せ」で。席について、お料理がサーブされるまで、何が出てくるかがわからないというドキドキ感。しかもカウンター席なので、キッチンがすべて見渡せて「次は何が出てくるんだろう、、」と想像も膨らみ、とっても楽しい。私は基本的にカウンター席大好きなので(親しい人なら、向かい合って座るより、隣のほうが話しやすいし、もちろん何よりキッチン見えるのが大好き)、わくわくしながらシェフの手さばきを観察。

お任せコースの構成は、前菜4品、スープ1品、パスタ(and/orリゾット)2品、メイン1品。飲み物とデザートは別オーダー。最初にスパークリングワインで乾杯して、さて料理に臨みます。

最初の前菜。左はサーモンのタルタル、右はイイダコの温かいサラダ。いきなり魚介責めです、笑。(私は魚介が基本的に苦手)。イイダコのほうは、ソースに潮の香り満載で、ちょっとつらかったけど、サーモンのタルタルは美味しかった。


次の前菜は、アスパラとアボガドのフリッターと、トップ写真の白子。白子!白子ですよ奥さん。実はわたし白子が見た目もテクスチャもかなり苦手。どうしよう、、とちょっと落ち込みながらも、ビジュアルに助けられなんとか完食。やっぱりテクスチャがあまり得意じゃないかも、、、と思いつつも、それほど抵抗感もなく食べられたのは、かなりすごいことなのです。
ちなみに、お料理と一緒にサーブされるパンも、シェフの手作りらしい。すごい。シェフ、すごいよ。フォカッチャめっちゃ美味しかったよ。


左はきのこのスープ、右は牡蠣のリゾット。スープはテクスチャがかなり重めで、油分が結構大目だったので、なかなか冷めなくて口のなかやけど寸前 :-) 残ったスープをパンでぬぐって食べちゃうほど、スープというよりはさらさらしたソースのような。
そして、リゾットは・・・・牡蠣です。牡蠣だったのです・・・。イイダコ、白子と、すでにかなり高いハードルを越えてきた私なんだけど、牡蠣は、、さすがに無理でした(牡蠣にはトラウマがあるのです)。しかも私のプレートにはこれでもかって言うぐらい牡蠣が入ってて、ちょっと泣けた。リゾットの味はほんとに美味しくて、残すのすごく申し訳ない気持ちだったけど、無理して1個食べて、やっぱりダメっていう結論に自分の中で至ったので、牡蠣には手をつけず。まさか牡蠣がでてくるなんて思っていなかったので、、、これからは苦手な食材聞かれるレストランでは牡蠣って言うのを忘れないようにしよう、と思った一瞬。

そしてパスタ。最初は「じゃがいも?」と思ったのはなんと栗で、パスタももちろんシェフの手打ち。しかもこのフィトチーネ自体にも、栗が練りこまれているという念の入りよう。栗パスタなんて斬新すぎ。そのせいなのか、パスタ自体がものすごくしっかりした食感で(ぷりぷりした感じはまるでなくて、ぎし、ぎし、とかみ締めて食べるような感じ)、面白かった。もうこのあたりで、おなかがかなりいっぱい。でもまだメインがあるのです。この日のメインは、ラムの煮込み。クスクスのような、マッシュドポテトのような、パスタの上にこってりラム。「苦しい、、」といいながらがんばって食べたけど、半分ぐらいでギブアップ、、、シェフごめんなさい。

でもなぜかデザートは食べる私たち。でもさすがに1人1個っていうほどおなかにキャパが残ってなかったので、1プレートオーダしてシェア。ジェラートは何種類かあったんだけど、ピオーネのジェラートっていうのが珍しくてそれにした。味はまさにピオーネ。凍らせたピオーネ食べてるみたいだった。(いやそれより滑らかだからもっと美味しい)。デザートの後はコーヒー。私はマキアートで。デザートやコーヒーはコースには含まれていないんだけど、どれもものすごく良心的なお値段で(コーヒーとか300円ぐらいだった気がする)、もうCP高すぎ。
結局この日は、1人6000円ぐらいで、食べきれないぐらいのお料理をいただいてしまって、私はちょっと好き嫌いが多すぎたので、この日のメニューは「おお(困)」と思ったのもあったけど、うわさによるとこのレストラン、何回足を運んでも二度と同じメニューには出会えないほどの、創作力あふれるお店なんだそう。お料理の出てくるペースもゆっくりなので、ほんっとにのんびり時間をすごせて、贅沢な時間をすごすにはもってこいのお店だと思う。大事な友達、大事な人と、また行きたいよ。