2009/11/23

Le Pré Verre / フレンチビストロ / 表参道

表参道GYRE(シャネルの入ってるビル)にあるフレンチビストロ。パリに本店があって、シェフもソムリエもウェイターさんもフランス人ということで、このお店をひいきにしているフランス人のEと、同僚のNさんと何度も行こうねって言ってたのにいつもドタキャンしたりなんだりでやっと初来訪(私は)。
フレンチなんだけど、ビストロってことで、内装はかなりカジュアルな感じで、みんなでワイワイやれる感じのお店。ディナーは4800円のプリフィックス(前菜+メイン+デザート)コースで、月ごと?にメニューが変わるみたい。(もちろんアラカルトもある)。ジビエの季節になったので、この日のメニューはジビエ盛りだくさん。Eがこのお店のソムリエと私を会わせたい!!とすごく意気込んでいたんだけど、なんとソムリエのアランさんはお休み中 :-)


19日からボジョレーが解禁されたということで、まずはボジョレーで乾杯。今年はボジョレーの出来がすごくいいらしいけど、私はどうもボジョレーは苦手で「!」っていう感動はないんだな。でもこれはサービスでもらったものなので文句は言いません。さらにサービスでシュークリームのしょっぱい版みたいなのをもらった。(gougèreと言うらしい)。ネイティブEのおかげでかなりの特別扱いです。

前菜は私は「栗かぼちゃとフォアグラのテリーヌ、アンディーヴのサラダ添え(+500円)」をチョイス。フォアグラってすごく美味しい時とクセが強すぎて食べられない時があるんだけど、これはすっごくおいしかった!。隣はEがチョイスした「柿とキノコのクリームポタージュ、ガラムマサラ風味」。フランス語では柿は「kaki」だってことを最近知った(笑)。ガラムマサラ風味だけど、スパイシーさはほとんどなくて、結構甘かった。少しもらった分にはおいしかったけど、ひと皿はちょっとつらいかな?

左はNさんがチョイスした「仔猪のリエット、オレンジのアクセント、根セロリのレムラード風」。これもおいしかったー。結構なポーションで、リエットをパンに塗り塗りして食べたらこれだけでおなかいっぱいになりそう(私は無理ですが)。メインは私とNさんは「ジビエ!ジビエ!」ってことで「栗を詰めたえぞ鹿のファリシー、ソースグランヴェヌール(+500円)」をチョイス。鹿大好きなんだけど、これはファルシーだったので、お肉はミンチになっていて結構臭みが強かった。ポーションが多かったので食べきるのがちょっと大変。美味しかったけど、私は鹿は普通にステーキ(グリル)で食べたほうが好きだなー。Eはハラミのステーキをチョイス。これもおいしかった。ただEはウェルダンじゃないと肉が食べれないので、お肉はパサついていたけれど。

デザートは私は「トリュファードショコラ、黒糖のアイスクリーム添え、白ゴマ風味のソース」、Nさんは「アンデイ―ブのティラミス」、Eはチーズの盛り合わせ。このショコラがめっちゃ濃い味で、ポーションはそんなに多くないのにずっしりとした満足感があって○。エンダイブのティラミスは、、、、ちょっと冒険しすぎ、笑。あれはティラミスではないな、、、。
ワインも結構飲んで、デザートが終ってかなり満腹になってたんだけど、さらにサービスでガナッシュをいただいてしまいました。何この特別扱い :-) ガナッシュも小ぶりなのにずっしり、リキュールもたっぷりのこゆい味で食べ終わったころには「苦しい、、、」という状態。満腹すぎて帰りの電車がつらかった、、、
この日はワインをカラフェで頼んだんだけど、お会計を済ませたらなんか金額が合わなくて、よく見たらワインの値段が入ってない、、Eがウェイターさんにそれを伝えたら、「少しサービスしますね」ってことで、4000円ぐらいのワインを3000円にしてくれた。たくさん特別サービスしてもらったのになんかこっちが申し訳なくなってしまった :-) いい人だったな。
実はこのフランス人のウェイターさん、私と同じ大学の工学部の卒業生(私と学科は違う)だったので、ちょっとその話で盛り上がったんだけど、「2年前に卒業しました(にこっ)」って、、、ぇぇぇ、、私は12年前だよ、、、。でも表参道で、はるか遠い東海圏内の同じ大学に通っていたフランス人に出会う確率ってどんなもんなんだろう。すごいよね。

2009/11/13

NYチーズケーキ / NY cheesecake

何回も作ってるのにいっつも写真を撮るヒマもなくて、やっと写真を撮りました :-) チーズケーキをよく焼き始めるようになったのはアメリカにいたころで、乳製品が安かったことと、ホールで焼いても食べてくれる人たちがいる!っていうのが大きかった気がする。一人ぐらしでホール焼いても食べる人がいなかったら、処理に困るもんね、、、。そのころはしっかり焼き色をつけたベイクド中心で、たまにレアチーズケーキ、って感じだったんだけど、今の会社に入ってから「スタバのチーズケーキって美味しいよね」って言う人たちが多く、、、「じゃあそういうチーズケーキを作ってやろうじゃないの!」と闘志がメラメラと湧き上がり、スタバのチーズケーキを購入して味の研究。で、自分があまりスタバのチーズケーキの味が好きじゃないっていう結論に落ち着いた、笑。1ピース食べるのさえ苦しかったし。
なので、「スタバのチーズケーキにほどなく近く、私が好きな味」というコンセプトに変更して、試行錯誤の末(いつもながらとかいう大袈裟なものではないが)、「材料に無駄を出さない」というコンセプトも追加して完成したレシピ。とりあえずスタバのケーキ大好き班の人たちにもかなり気に入ってもらえている様子なので、thick なチーズケーキが好きな人にはお勧めレシピです。

<材料:18cmのケーキ型1個分>
[フィリング]クリームチーズ(室温)・・・2箱(フィラデルフィアがお勧めだけど何でもいいから2箱)/ サワークリーム・・・1パック(90g) / 生クリーム・・・(30cc、これだけ残りが出ちゃうけど嫌なら牛乳とかでも)/ 砂糖・・・130~150gくらい(チーズの量によって加減) / 卵(室温)・・・小2個 / バニラエッセンス、レモン汁・・・適宜
[台] グラハムクラッカー・・・80g / バター・・・おおさじ2,3ぐらい
まずはグラハムクラッカーをフードプロセッサーで粉砕。すこし砕けてきたら、溶かしバターをだーっと入れてまたちょっとフープロ。バターがクラッカー全体になじんだら終了。
砕いたクラッカーをケーキ型の下に敷き詰める。グラスの裏などで(平たいものがあるならワイングラスの足がおすすめ)ぎゅっぎゅっと敷き詰めていく作業は結構楽しい。余裕があれば敷き詰めた状態で冷蔵庫に入れて安定させる。
台の用意ができたら室温に戻したクリームチーズをひたすらネリネリ。暖かい時期ならそれほど力もいらないけど、寒い時期は大変なので、私は迷わずレンジでチンしてます。
全体にやわらかくなってきたらその膨大な量にビビりながら砂糖投入して、さらにネリネリ。
そんな間に、オーブンを160℃に余熱して、サワークリームに生クリームを混ぜ込んで別の器でネリネリ。一緒に入れちゃえばいいんじゃないのって感じなんだけど、サワークリームって意外に混ぜ込みにくいものなのです。この手間を惜しむとモロモロになって後で漉すのが大変です(でした。)
クリームチーズの記事に、上のサワークリームを混ぜ込んでさらにぐるぐる。このあたりから木べらではなく泡だて器でも余裕でぐるぐるできるようになります。
卵投入。カラザはキモイのでちゃんととりましょう。いきなり生地が黄色になるけどそこは心穏やかに見守りつつ、レモン、バニラエッセンスを適宜。
フィリングを一度漉して、ケーキ型へin。漉す作業は面倒だけど省かないほうが懸命。漉した後の滑らかなフィリングを見てるとちょっと幸せな気持ちになるし。このタイプのチーズケーキは蒸し焼きにするのでお湯が入らないように、型をアルミホイルでガード。
お湯を張った160℃のオーブンでまず40分ほどやいて様子見。上がうっすらと色づいてきたら、それ以上焼きが入らないように、型の上にもアルミホイルをのせて、お湯をたしつつ1時間~焼き。竹串を真中にさしてみてドロっとしたものがいっぱいついてこなくなるまで。さらにほぼ焼きあがった状態で、オーブンに1時間放置(ここでさらに余熱でさらに火がとおるはずなんだけど、私のはオーブンの庫内が狭いのであんまり効果はないっぽい。
荒熱が取れたら、キッチンペーパーをかぶせ、さらにラップして冷蔵庫で最低1晩やすませると、「ずっしり」とした質感がうまれてくるはず。18cmの型にクリームチーズ2箱使うので、かなり濃厚です。
お試しあれ~