2018/03/31

おらおらんだいくだ(7)

おらおらんだいくだ(1)
おらおらんだいくだ(2)
おらおらんだいくだ(3)
おらおらんだいくだ(4)
おらおらんだいくだ(5)
おらおらんだいくだ(6)

ビールと軽い食事を楽しみ、お腹もふくれたしまだナイトクルーズやバー巡りをするには時間もあるし、どうしようかなーと街をぶらぶら。
そして、思い立ってコーヒーショップに行ってみようかというアイデアが頭をよぎり。
イースター休暇はアムステルダムにいくよーって話した時に、ありとあらゆるひとに「ハイになりにいくの?」「コーヒーショップ行くの?」と言われて「違うよ!チューリップを見に行くんだよ!ドラッグなんて絶対やらないよ!」って話してたんだけど。

アムステルダムは知っての通り、マリファナが合法。
とはいってもどこでも吸えるわけではなく、コーヒーショップと呼ばれる特別なカフェみたいな場所でしか吸えない。私はドラッグには全く興味がないし、アメリカにいた時もドラッグに触れたことはなかったので、アメリカにいる時、友達が私のアパートに遊びに来た時も「マリファナの匂いがするね」と言ってても、マリファナの匂いがどんなのかも分からなかったぐらいで。

でも、多分もうアムステルダムに来ることはないだろうし、キューケンホフはがっかりだったし、別に違法なじことをするわけじゃないし、「試しとけばよかった」って後で後悔しないようにやれることはやっといたほうがいいんじゃない??なんて思いはじめてしまって、ふらふらとコーヒーショップへ。
マリファナで楽しい気分になれるならいいんじゃなーい?みたいな簡単な気持ちで。


お店にはいって「はじめてなので何もわからないんですけど、試してみたいのでとにかく一番弱いやつをください」と言ってみる。そしたら「既に巻いてあるやつ(ジョイントというらしい)と、自分で選ぶのがありますけど」と言われたので、「じゃあ、ジョイントで一番弱いやつください」と。
当然ライターとか持ってないので、お店の人に借りた。


人生初マリファナ。
どんなけ楽しくなれるのかなーちょっとドキドキしながら火をつけて、吸ってみるも、、、うーん、なんかよくわかんない。特に何も。
で、楽しくもならないまま、ゆっくりちまちま吸ってたんだけど、半分ぐらい吸ったところで、いきなりがつーーーんって目の前がぐらぐらしはじめて。あ、これはヤバい、、、と思ってすぐに吸うのをやめたんだけど、もう遅かった(笑)

お酒を飲み過ぎたときみたいに気分が悪くなって、あたまがぐわーんてぐるぐるし始めて、ものすごい眠気が。
もう目を開けているのがしんどいぐらいで。
でも思考はありえないほどはっきりしてて、バッグを椅子においてたんだけど「パスポートが入ってるから、寝たらやばい。バッグ近くに持ってなきゃ、、」とか考えられるんだけど、身体が動かなくて。

外の席に座ってたので、もう寒くて仕方なかったんだけど、身体(というより足が)動かないので、ひたすら時間がすぎるのを待ってたんだけど、涙がぼろぼろ出てくるわ、目眩はするわで、まわりから見たらほんとあの人寒いのになにやってるんだろう状態だったと思う。もう最悪。
結局1時間以上動けなくて、日も暮れて来て身体も冷えきってしまって、でも立てるようになったので、ライターをお店に返して(ほんとに考えはしっかりしてる)、ホテルに帰ることに。

ああ、、、ナイトライフ予定が全部パー

ホテルに帰るのもまだほのかに千鳥足で、ふらーふらーと歩きながらほんとに極度の酔っぱらい状態。
お酒を先に飲んだのがよくなかったのか、マリファナ自体が身体に合わなかったのか理由はわからないけど(Dに話したら、Dも最初にマリファナ吸った時は同じような感じでぜんぜん楽しめなかったと言ってたのでたぶん人によるんだと思う)、とにかく最悪の経験になった。
やぱ一人でやるのは浅はかだった、、。

ふらふらでホテルに帰って、シャワーを浴びて、まさにバタンキュー。

ほんとやらなきゃ良かった、、、笑
まあ、一生に一度しかできないおもしろい経験が出来たってことでヨシとする。

おらおらんだいくだ(6)

おらおらんだいくだ(1)
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おらおらんだいくだ(4)
おらおらんだいくだ(5)

ガッカリのキューケンホフ。
でも気を取り直してアムステルダムを観光します!

キューケンホフからはバスでまたスキポール空港まで。
スキポール駅のチケット売り場でAmsterdam Travel Ticket を2日分購入。このトラベルチケットはアムステルダム市内のトラムやバスが乗り放題で、さらにスキポール空港ーアムステルダム間の電車にも乗れる。トラムとバスの1日券は確か7ユーロぐらいだけど、スキポール空港ーアムステルダム間は片道5,3ユーロかそこらなので、1日に空港とアムステルダムを往復するならお得なチケット。私は空港近くのホテルを取ってあったので、迷わず購入。

ヨーロッパの駅ってこういうドームな感じ多いねー。


とりあえず外に出てみるも、目の前をびゅんびゅん通り抜けるちゃりんこの数におののく。
オランダ人の自転車好きは有名な話だけど、ここまでとは。


アムステルダム市内にある I amsterdam。キューケンホフでは全く活躍しなかった一眼の望遠で撮りました


でもね、、、アムステルダム!
駅を出てすぐに目の前に広がる景色に、、、、、感動

なにこれ私のイメージするヨーロッパそのものなんですけど、みたいな。
古い重厚な建物が立ち並んで、そして水のある風景。水の都で育った私は、海にしろ川にしろ、運河にしろ、水がある景色が好きなのです


外からのアムステルダム中央駅。
東京駅はここをモデルにして作ったんだってね。確かに似てる。こっちのほうが大きいけど。


落ち込んでた気分もすっかり吹き飛んで、観光客になりきって写真とりまくり



さて、トラムにのってちょっと駅からはなれます。
私はトラベルチケットを持ってたのでぴってするだけだけど、トラムの駅には券売機とかなく、切符がない場合は、運転手さんから買わなきゃいけない。しかもカードのみ。
現金主義のドイツとは大違いです。オランダはカード社会。


アムステルダムらしい、運河の景色。


美しい、、、、。


心おちつ、、、く、、、
いや、なんか落ち着かない。
なんでこんなに心がざわざわするんだろう、、、って思ってたんだけど、よく見ると、家が前や後ろ、右にひらりにまあそれは自由奔放な感じで傾いてるのだ。


、、、わかる?


オランダの家が、わざわざ前に傾けて作られている、というのは前知識で知っていたんだけど(オランダは昔間口の広さで税金の額が決まったので、間口の狭い家が多い。なので階段が急で家具とかの荷物が運べないので、どの家にも滑車をつけるフックみたいなものがついている。このフックで荷物を上げる時に、壁にあたらないように、家が前に傾いているとどこかで読んだ)

でも前だけじゃなくて、ある家は右に傾いてたり、左に傾いてたり、、、それがビミョウに平衡感覚を混乱させて、なんとも落ち着かない気持ちになるのだ。

オランダ名物ミッフィーちゃん。
これ1,75ユーロって安いな




著作権とか、、(ry
運河を超えて石畳をのんびり歩きながら、景色を楽しみつつ、傾いた家にぐらぐらしつつ、向かったのはWinkel 43というカフェ。

ここはアムステルダム1美味しいアップルパイが食べられるという噂のお店。
キューケンホフでは何も食べなかったので、お腹もぺこぺこ。寒いから温かいコーヒーも飲みたい、、。
けど結構な行列ができてます。


行列はそれなりに長かったけど、ほとんど全ての人がアップルパイと飲み物を頼むだけなので意外とすんなりと順番がやってきた。ただ店内もパティオ席も満員で、寒いから外で食べたくなかったし、空きそうな席を横目に見ながら、アップルパイとカプチーノを注文。「クリームつけます?」って聞かれるので「もちろんー」とお願いする。

うわああああああ
美味しそうだーーー!!!!


まだほんのり温かいアップルパイ。
これがね、、、、本気で美味しかった。
お腹がすいてたのももちろんあるけど、多分人生の中で食べたアップルパイで一番美味しかったと思う。
がしがしのクラストの中に、りんごがこれでもかっていうぐらい詰まってて、そしてまたクリームが濃厚で美味しすぎる。クリームエクストラで頼めば良かったと思うぐらい。
このディープディッシュスタイルのアップルパイはアムステルダム風だそうで、ここのお店のオリジナルってわけではないみたいだけど、感動の美味しさだった。超お勧めです。

お腹がすこし満たされたところで観光続行。
ほんとに建物がいちいち可愛い



アンネフランクの家。今回は予定が見えなかったので見学予約はしなかったけど。
アンネの家も傾いてます。


アンネの日記にも出てくる西教会。


ヨーロッパらしい、馬車の走る光景。
なんかね、ほんと「ヨーロッパ」なの。
カールスルーエとは大違い、、。


運河をわたって西教会側の道に出てみます


見学してないけど、一応「きたよ」のアンネの家。


もうちょっと周辺をぶらぶらしたかったけど、小雨が降って来たので、またトラムにのってダム広場へ行ってみることに。

なんですかーこの建物は。
調べてみたらただのデパートらしいけど。これがデパートってすごくない??


ダム広場に行く前に、スーパーに立寄り(笑)海外のスーパーは楽しいよねー。
オランダ名物のストロープワッフル。これは(自分への)お土産にしようと思ってたので数個購入。
かんかんカワイイし。


そしてダム広場へ。王宮と新教会。
前にオランダにあるパートナー会社さんと一緒に仕事してたとき、王子の誕生日がどうのーって話になって、そうか、オランダは王室があるんだよな!と思い出したことあったけど。プリンスっていう言葉を日常で聞いたことが結構衝撃だったのだ。


オベリスク


しかし「ダム広場」って響きがなんとも間抜けな気がしてしまうんだけど、そもそも「アムステルダム」という都市名が、アムステル川をダムでせきとめて、運河を作って発展した街なんだから、「ダム」という存在がとても大事なんだよなー。寂しい一人旅ですが、そんなことを考える機会に恵まれる私は幸せ者です。

ここもぶらぶらと観光しつつ、またちょっと小腹がすいてきたので、ビールを飲むことに(←何故)。
ビールは、Sがいろいろ素敵なバーを紹介してくれたのでもうすこし夜が更けてからしっかり楽しむけどね(そう思ってました、この時は。)


ぶらりとネットで調べたお酒の飲めるカフェに。
メニューを見ながら、店員さんに「IPA系のホッピーなビールが好きなんですけど、よくわかんなくて、、」と聞いてみると、「IPAもありますよー、瓶ビールですけど」と言われたので「うーんやっぱタップがいいので、、とりあえずコレで」とブロンドをオーダー

しかしオランダの何が一番素敵かというと、どこにいっても必ず英語表記がある(むしろ英語表記しかない場所もある)のと、ほぼ100%の人が英語を話せるってこと。レストランにはいっても、カフェにはいっても、聞こえるのは英語だけ。店員さんもまずオランダ語で話しかけて話せなかったら英語で、、、という順番じゃなくて、まず英語で話しかける感じ。そしてどんなに年を取ったひとでも、普通に英語で会話してる。

オランダ人の93%(だったかな?)が英語を話せるっていうけど、分からなかったら聞ける、誰とでも話せる、というのは、楽なことこの上ない。まあ、言葉の通じない国にいっていろいろ面白いことがあるっていうのも旅の醍醐味ではあるのかもしれないけど、短い時間でいろいろやりたいときは、言葉が通じるっていうのはほんとうに大きい。

まあ正直このビールは好みではありませんでしたが、笑。


おつまみはオランダ名物コロッケをオーダー。オランダ名物のコロッケはミートボールみたいなのを揚げたものが正式らしいけど、エビコロッケで(笑)

この小さなコロッケ6個で16ユーロ?ぐらいだったので結構お高い。


エビクリームコロッケですよー


あつあつのコロッケに、レモン味のマヨネーズもうまし!
このカフェではけっこうのんびりさせてもらった。まだまだ外も明るいし、やりたいことはいっぱい!
楽しいなー。

、、、この時はそう思ってました

(続く)


おらおらんだいくだ(5)

おらおらんだいくだ(1)
おらおらんだいくだ(2)
おらおらんだいくだ(3)
おらおらんだいくだ(4)

まったくチューリップの咲いてないキューケンホフに打ちのめされながらも、とりあえずは見てまわる。
Willem-Alexanderというパビリオン内にはチューリップがあるのは分かっていたけど、、

もう適当に貼っときます

























まあ、綺麗で心は踊ったんですけどね。
やっぱりこう、見渡す限りのチューリップーてきなものを期待していったので、室内で咲いてるものを見ても、これだったらわざわざオランダまで来なくていいじゃん、、みたいな。
一眼レフまで持って行ったのに(涙)

もともと予定ではキューケンホフで3、4時間すごす予定でいたのに、あっという間にすみからすみまで見終わってしまって、結局1時間半ぐらいしかいなかった。

、、がっかりのキューケンホフ。
でもしょうがないね。次次!