2006/01/23

バターミルクビスケット


私はフライドチキンというシロモノが昔からあんまり好きじゃないんだけど、KFCでのお気に入りメニューはあってそれが和風チキンカツサンドとビスケット。しかし和風サンドはともかくビスケットだけのためにケンタに行くのははばかられる。さらにアメリカに来て日本にいるときよりこのビスケットに遭遇する確率は高くなったのだけれども(チキン屋はどこも恐ろしくまずいので行かないけど、友達にもらったりする)どこのビスケットも私には塩味が強すぎ。ビスケットというとPillsbury社の焼くだけのビケット生地を使う人も多いみたいなんだけど、これもケンタビスケット大好き友達に言わせれば「しょっぱすぎてダメ」とのこと(なので私は試してない)。口に合うものがないなら作りましょう!ということでいろいろレシピを検索。薄力粉を使うレシピやAll Purpose(中力粉)を使うレシピ、バターを使うレシピ、ショートニングを使うレシピ(中にはラードを使うレシピも!)、牛乳を使うレシピ、バターミルクを使うレシピといろいろだったので、それならイイトコドリをしてみましょ、と試行錯誤した結果たどり着いたレシピ。とにかく私は秤でちまちま計量して作る料理が嫌いなので、なるべく計量しなくてもいいアメリカ風レシピ(大さじ1!カップ2!とかいう)になってます。

<材料>
薄力粉  250g (打ち粉の分は別)
ショートニング  70g (5~6Tspのしるし分)
ベイキングパウダー 大さじ1
ベイキングソーダ  小さじ1/2
砂糖  大さじ1
塩  小さじ1(よりけっこう少なめ)
バターミルク 200~240cc(ハーフパイント)

この中で秤で計ったほうがいいかなーって思うものは薄力粉ぐらいなんだけど(アメリカのバターやショートニングは印がついてるので便利だね)、私の場合は持ってる小さめの計量カップ1cup=だいたい100gなので、2杯半、とかかなり適当。ちなみにAll purposeでも試したけど、薄力粉のほうが美味しくできたので薄力粉使用。バターミルクはなければプレーンヨーグルトを牛乳で薄めて使えばいいらしい。ちなみにバターミルクというのはバターを製造した時に分離した乳清の部分のことで、決してバターの入った牛乳ではない(笑)。見た目はほんと「砂糖の入ってない飲むヨーグルト」という感じ。ためしにSplenda入れて飲んでみたけどまさに飲むヨーグルトの味(想像してたより美味しかった)。

まずは粉類(薄力粉、ベイキングパウダー/ソーダ、砂糖、塩)を全て混ぜて2回ほどふるったものに、1cm角ぐらいに切ったショートニングを切りながら混ぜ込んでいく。ペストリーカッターがあればよいけどそんな洒落たものは持ってないので、私はフードプロセッサー。それもなければナイフかフォークで混ぜ込む(ショートニングが溶けちゃうので手で混ぜないように)。

混ぜ終わった後はこんな感じ。アメリカレシピではほとんど"coarse meal texture"と書かれているけど、coarse mealがどんなものか私は知らない。コーンミールのように、と書かれていた所もあったけど、コーンミールもそのものは見たことないし。とりあえず大きなショートニングの塊がなくなって、ザラザラした感じの粉になればいいんだと思う。

バターミルク投入。最初の半分は一気にまんべんなく入れてもいいと思うけど、それからは粉の様子をみながら徐々に入れて行くのがよいかと。水分と粉が混ざっていないところがないように全体的にざっくりと混ぜていくんだけど、絶対に練らないように。やわらかさの基準は混ぜているボウルのヘリにつかなくなるぐらい。とにかくざっくり、練らない、がキーワード。

ラップでぴっちり包んで冷蔵庫で20~30分。この間にオーブンを425F(220℃)に余熱。寝かした生地を薄く打ち粉をした台に乗せ、生地の上にも打ち粉をし、麺棒で延ばして、たたむ、延ばして、たたむの作業を10~15回。少し伸ばすだけでも生地がふわふわなめらかになってくるので気持ちいい。2cmぐらいの厚みに延ばして、さあ、型抜きです~

セルクル型などで型を抜いた生地(私はセルクル型なんて持ってないのでコップです、コップ)をパーチメント紙をしいた天板の上に。このビスケットは上方向にはかなり膨らむけど、横方向には広がらないので、それほど隙間を空ける必要はなし。このままオーブンで15~20分。こんがりとキツネ色になるまで。ケンタのみたいにドーナツ型にしてもいいかも。

焼けました~。ぷっくりと膨れてぱっかり割れた口がなんだか笑っているようにも見えて愛着が・・・笑。シュークリームのシューとかもそうだけど、こうやって膨れるお菓子ってオーブンの中でぷくぷく膨れていく様子を見ているのも楽しい。(最初の5分が勝負です)

で、やっぱりビスケットにはメープルシロップなワケですよ。塩はそんなに入れてないけど、外側のサクサクの部分のほのかな塩味がまたメープルシロップと合う合う^^
日本のケンタのビスケットの味は忘れてしまったので比較しようがないんだけど、自画自賛ですがこのビスケットは簡単だしオススメです。特に焼き立てを食べられるのは自作の醍醐味ではないかと。しょっぱすぎるビスケットに飽き飽きな人は試してみてね。

参考にしたレシピ (1)(2)(3)(4)

2006/01/21

レセプションスティック/Trader Joe's

・・またトレジョモノですが。
去年の夏ごろにトレジョの試食で出会ったレセプションスティック。レセプションスティックっていうと普通はミントキャンディーにチョコレートコーティングされたものは知っていたんだけど、このレセプションスティックは、キャンディーの部分がフルーツ味で、ホワイトチョコレートでコーティングされたもの。私は飴があんまり好きじゃない(口の中に同じ味がずっと続くのが得意じゃない)ので、キャンディの類はほとんど食べないんだけど、このレセプションスティックのキャンディーは空気がたくさん入るように練られているものらしく、カリカリ、と簡単に噛み砕けるのも良。むしろなめる方が難しい。

かなり気に入ってしまって、一時期狂ったように食べていたんだけど、1ケース(?)食べ終わる頃には食べすぎで飽きてしまい(←いつものパターン)。「また食べたいなあ」と思い始めた頃には店頭から姿を消していた。1ケース5ドルぐらいなのでお土産にもいいなあって思っていたのに・・・。
が、日本から帰ってきたらまた店頭に復活しているー!ということで購入。ダイニングテーブルの上のガラス容器にぐさぐさと差してあるんだけど、口寂しい時に食べ始めるともう1本、ととまらなくなるのに、一旦食べなくなるとほったらかしというサイクルを繰り返してます(笑)
本帰国するときに店頭に残ってますように~

2006/01/16

六花亭/マルセイバターサンド

北海道のお土産の定番六花亭のマルセイバターサンド。バターサンドというと小川軒のレイズンウィッチが元祖らしいんだけど、私は小川軒のバターサンドよりも六花亭のバターサンドの方が好き。インターネットが普及してなかったころは、誰かが北海道へ行かないと手に入らない貴重なお菓子だったのだけれども(笑)、最近はオンライン+クール宅急便でおとりよせできて大変に便利。ちなみにオンラインショッピングでは六花亭のホームページで注文するのが送料などがお得です。食べたくなるとついクリックしてしまったり、会社勤めをしていた頃、職場の人にはバレンタインデーには六花亭のチョコを送っていた(ばらまいていたともいう)こともあり、かなりのリピーターなのだけれども問い合わせなどの対応も迅速で的確なので安心。


六花亭のサイトによると、このバターサンドのクリームは、バター、ラムレーズン、そしてホワイトチョコレートでできているんだそうな。小川軒のはホワイトチョコは入っていないと思われるので、私が六花亭のほうが好きな理由はココにあるのかも。かなり濃厚なクリームでもちろん甘いんだけど、ほっておいたら10個入り1箱食べてしまうかもというぐらいに好き。ただし美味しいだけにカロリーも高い(165kcal/個)。この濃厚さで10kcalとかだったら逆に怖いケド。
六花亭のホームページ

2006/01/03

あつた蓬莱軒/ひつまぶし

「名古屋めし」の代表選手のひとつである「ひつまぶし」。名古屋で「ひつまぶし」と言ったら、錦にある「いば昇」か、この「あつた蓬莱軒」のどちらかの名前があがると言っても間違いないほどの有名店。味は「いば昇のほうが好き」という人が私のまわりには多い。でも知名度が高いのはこちらのあつた蓬莱だと思う(HPによると「ひつまぶし」はこのあつた蓬莱の登録商標らしい。熱田神宮に2店舗、栄松坂屋の中にもテナントとして入っているけどやっぱり鰻足るものテナントではなく本店へ行って食べたいもの。かなり混み合うのでお昼に行くなら営業時間がはじまる朝11時半にはお店に到着していると、ほとんど待たなくてすむ(あくまで席につくのは)。





ひつまぶしは注文してから焼きあがるまでに30分はかかるし、その間あの香ばしい鰻の匂いだけでおおなかを満たすのは至難の業(笑)。なので鰻が焼きあがるのを待つ間にぜひ注文したいのがここの鰻巻き。やさしい味のアツアツのお出汁に、ほんのり甘い鰻入りの玉子焼き。甘い玉子焼きが食べられない人はダメだと思うんだけど、私はこのふわふわと層が重なった玉子焼きは大好き。その他にももちろん肝焼きなどのメニューもあります。
そしてひつまぶし。ひつまぶしの基本的ルール(?)は
1膳目:そのままいただく
2膳目:薬味を添えて
3膳目:うな茶
というものなんだけど、3膳で食べきれる量ではまったくないので、好きな食べ方を繰り返していろいろ楽しんでみるのがイイかも。私は薬味を加えて食べるのがさっぱりしていて好き。
うな重とかだと、お重の半分も食べると「あー、もう同じ味ばかりで飽きてきたー」って感じになっちゃうんだけど、ひつまぶしは鰻が比較的パリっと焼かれていることと、いろいろ味に変化がつけられるので知らず知らずうな重よりもたくさん食べられてしまうのが怖いところ。