2008/12/31

Aroma fresca名古屋 / イタリアン / 矢場町

美味しいもの会Jちゃんとの2008年食べ納めは、アロマフレスカ名古屋。麻布のお店は予約3か月待ちは当然の状態らしいけど、新しくなった松坂屋本館の10階にあるこの名古屋のアロマフレスカは、ぎりぎりでも予約可能らしい :-)よいことだ。同じフロアにはジョエルロブションのレストランもあったりする。松坂屋がんばってるんだね。大晦日の今日はランチのみの営業。
ランチは3500円のパスタコース(Antipasto+Pasta+Dolce)と5800円のランチコース(Antipasto+Pasta+Pecse or Carne+Dolce)の2種類。私たちは5800円のコースを選択。前菜と、パスタは2種類から、メイン料理、デザートはそれぞれ4種類から1種類選べる。ただ、パスタは「取り分けなさいますか?」と聞いてくれるので、2名の場合は2種類選んで取り分けてもらうのが良。今回はメイン以外は2人とも同じものを注文。(パスタは2種類で)。

Antipasto:Polpettino con Cervo e Fegato d'Anatra(蝦夷鹿とフォアグラのポルペッティーノ ルッコラのサラダ添え)

前菜は真鯛白子のポワレか、蝦夷鹿+フォアグラのポルペッティーノ。これは迷わず蝦夷鹿をチョイス。「ポルペッティーノってなんだろうねー」と言ってたんだけど、出てきたのは「ハ、ハンバーグ?」食べてみて「ハ、ハンバーグ??」と顔見合わせる相変わらずの私たち :-)、あとから調べてみたら「ポルペッティーノ」って「肉団子」っていう意味らしいので、あながち間違いではない。(←でも積極的に当たってはいない)。ナイフを入れるのが大変なほど「みっちり」したハンバーグ(違)で、前菜とは思えないほどボリューミー。最初はフォアグラの存在はわからなかったけど、しばらく食べ進めたら「ごろり」とフォアグラが出現してきてこれまた美味。
Pasta:Tagliolini alle apesante con Bottarga(帆立貝と水菜のタリオリーニ イタリア産カラスミ風味)/Gnocchi alla Bolognese con Tartufo(リコッタチーズのニョッキ ボローニャ風ミートソース トリュフ添え)

この日のパスタはタリオリーニとニョッキ。先にも書いてあったけど、スプリットしてもらってちょうどいいポーションになる感じ。タリオリーニはまあ普通で(でもカリっと表面が焼かれた帆立は美味しかった)、カラスミのせいもあってちょっと塩味強めだったので、これがフルポーションだったら結構しんどかったと思う。
逆にリコッタチーズのニョッキは絶品!!こんな美味しいニョッキは食べたことないって言うぐらい美味しくて、ソースも絶妙だったし、結構たっぷりめにかかったトリュフもいい感じだったし、これはもうソースを一滴たりとも残したくなくて、「パンのお代わりをお願いしますー」と言ったんだけど、残念ながらパンが出てきたのはお皿をさげられてからだった :'-(
これはフルポーションで食べたい味だった、、、美味しかったなあ。
Pesce o Carne:Piatto del Giorno(本日の魚料理・肉料理)

メインは鮟鱇の蒸し焼き、子羊煮込み、豚の炭火焼、金目鯛のポワレとある中で、私は豚の炭火焼、Jちゃんは最後まで悩んだ後ポワレを選択。いつもなら私がポワレを選んでる感じだけど、ソースが「濃厚なソースに酸味を加えた、、」という説明だったので、酸味かあ、、と思い豚をチョイス。これがもう写真の通り「え!」って思うポーションでやってきてびっくり。しかもナイフがすごく入れにくくて、きーっってお皿の音をたててしまうこと2,3回、、すみません。
これも結構塩味が強め。
Dolce:Millefoglie di Mela con Gelato di Meiple(紅玉りんごのパイ仕立て メープルのジェラート添え)
デザートは、りんごのパイ、キャラメル風味のババロア、洋なしのコンポート、栗のクレープから。栗のクレープに添えられる「エキストラバージンオイルのジェラート」っていうのが気になって気になって、最後まで悩んだんだけど、結局リンゴのパイにしちゃった。 :-)
ここまででパスタ以外は「肉→肉→肉」な私だったので、「パイちょっと重いかも、、」と思ったんだけど、ぜんぜんパイの重さはなくて、メープルのジェラートも思っていたより軽い味だったので、さくっと食べられた :-) アツアツのパイに、アイスクリームって、どうしてあんなに合うんだろうね :-)
麻布のお店には行ったことがないので、お料理やサービスを比べることはできないけど、ニョッキのおいしさがほんと半端なかったので、きっと麻布のお店はもっと美味しいんだろうなあ、と。いつか行ってみたいな。
2008年もごちそうさまでした :-)
来年も美味しいもの食べられる環境でいられるといいな。

2008/12/21

Eataly Daikanyama / マーケット / 代官山

今年の秋、代官山LOVERIAにオープンした「Eataly Daikanyama」へ行ってきた。
Eatalyはイタリアのトリノとミラノにて展開する、高級食材専門店でこの代官山の店舗が日本初上陸らしい。代官山の駅からは徒歩2~3分(迷ったので実際のところはよく分からない)。
商品の90%がイタリアからの直輸入品だというマーケットプレースが魅力的なのはもちろんなんだけど、さらに魅力的なのはイートインがあって、カジュアルにオーセンティックなイタリアンが楽しめるというところ。(お値段は普通のレストラン並だけど)。
お昼過ぎに代官山に到着、おなかもペコペコだったのでまずはイートインでランチ!ということでイートイン待ちの列に参加。席は室内と、パティオ席があって、この日は12月というのにコートを着ているとちょっと汗ばむような暖かな日だったので、「早いほうでいいです」と伝えたところ、パティオ席をゲット。


食事のメニューがなかなか決められなかったので、まずはワイン、、とワインを選ぶ。グラスワインは480円のものから、1800円するバローロまで。私はイタリアワインは全くわからないので(つかいまだにワインは全く詳しくない、、)、普通に480円(3種類)の中から1つをチョイス。店員さんによるとこの3種類はまあそれほど違いはないんだそう。パンは食べ放題で、(そんなに風味豊かでもない)オリーブオイルと一緒に提供される :-) おなかがかなりすいていたので、パンをむんずむんずと掴み取り食べてしまう私たち。
注文したお料理は、牛豚うさぎのアニョロッティ、(トップ写真)と、ピザは無難にマルゲリータ。マルゲリータはブーファラのものもあった。アニョロッティって何者なのか分からなかったので、店員さんに「これってどんなものですか?」って聞いたら、ラザニアみたいなもの、、って言ってたんだけど、出てきたのはご覧のとおり「ラビオリみたいなもの」。実は料理を注文するまでに、周りをいろいろ見てて、パスタは結構なポーションだったのでそれを期待していたので、目の前にこのアニョロティが置かれた時は「え!!」と思ってしまった :-) なんて控え目なポーション :-) (トップの写真は決して食べかけなのではなく、出てきたものの写真なのです)。この一皿が1800円って、、って最初は解せない気分だったんだけど、食べてみたらこれが激ウマ!!たぶんすごい手が込んでいるに違いない。そう思いたい。ロースト肉のソースって書いてあったけど、グレービーにもっと深みを出した感じで、パンでひたすらソースをぬぐって食べたほど。もっと食べたかった :-) ピザはモッツアレラたっぷりのナポリスタイル。トマトソースが結構多くて、中心部がちょっと水っぽすぎて残念だったけど、これも普通に美味しかった。でもアニョロッティが感動的だったので、ピザの感動は薄め。パンおかわりしちゃって全部食べられなかったし。

食事がすんだあとはマーケットプレイスでお買い物。見たこともない種類のパスタや、グリッシーニ、チーズもふんだんにあって、買ったとしてもどうしていいかわかんないものばっかりだったけど、楽しくて楽しくてひたすらマーケットの中をウロウロ。ランチ食べたばっかりなのに、プロシュートを試食したり、オリーブオイルを試食したり。

イタリアワインもかなりの品揃えで、イタリアワインの知識が皆無な私(ブドウの種類さえ全くわからない、、、)は「へー」って感じで見るだけ :-) 2000円~4000円程度のお手軽なワインもたくさんあったのでちょっと試してみようかとも思ったけど、最近とんとお酒に弱くなってしまった私は飲む機会もないし、、。
バルサミコ酢もあれこれ置いてあって、2万円以上する高級バルサミコがフツーに陳列されているのには驚いた :-)

パンも種類がたくさんあって、この時期ならでは?のパネトーネも。テーブルロールサイズの小さなパンコーナーは1個200円で自分で1個ずつ袋に詰めてレジに持っていくことができる。奥にはサイズ大きめのパンを売っているコーナーがあって、種類はミニパンとほぼ同じ。ここは頼めばスライスしてもらえる。そのほかにはクッキーなどのお菓子や、ハチミツ、ジャムなんかも盛りだくさんで大興奮。
向いの建物にはババとかケーキとかのスイーツも売られていて、「ジェラード食べたいね」って言ってたんだけど、私たちが向かった時にはすでにジェラードコーナーはクローズ。残念すぎる、、、、。

あれこれ大興奮で見回った割には戦利品はパスタとパンのみ :-) パスタはビックサイズのフジッリみたいな「エリケ・ジガンティ」とS字の切り口がかわいかった「カザレッチェ」を購入。ジガンティのほうはボロネーゼとかのお肉系の濃いソースに合わせたら美味しそう。ソースもいろいろ売ってたけど、結局パスタしか買わなかったチキンな私。
パンはビターチョコのリュスティック。このビターチョコが小麦のおいしさを邪魔しない絶妙な甘さ。トーストして、生クリームを添えたらこれまたウマ!パンは買いだめができないのが悲しいなー。(冷凍庫はすでにパンでぱんぱん←お!)
何にしても楽しかったこのEataly、ただパティオ席は途中から風が強くなって、ナプキンはとぶわ、ワイングラスは倒れそうになるわ、料理は冷めるわでゆっくり食事ができず、大失敗だった :-) やはり冬場は室内の席をお勧めします。

2008/12/14

suc's avenue / フレンチ / センター北

なんか美味しいものを食べよーと会社のNさんと急きょ計画したはいいものの、日曜日が休みだったり、天気が悪すぎてあまり遠出をするのも、、という気持ちになり、選んだレストランがこのsuc's avanue。
このレストラン、開店した時からずっと気にはなっていたんだけど、まず私たちのようなオフィスワーカーはターゲットにされてないのが明確なのと、基本的にうるさい場所での食事は好きじゃないので、行く機会がなかったんだけど、調べてみたらランチもディナーもかなりリーズナブルだし、土日ならそんなうるさくないかな、、と思って予約TEL。
そしたらすでに満席だそうで、土日は時間制限を設けてないので予約は不可だけど、2時頃ならお店に直接来てくださいと言われたので、2時に現地集合でNさんと待ち合わせ。
かなりの人がまだ食事中だったけど、席にはすぐに案内してもらえて、メニュー吟味、、と思ったら「今日はもうavenueコースは終わってしまいました」とのこと。ランチはオードブル、スープ、メイン、デザートのavenueコースと、スープ、メイン、デザートのsoupコースしかないので、「だったら先に言ってくれればいいのに、、、」とavenueコースを期待していた私たちはちょっとがっかり。

仕方ないのでsoupコースで二人ともメインはお魚、デザートはガトーショコラをチョイス。何かアペリティフでも、、と思いドリンクのメニューをもらって(スパークリングワインを注文したとたんスープが運ばれてきて、「まだアペリティフが終わってないのに、、、」と :-) オードブルないから仕方ないのかもしれないけど、かなりせわしい感じ。アラカルトでなんか頼めばいいかと思ったのに、そのメニューもなかったし。
で、これがスープ。季節のスープってことで、、なんだっけ紫芋?のスープに、菜の花のベニエ。(まあ、フリッターだ。)このベニエがうま!!スープもさつま芋のポタージュほど甘くないし、塩加減もちょうどよくて、パンでぬぐぬぐして食べた :-) これは期待高。

自家製のパン。「パンそのものの味を楽しむためにこのままでお召し上がりください」と言われたんだけど、やっぱりバターは欲しいと思ったのは内緒。しかもおいしいやつ。パンは外はカリっと、中はモッチモチでこれまたうま!パン単体で売ってくれればいいのにって思うぐらい美味しかった。(丸いほうね)

メインのお魚も、地元のお野菜たっぷりだし、ムチムチの身の引き締まったお魚で、かなり美味しかった。なんだろう、変に凝った味付けがしてあるわけじゃないのに、普通のものが普通に美味しいって言うのが、結構好き。
んでデザート。やっぱり品数の少ないコースだったので、ここまでで「ちょっと物足りない、、」っていう気持ちもちょっとあったんだけど、このデザートでそんな気持ちは吹っ飛んでしまったほど。ガトーショコラは最後まで食べるのが大変なほどすっごい濃厚だったし(いい意味で)、添えられたリンゴのジェラートは、まるですりおろしりんごをそのまま食べてるみたいな加えもののないりんごそのものの味。
なんでもこのレストラン、専門のパティシエさんがいて、ケーキを売ってないお店で、専門のパティシエさんがいるのは結構めずらしいことなんだそうな(へー)。
何にしても1500円でこの満足感はすごい。期待していなかっただけにいい意味で裏切られた感じ。ディナーも3900円とかなりお得なので、「こんどはディナーに来てみよう」ということで意見が一致。
��さんの言葉を借りれば、キッズフレンドリーは当然、あまりposhすぎてもダメだし、かといって安っぽい店はウケない、、と、かなりこの地区のニーズを研究して出店している感じ。
ただ欠点はやっぱりうるさいってこと。普通こういうレストランってマナーとして大声で騒いだりしないものだと思うのだけど、子供は普通に走りまわってるし、大衆食堂みたいな勢いで話す人が多いし、みんながしてるからしていいってことではないと思う。(みんながみんなそうだとは言わないけど)。そういうのが苦手な人にはおすすめしません。それがなければ頻繁に通いたいレベルのお料理ではあった。