2016/08/31

鍵引き渡し

とうとう鍵の引き渡し日ー。
CとDは出張が近くて忙しいのと、あんまり毎回違う人をつれていってブローカーさんを混乱させてしまってもあれなので、Sに「ついてきてくださーい」とお願い。
快く引き受けてくれるSに感謝。

アパートの前で待ち合わせて、ブローカーさんとSが話しているのを通訳してもらって。
郵便の転送は5日から12ヶ月間申し込んであるんだけど(25ユーロぐらい)、ドイツはいわゆる「部屋番号」ってのがないので、(なので同じビルに住んでる人はみんな同じ住所)郵便受けや、ぴんぽんのところに必ず名前を貼り出さないといけないんだけど、とりあえず引っ越ししてからでいいや、って思ってたら、ブローカーさんが名前を印刷して持って来てくれていて、郵便受けに入れてくれた。「あとでベルのところもやるね」と。
ほんとこのブローカーさん、英語は全くできなくて、私がドイツ語が全くできないことも分かってくれてるんだけど、めっちゃ一生懸命私にはなしかけてくれるので、かなり申し訳ない気持ちになる(笑)

まずは駐車場と、地下の倉庫(ケラー)と、ごみ捨て場、洗濯干し場(どいつもベランダに干すのがそこそこ許される感じみたいで、使ってる人はいないけど)、自転車置き場をみせてもらう。
ケラーには前の住人がとりつけた棚が残されててラッキー。

そしていよいよアパート内部へっ
正直、このアパートを内見した時は、前の住人の家具が全部置かれてたし、いっぱい人もいてあまり自由もきかなかったし、とにかくアパートを手に入れなきゃ行けない焦りもあって、おおまかな間取りはともかく、部屋の広さとかもほとんど覚えてなかったので、はじめてみるアパートのような気持ち。

明るいー。
このL字の間取りと、窓の多さは家具の配置に困りそうではある、笑
日本みたいに引き戸じゃないので、窓の近くに家具置いたら窓開かなくなるからね、、、


ダイニングエリア(と思われるエリア)の窓はこんな風にベランダに向かって全開になる。知らなかった。
明るくてほんとに素敵だけど、家具の配置はどうしたら、、笑


そしてそして念願のバスタブ☆


そう。そしてバスルームが2つあるんです、これはドイツのアパートのあまり理解出来ない価値観ではある。私だったらバスルームは1個にして部屋を広く取りたいけど。まあ、誰かがとまりに来た時は、シャワーしてるときにもトイレをつかえるから便利?


ゲストルーム。机おいて仕事ルームにする予定


雨戸も自動☆毎日開け閉めしなきゃいけないものなのでなにげに嬉しい。


家具はなくても生きて行ける(と思う)ので、まずは洗濯機と冷蔵庫を置くストレージルームの計測。
前の住人さんも同じようにしてて、この部屋ぎっちぎちに狭くて、どうやって冷蔵庫のもの取り出してるんだろう、、、って思ってたけど、意外にスペースあった。ただやっぱ大型家電は置いてみないとサイズ感わからないよね、ドアの開閉方向とかもしかり。
ただ一刻もはやく洗濯機はほしい。


キッチン。キッチンは前の住人から買い取りました。キッチンはかなり狭い、、、。一人で料理するには問題ないけど、みんなでわいわい料理とかは無理そう。
キッチンはイケアのチープなやつなのでドアはボロボロだし、あちこち欠けたり取っ手が壊れてたりするので直さなきゃだけど、入居してすぐキッチンが使えるのはすごい利点だし、提示された金額がとてもリーズナブルだった(安くはないですよ)ので、これもラッキーだった!(コンロはIHだし、オーブンもあるし、食洗機もあるし、、)
IHになったので日本から大事に大事に持って来たかまどさんがもう使えません(笑)
収納スペースがあんまりないので、大量の食器やら、鍋やら、どうやって収納するか考えなくては、、、。絶対入らないし、リビングスペースにいまみたいにカップボードを置くこともできそうにないので、どうしようかなー。


アパートを見た時は「キレイ!」って思ったけど、前の住人さんはあまり掃除がうまくなかったみたいで、ペイントもしてあるはずだけど、まっしろ、って感じにはなってなかったし、たぶん天井はペイントされてない。そして水回りはカルキ汚れや水垢で汚かったし、シャワーのドアのノブはぼろぼろだったので交換しなきゃだけど、お掃除頑張ってキレイにするどー!

ここは100%「わたしのアパート」って呼べるようになる場所。
ほんとにほんとに嬉しい。

2016/08/30

ビザ問題も解決近し?!

アパートやら免許やら、いろんなことが一気に起こりつつある今日このごろ。

残存している大きな問題は、長期滞在許可と、就労許可。
普段生活している分には、「アメリカ法人の社員である」ことはそんなに障害にはならないんだけど、お給料をいちいちアメリカから送金しなきゃいけなかったり、今回のアパート探しや、公的な手続きになるとやっぱり不便なのは間違いなくて。

昨日免許をもらってCとDに見せびらかしてた時に「あとはビザだねえ」という話をしていて、Cが「もう一度確認の電話してみよう」と言って、電話してくれた。
Cが電話でいろいろ話した後に、「ステータス確認のチケットをファイルするとは言ってたけど、基本的には『アップデートがあったらこっちから連絡するから、電話すんな』という内容だった(笑)」と。
申請してから8ヶ月経ってるんですけどー(笑)

「まあしょうがないよ、気長に待とう」

と言われて、うん、別にアパートが手に入った今、直近でそんな困ることはないからねー、なんて思ってたんだけど、今朝トラムを待ってる間にメールをチェックしたら、、、


!!!!!!!

全部わかるわけじゃないけど、Ausländerbehördeからのメールだし、「Aufenthaltstitels」(=resident permit)「Abholung」(=pickup)「Termin」(=appointment)は分かる!!!!!

思わずスクショとってCに送って「昨日電話してくれたから、こんなメールが届いたよ!すごくない?」と。

で、早速アポイントメントを取ろうとしたんだけど、

Bitte buchen Sie nur dann einen Termin, wenn Sie Ihren PIN/PUK Brief von der Bundesdruckerei bereits erhalten haben.
って書かれてるのね。こないだ外国人局に行った時にも(もう1ヶ月も前、、)PIN/PUKが記載された手紙が届くから、って言われてたんだけど、まだ届いてない。

まあでも一応アポは取っておく。
なかったら「お前がカード取りにこいてメールしたんやんけ!」と言えるように、メールも印刷、笑。

何回も書いてるけど、ここ数週間でいきなりいろんなことが動き始めて、正直驚いてる。
ドイツにきてからずっと、ドイツには「これでもドイツに滞在したい?」って試されてる気がしてて、絶対負けない、絶対負けないって言い聞かせてきて、さすがにアパートの時は、「もうドイツに歓迎もされてないんだし、日本に帰ろう、、」と本気で思ってたけど、トラブルが一気に解決しはじめて、ちょっと怖い(笑)

「ドイツがやっと私の辛抱を認めてくれて、受け入れはじめてくれた」

とみんなに言ったけど、まさにそんな状態。とはいってもまわりの人の助けあってこそだけどね。

そしてビールを飲む。
この黒い森のビール、めっちゃ好み。


明日は鍵の受け取り、そして引き続きパッキング!

2016/08/29

日本の免許をドイツの免許に書き換え(4):完結編

今日はランチの時間をすこし長くとって、免許の受け取りに。

英語は使えないので、「Ich möchte meinen Führerschein abholen」「Ich möchte meinen Führerschein abholen」と何度も練習して、Führerscheinstelleへ。まあ、Führer言えないんですけどね。

待ち合い場所で待っていたら
「ちりさん?免許の受け取りよね?」と言われて、「はい」といって書類を渡したら「ちょっと待ってねー」と言われて、「Ich möchte meinen Führerschein abholen」を使い損ねた(笑)練習したのに!

オフィスに通されて、「はい、これが免許ね、15年間有効よ」「ここにサインしてね」と言われて、サインして終わり。終わったのがわからなくて「びん いっひ ふぇあてぃひ?」って聞いたら「(笑)ええ、alles gutよ」と。こないだ申し込みしに来た時もそうだったけど、Führerscheinstelleの人いい人ばっかり。

あっさり。「Ich möchte meinen Führerschein abholen」練習したのに(←しつこい)

念願のドイツの免許ーーー!!!ちょーくーる。


免許の裏に運転出来る車種と、制限がかかれているんだけど、私は 01. 78. 70.
01 は眼鏡等、78 はオートマ限定、70はこの免許で運転出来る国の制限
ちなみにドイツでは2カ国の運転免許を持つことは許されてないそうで、日本の免許はボッシュートされました。帰国時には返してもらえるらしいけど(まあ、アメリカの免許も持ってるんですけどね)

書き換え後の日本の運転免許証について日本の運転免許証をドイツの運転免許証に書き換える際に、原則として、日本の運転免許証はドイツの運転免許センターに一定期間保管され、その後、当大使館宛てに郵送されることになっています。しかし、現状では必ずしもドイツ当局から全ての免許証が当館に送られてきているわけではありません。当館に送付された免許証に関しては当館管轄地域にお住まいの方には当館から、当館管轄地域以外にお住まいの方には居住地管轄の各在外公館に転送後、在留届で住所・連絡先が確認できる方に返却しています。(日本領事館HPより)

、、、在留届してないな


さっそくStadtmobilに登録してみようと思って、英語のサイトを見たけど、どうやら滞在許可がいるっぽい?
(あとからDEUのサイトを確認したら、Meldebestätigungで良さそう?)
まあこれは引っ越してから追々考えよう。いまいち月額とか分かんないし

そしてオフィスにもどり、CやDに免許を見せびらかして(←迷惑)、席にもどったら、アパートのブローカーさんから保証金口座の書類に家主のサインがされたものが送られてきて、Dに「これを銀行に持っていけばいいんだよね?」って聞いたら、「そう。あとはKontoauszugをもらってね」と。「明日一緒に行こう」と言われたので、「大丈夫。英語話せる人いるし、一人で行けるよ」と行って、またオフィスを抜け出して銀行へ。

かつて知ったるカウンターへ向かって「英語でもいいですか?」って聞いたら「もちろん」って言われたので、「保証金口座の書類に家主からサインをもらったのでもってきたんですが、家主はアメリカ在住なので、スキャンですが、大丈夫ですか?あと指定の金額がちゃんと送金されたかを確認したいです」と聞いたら「うーん」と言いながら、「確認するので、待ってくださいねー」とにこやか対応。ほんとこの銀行すごいサービスが素敵。

しばらくしたら、OJT中っぽい若い人をつれて私のところにきて、「彼女のほうが英語が出来るので、間違いないように彼女に通訳をお願いするわね」と。で、これが保証金口座であることと、ステートメントKontoauszugが欲しいことを伝え。
担当のお姉さんはずっと誰かと電話で話してたんだけど、またしばらくしたら「ちりさんちょっとこっちに来てください」って呼ばれたので、カウンターに向かったら、「この書類のサインはほんとに家主のもの?」と聞かれたので、「はいそうです。そこにxxx (アメリカの都市の名前)って書かれているように、彼はアメリカ在住なので。」と。
けっこうなんかトラブっているっぽい。

電話が終わったので「大丈夫でしたか?」って聞いたら、「うーん、賃貸契約書にサインした人と、家主さんの名前が違うからちょっと問題だったの」と言われて。

ああ、なるほど、、
新しいアパートは家主さんがアメリカ在住なので、不動産屋さんが全ての権限を持ってて、当然賃貸契約書のサインは彼のサインになってるんだけど、それが「なんで名前とサインが違うんだ」って話になったみたい。

でも、なんとか処理してもらえたみたい。
8ヶ月経って、1個ずつ、ほんとに1個ずつ問題が解決していってほんとうに嬉しい。

そして31日には鍵の受けとり。
Mが懐かしのヤマトさんの箱も持って来てくれて、なんとシュリンクラップもくれたので、キッチンの梱包をはじめなくてわ。

シュリンクラップといえばこの人。どうしてるかなー、笑

2016/08/28

パッキングパッキング

暑い。

シャッターを閉め切っていても、部屋の温度がどんどんあがってパッキングをしてても汗でべとべと、じっとり。大変に不快。エアコンが欲しい、、。来週はちょっとだけましっぽいけどでも30度近い日が続く。

キッチンはまだ段ボールがないのではじめてないけど、とりあえずワードローブの中身をなんとかしようと思ってパッキング開始。
無印で買ったプラの衣装ケースはそのまま持っていけるし(中身がほぼ丸見えなので整理しなきゃだけどw)、とりあえず布の衣装ケースに服をつめこんでいく。アメリカに引っ越す時も、ドイツに引っ越す時も、中身は圧縮してつめられるだけつめたけど、今回は国内の引っ越しなので、そのままにすることにした。

Spotifyのプレイリストもパッキング用(笑)けどぜんぜん曲がタイプじゃなくてむしろイライラする曲ばっかだったのですぐ変えたけど。


Carly Rae Jepsenは可愛いけど、Call Me Maybeは何故か聞くとイライラする(多分アメリカにいる時にラジオで流れ過ぎてたせい)



布の衣装ケースには、スーツとか、コートとか、高めのものを中心に。
引っ越しの最中に虫拾ったら嫌だし防虫剤がほしいなあ、、ドイツにも売ってるのかな
ワードローブにはムシューダと、ラベンダーの袋をいれて、虫がつかないようにはしてたんだけど。


段ボールにもいれるだけだけど、、、かさがあるからすぐいっぱいになる。段ボール足りるのかしらん、、全部つめ終わってないのに8箱使ってしまった


ブランケットの類いは圧縮することに。もってきてよかったQぽん(1年ぶり3回目)。30Wの変圧器なのでほんとはダメですが。シュリンクラップは今回はないけど、Qぽんは引っ越しアイテムでほんと買って良かったものの一つだなあ。
しかし段ボールが全部小さいので圧縮したら幅が合わず段ボールに入らぬ。


布ものは傷がつくことはないだろうので、適当につめてるけど、問題はキッチン、、、、。
梱包してたわけじゃないけど、戸棚から出してたら手が滑ってグラスを1個割ってしまった。そんな高価なものじゃないけど、ナハトマンの繊細な薄いグラスで口にあたる感覚がとてもよくて気に入ってたのに、、、、


保証金とかも必要なのは分かってたので、けっこう沢山送金したんだけど、なんかぜんぜんお金が足りなくなってきてまたアメリカから送金。ドルが高い時にいっぱい送金しておけばよかった。

このアパートから出て行けるのはほんとに嬉しいんだけど、なにせ今週だけで6,000ユーロ近いお金がなくなったので(うち3,000ユーロの保証金は預けるだけで「使った」わけではないけど、、今のアパートのカラ家賃がほんと腹立つ)キッチンの代金も払わなきゃだし、今のアパートの保証金が帰ってくるのなんていつかわかんないし、アメリカの口座に入ってるなけなしのお金が足りなくなってもマイナンバーのせいで日本からは送金出来ないし、どうやってやりくりしていけばいいのだろう。

いざとなったら未払いのボーナスを請求する。

2016/08/27

さてと

今日は朝からCに頼んで段ボールショッピング。

アメリカからの引っ越しに使った段ボールは、もう引っ越すことはないだろうと思って大きいのは全部捨ててしまって、小さいのはMもちょうど引っ越しだったので、全部あげてしまって。
Mはまだ段ボールを持ってるらしいので、返してもらう予定だけど、絶対に足りないし、持って来てもらえるのもいつになるか分からないし。

久しぶりのDIYストアー!わくわくするなー!
網戸を買うのに中央駅の近くのBAUHAUSへは行ったことあるけど、このサイズのDIYストアは約1年ぶり。
まさにほーむでぽ。
ケルヒャーとかめっちゃ安くて欲しくなる、笑


ミニにぎゅうぎゅう詰め込みました、笑


ついでにバスルームの電気が切れてたのも交換。だいぶ前に切れてたんだけど、電球の外し方が分からなくて(多分力任せにやったら出来た気がするけど、壊したら大変なので)、Cに見てもらってやっと交換。


その他にも電気、インターネットの引っ越しの申し込みもやってもらった。
さて、パッキングをはじめなくては、、、
箱を組み立ててみたらかなりちっさかったので、既に箱が足りない気がするけど。
何か足りなくても自分で買いにいけないのがしんどいなあ。


とりあえず簡単な靴から、、と思ってはじめてみたけど、
これも一度たりとも履いてないなあ(日本では履いた)、、、すごい綺麗な靴なのに、このヒールでは石畳を歩けない。石畳(石と石の間のすき間)でどれだけのヒールの巻きを剥いで靴をぼろぼろにしていることか。ドイツじゃ車にのらないからヒール履き放題♪って思ってたけど、盲点だった


1/3 終了。なんというでじゃぶ感。何回このシーンを繰り返せば良いのか。
不織布とかとっておいてよかった。



スペースがかなり無駄になるケースや箱に入れる必要があるのかって話だけど、下駄箱とか買うの随分あとになるだろうし、型くずれして欲しくないし、、

2016/08/26

暑いよ

せっかく秋がきたと思ったら急に夏がもどってきて真夏日が続く。

オフィスはエアコンがあるので快適だけど、トラムはサウナだし、昨日は夜になっても気温が下がらなくてよく眠れなかった。はやく秋こーい。



じっとしてても汗でべとべと。
ランチもぜんぜん歩く気力がなくて、タイ料理。
先週はじめて食べた82番。春雨を野菜と卵でいためてあるやつ。
先週食べた時は美味しかったんだけど、やっぱりしょっぱすぎて、食べるのがほんと辛くてお水を追加注文しようかと思ったほどだったんだけど、今日はシェフが違ったのか普通に美味しかった。まあしょっぱいけど


今日はカールスルーエのお城でビールのフェスティバルがあるらしくて、Mが誘ってくれたけど、このうだるような暑さの中で人ごみの中でビールとか、考えただけで気持ち悪くなりそうだったので、お断り。
エアコンに慣らされた身体にこの暑さと湿度はほんと堪え難い。

アパートに帰る途中にのらうさに遭遇。
かわいいなー


明日はCとパッキング用品のお買い物!

2016/08/25

やっぱり一筋縄では(笑)

やっとアパートの契約が出来たので、保証金やら、9月のダブルレントやら、キッチンの購入代やら、大金が出て行く。
前もってアメリカから数千ドルを送金してあったので、残高は大丈夫なんだけど、問題は保証金の口座。

ドイツでは保証金を支払うのに、大家さんと連名の保証金専用の口座(Mietkautionskonto)を開かなくては行けないんだけど、この口座は大家さんが開くか、賃貸人が開くかの選択肢があり。
今のアパートは前者だったので、指定された口座に振り込むだけで済んだんだけど、新しいアパートは、大家さんがアメリカ在住ってこともあって、賃貸人の私が開かなくてはいけない。

ドイツに来たとき、銀行口座を開こうとはしたけど、滞在許可も、就業許可もなくてぜんぜん開けなくて、結局インターネット専用口座が唯一開けたので、銀行口座は持ってるんだけど、インターネットバンクなのでセービングアカウントもないし、ましてや保証金の口座など開けるはずもなく。

Dにヘルプをお願いして、Dのメインバンクに連れて行ってもらう。
Dが銀行の人に説明してくれて、パスポートを渡したんだけど、やっぱり滞在許可と就労許可がないことが問題になり。窓口の人がどこかに電話して確認してくれたんだけど、「滞在許可と就労許可がないと口座は作れません」とあっさり却下。

、、んもう。分かってたけどさ
もちろん「開けなかったらどうしよう?」って焦るんだけど、なんかもうドイツで何かをする時にトラブルなしですすむわけがないという自覚がそろそろ出来てきたので、「まあなんとかなるさ。払う意思はあるんだし、いざとなったら家賃の口座にとりあえず振り込むことが可能か聞いてみればいい(誰かに聞いてもらうんだけど、笑)し」みたいな。でも楽観思考になったわけでは決してない。

で、「他の銀行もあたってみよう」ということになり、道すがらにあった「Banco Santander」へ。この銀行はスペインで一番大きな銀行らしい。
待合室的なところでしばらく待って、担当の人が開いたので、Dが「保証金の口座を作りたいんだけど」って聞いてくれたんだけど、「当行は保証金の口座は扱ってないです」と言われて終了(涙)

次はさらに道すがらにあった「Targo Bank」という銀行。
「これ、どこの銀行?」ってDに聞いたら「わかんないけどとりあえず行ってみよ(笑)」と。
で、また窓口の列に並んで、Dが保証金口座を開きたい旨を伝えて。

「パスポートありますか?」
「賃貸契約書ありますか?」
「住民登録ありますか?」

といろいろ聞かれて、Dが就業許可は既に承認されてるけど、まだ仮ビザ(Fiktionsbescheinigung)しかないことを説明してくれたり。しばらくDが窓口のおじさんと話してた後、「保証金口座だけを開設するには15ユーロ必要です」と。なんか大丈夫っぽい?!
窓口のおじさんは英語も話せて、Targo Bankがフランスの銀行であること、もともとシティバンクだったことなどを説明してくれた。Dにも「いまならいいオファーありますよ(笑)」とセールスも怠らず。
しばらくおじさんががしがしなんかを入力してて、「担当に引き継ぎますのでしばらく待ってくださいね」と、待合室へ。

、、、開設できるかな? 期待もあり、まだ不安もあり。

待ってる間も「なにか飲み物いかがですか?」と聞かれて、コーヒーをもらったり。ドイツでは当たり前らしいけど、ただ口座開設するだけですごいサービスだな。

しばらく待って、担当の人に引き渡しをされて、オフィスに案内される。
パスポートを出し、賃貸契約書を出し、住民登録証を出し、つつがなく処理がすすんで行く。

「アメリカに税金払ってますか?」と聞かれて「はい」と言ったら、タックスIDか、SSNが必要ですが持ってますか?と聞かれたので、おおそれは予測してなかったと思いつつも、SSNは常に携帯してるので(カードじゃなくスキャンしたものをセキュアなクラウドにアップしてある)、助かった。

全部の処理に40分ぐらいかかったかな。
「それではこれが保証金口座のIBANとBICです。指定の金額をここに振り込んでくださいね」
「この書類3枚に、それぞれ家主のサインをもらって、郵送するか、持って来てください」
と言われて、おおおおおおーーーー!!ひらけたーーーー!!!
担当の人もものすごい親切で、基本はドイツ語での説明だったんだけど、私が「???」って顔をしてると英語に切り替えてくれたり、私がDに質問したら、ドイツ語への翻訳必要なく英語でこたえてくれたり。

あとは口座開設手数料の15ユーロを窓口で支払って(担当の人がわざわざついて来てくれた)、口座開設かんりょおおおおおおおおおおお

ありがとう Targo Bank。
Dも「ここのサービスはほんと素晴らしいね。ありえないぐらいみんなフレンドリーだった。僕も本気で口座開こうかと思ったよ、笑」と言ってたので、アタリをひいた感が半端ない。
貯金する余裕は今はないけど、就労許可が取れたら、ここに貯蓄口座開こうかな(笑)


会社に戻って、早速保証金を振込。
家主のサインをもらわなくてはいけない書類は、スキャンして、ブローカーさんに送付。
明日念のため誰かに確認の電話してもらおう。

残りのTo Do
  • 大家さんにサインをもらったら、銀行に持っていく
  • 銀行でステートメントをもらって、ブローカーさんに送付
開けてよかった。

滞在許可も就労許可もない人が保証金口座を開くのに必要な書類を覚え書き

  • 賃貸契約書(Wohnraum-Mietvertrag)
  • 住民登録証(Meldebestätigung)
  • パスポート
  • 仮ビザ(Fiktionsbescheinigung. 持ってればの話)
  • アメリカに税金を払っている場合はSSN
  • 雇用証明か雇用契約書(今回必要なかったけど、最初の銀行では聞かれた)
一番大事なのは1個の銀行でダメって言われても全部の銀行でダメということではないこと。

ーーーーー
ところで今朝会社に出社して、まずはCEOのところへいって「アパート契約できました!」と報告。「よかったねー」と言われて「ほんとラッキーでした。大家さんがアメリカに住んでて、私がアメリカの会社に所属していることがそれほど問題にならなかったみたいなので」と。

でいつものようにオフィスに向かう道すがら、すでにオフィスにいる人たちにもるげんもるげん言いながらてくてく歩いてたら、Iが「ちりー、ちょっと待って!」と言うので「なになに?」って立ち止まったら、
「アパート見つかったんだってね!おめでとう。これ、多分必要になるんじゃないかとおもって(笑)」とIKEAのカタログをくれた。


優しい世界。

トラブルは多いけど(笑)ほんとに私素敵な人たちに囲まれてるんだなと再認識。

2016/08/24

とうとうー!

アパートの契約書にサイン!

あとは、保証金を支払って、今のテナントさんがいるうちに、アパートに行って引き渡しを済ませたら、いよいよ引っ越し。

6月から、約3ヶ月間、ほんとにほんとに辛かった。いっぱい泣いたし悔しい思いもしたし、住むところがなくなる不安で眠れなかったし。
でもほんとにいろんな人が支えてくれて、なんとか契約までこぎつけた。
同僚や友達が助けてくれなかったら、ほんとに何もできなかった。


このアパート騒動で、友達(今の家主)は一人失ったけど、そういう人だったんだとはやく分かったのも良かったことなんだと思いたい。"There's always good in bad" とEが励ましてくれたっけ。

逆に、何も見返りも求めず助けてくれる友達や同僚がいるって、ほんとうにありがたいと思った。
いつか恩返しするからね。

困ったのは保証金の口座だけど、、、(私は窓口があるドイツの銀行に口座を持ってないので)
アパートもなんとかなったんだから、きっとそれもなんとかなる!

best day, ever.

家具や電化製品を物色しなきゃ。パッキングもはじめなきゃー。

おぼえがき(順不同)

2016/08/23

焦ったけど、あとすこし!

6月頭からずっとストレスのかたまりだったアパート探し。
アパートが契約できそうになったのが先週の火曜日で、「来週までに契約書を準備してまた連絡します」と言われてあっという間の1週間。

「契約書にサインするまでが遠足です」

と自分に言い聞かせながらも、もうリスティングもチェックしてないし、あとは連絡を待つのみ、、、何も起こりませんように、、、と祈りつつ、昨日は連絡が来なくて。

朝通勤の途中にメールをチェックしていたんだけど、そしたら”Wohnungsanfrage"という表題のドイツ語のメールが来てて。
もちろんドイツ語なので読めはしないんだけど、ぱっと目に入ったのが
"Die Entscheidung fiel auf eine junge Familie. Es tut mir wirklich sehr leid."
(=大変残念なのですが、アパートは若い夫婦に貸すことにしました) 
という一文。
、、、心臓がとまると思った。いや多分ちょっと止まった。
ああ、この土壇場で心変わりなんて、、、どうしたらいいの、、、とプチパニックに陥ったんだけど、全文をgoogle翻訳かけてみたら、ふと「!」ってなって。

、、この人は違うアパートの家主さんだ(笑)

本当に焦ったし変な汗かいたよ、、、、。早とちり(・A・)イクナイ!!

そして、Sに「今朝こんなメールがきてね、すごく焦ったよ」って話してたんだけど、「もし今日電話来なかったら、明日電話しよう」って言ってくれて。

何故かまた夏が戻って来たので、ランチはまたVogelでブルストサラダ。
1:30にミーティングがあったので、さっさとランチしたかったんだけど、なにせ食べ終わってからお会計をするのに時間がかかる、、店員さんとまず目が合わないし、「すみませーん」ってする勇気があまりない、笑


ランチから帰って来てパートナーさんとのコンフコールを済ませて、席に戻って来たら、、

不在着信っ!!

ブローカーさんだっ!!!
また留守電を残してくれていたので、聞いてみたけどさっぱりわからないので、またSのところへ「へるぷーー!」と。
Sが留守電を聞いてくれて、「契約書が準備できたって。今日か明日の5時半以降にオフィスに来てって言ってるよ。でも僕は今日用事があるから、明日でいい?」と。
「もちろんっ!!」といいつつ、Sにまた電話をしてもらい、アポゲット。

ああもうほんとにあとちょっと。今のアパートの退去はものすごいトラブルになるだろうけど、もう引っ越して縁を切れるならどうでもいい。
契約書に合意出来ない内容が入ってないことを祈る。

2016/08/20

Lichterfest im Stadtgrenze

8月というのにすっかり秋の陽気の今日この頃。

ペストリーやパスタサラダでお腹いっぱいになりつつ、一言も理解できないドイツ語のテレビを見ながらだらだらと午後を過ごしていたら、Dから「今日Sとギリシャ料理のレストランに行ってからLichterfest im Stadtgrenzeに行くけど、来る?」とメッセージが来て。「Lichterfest im Stadtgrenzeって何?」って聞いたら、カールスルーエの動物園で年に1回開催されるライトアップのイベントらしい。

「お腹いっぱいすぎるから、ギリシャ料理は無理だけど(ギリシャ料理は量が多いことで有名)、lichterfestへは行きたいな」と返信。
天気が悪かったので不安だったけど、家を出なきゃ行けない時間になったら嘘みたいに雨があがったのでラッキー。ただまたいい時間のトラムがなくて、20分待ちとかだったので、動物園まで歩いて行くことに。もうほんとトラム不便すぎる。

「中央駅のほうにある入り口で待ち合わせね」と言われてたんだけど、動物園にはもちろん行ったことないので、入り口ってどこだろう、、とさまようこと数分。
そしたら駅の真ん前に出てしまって、「??」ってなって「入り口が分からないので駅前で待つよう」とメッセージしてうろうろしてたら、駅の真ん前に入り口があった(笑)知らなかったー。


入場料は7ユーロ。雨上がりの空がキレイ


まだ明るいので、動物園散策。でもさすがに普段の閉園時間を過ぎてるので、動物たちは外にいなくて、見れたのはアザラシと(かわいい)


ペンギン(かわいい)


ホッキョクグマもいるらしいけど、残念ながら見れなかった。
徐々に暗くなってきて、ライトアップがきらきら。クリスマスのライトアップみたいな派手さはないけど、道にキャンドルが並べられてて、全部に火がついてるのがすごいと思った。消えたらだれかがつけ直してるんだろうか。
「この動物園には日本庭園があるんだよ」
と言われて、「えっ、なんで?」って聞いたら、「分かんないけど、笑」って言われたけど、1914年に作られたというけっこう歴史のある庭園らしい。

ほんまや


鳥居とかもあったりして。
「鳥居は人間界と神の世界を区切るゲートなんだよ」と限りなくゼロに近い知識で説明してみたり、笑
今おもったけど、ドイツ語でゲートは Tor. 鳥居は Tori。なんか関係ある?!(多分ない)
ぜんぜん関係ないけど、こないだ背中が痛い(Ich habe Rücken Schmerzen)っていう話をしてた時に、ドイツ語では背中=Rücken なので、「もしかして『リュックサック』ってドイツ語なんじゃないの?!」って思って、Rückenという単語がやっと覚えられたという話は、それほど興味深い話でもない。

お後がよろしいようで。

1927年に狛犬(Steinlöwen)が名古屋からやってきたと書かれていて、「名古屋!」とびっくり。


さすがに雨の後で庭園への道はどろどろだったので、中には入らず。
「日本の神社が恋しくなったらここに来るわ」と(笑)

北緯49度線の目印。下にちらっとうつってる白い線が北緯49度らしい。
石に開いてる穴の中には、同じく北緯49度にある都市の写真がある。パリとか、バンクーバーとか。
なんかちょっと感動。


すっかいり日も暮れて、ライトアップが映えます(何故か鳥居)


「暗くなったら、ボートに乗ろう」と言われていたので、動物園をぐるっと一周したところのボート乗り場へ。
ボートといっても足でこぐ白鳥みたいなやつじゃなくて、自動でうごくやつ。


ボートに乗ってる間、アヒル(か、カモ)がボートについて来てめっちゃ可愛かった。慣れてるんだねー


ペリカンも!!!(しかも大量)


半周約20分ののんびりボート。


派手さは全くないライトアップだったけど、ボート楽しかった!


帰りは歩くのも怖いし、と思ってトラムに乗ったんだけど(DとSがトラムがくるまで一緒に待ってくれた)、トラムに乗る時に、変な仮装をしてる大量の若い酔っぱらいが乗ってて(中央駅でだいぶ降りたけど)、「あ、、、これは、、、」と思って、一番遠い場所に座ったんだけど、途中で乗客(この人もよっぱらい)とその人たちが怒鳴り合いをはじめて(ドイツ語なので何を言ってるか分からない)。ものすごい怖かった。
はやく到着してほしい、、、と願いながら、でもさすがに途中で怖くなって、ZKMで下車して歩くことにした。スニーカー履いててよかった

近くにあるのに一度も行ってないZKMの美術館



最後はちょっと怖い思いをしたけど、楽しかった。誘ってもらえてよかったー!

パスタサラダ

朝からがっつり食べた今日だけど、なんかしっかり料理する気もしないし、いや料理は普通にしたいけど、材料を買いそろえるのが面倒でしょうがない(もっとあかんやつや)。

なんだか分からないけど、最近「塩を控えてください」「ビールはほどほどに」「肉を減らしてください」「野菜を食べてください」と身体が問いかけてくる気がするけど、自炊を毎日する気力もないし、外食で野菜をとるとかドイツじゃ無理だし。

閑話休題

こないだSのBBQにCが作って持って来たパスタサラダが美味しかったので、作ってみることに
全粒粉のパスタ、ルッコラ、パプリカ、トマト(Cはドライトマトを使ってたけど、チェリートマトがなかったかららしい、笑)、青ネギ。シンプル。
チーズはモッツアレラかパルメザンがよいらしい。私はモッツアレラ派だけどREWEにはブーファラ売ってない。


ビネグレは、バルサミコ、オリーブオイルのシンプルなものだけど、ここにペストを入れるのが決め手らしい。すごいアイデアだわー。私はぜったい思いつかない


コーンが好きなので入れました、笑


ビネグレを混ぜ合わせたところにパスタを入れて、野菜をいれて、まぜて塩胡椒で味を整えるだけ。
簡単!


そしてこれほんと美味しい。簡単につくれるし。定番サラダになりそう。
まあ、サラダじゃないとは思うけど、笑。

クランベリーチーズペストリー

ドイツのパンは美味しいけど、カウンター形式のパン屋さんはいまだに敷居が高い(名前が分かるものか、指差しが出来る位置にあるものしか変えない)のが困りどころ。
大きいパンを買って、好みの厚さに切ってもらうなんて、いつになったら出来るようになるんだろうというレベルで(まあ、チャレンジしないのでいつまでたっても無理、笑)

朝食は基本食べないんだけど、食べる時は甘いもの派。たまに会社に行く前にパン屋さんに行って、甘いパンを買うんだけど、なぜか甘いパンはお砂糖でがちがちにコーティングされてたりして恐ろしく甘いものが多い。
こないだCと食べたクイニーアマン美味しかったなあと思って、自分で作ってみようとしたけど気温が高い日だったので伸ばしてる間にバターがどろどろになってしまって、とても食べられるシロモノじゃなかった。

お豆腐でも思ったけどなんでも1から作る必要もないんだし、と思ってパイ生地をスーパーで探してたんだけど、いわゆる日本の「パイ生地」的なものは冷凍のしかなくて、冷凍庫はスペースがないので冷蔵の Blätterteigというのを買ってみた。


月末で賞味期限が切るクリームチーズも使う(笑)
もうこの時点でクイニーアマンではないけど

クリームチーズとクランベリーをフィリングに


タイク(生地)はあんまりレイヤーな感じではなかった。スケッパーで6等分。


バターとお砂糖をひいたマフィン型に、タイクをくしゅくしゅつめて、クリームチーズフィリングを


卵塗ろうかなーって思ったけど、めんどくさいのでやめた。グラニュー糖をぱらぱら


200度のオーブンで30分ぐらい。
焼けました。生地はやっぱり思ったよりレイヤー感はなく。


クリームチーズとクランベリーってなんでこんなに美味しいのか


生地が甘くないので、フィリングをつめるまえにお砂糖をふってもよかったかな、って感じ。
次は冷凍のパイシートで試してみよう。