2006/12/29

Crêperie la Rozell / Gallete



ドイツに滞在中の週末、フランス人のEが「フランスへ行ってガレットを食べましょー」と連れて行ってくれたのが、このレストラン。フランスとはいっても私が滞在していたKarlsruheからこのレストランがあるLouterbourgという街までは車で30分程度なのだけど。ガレットを食べに国境を越える贅沢さ。陸続きって素敵。国境を越えると、いきなり標識や看板がフランス語表記になる。小さな街でも、ああ、フランスにきたんだなという実感。
ガレットといえばフランスの名物なんだけど、フランスではブルターニュ地方を中心に、Crêperieと呼ばれる、ガレット、クレープの専門店があちこちにあるらしい。んで、ガレットを中心としたコースまであるんだそうな・・・そりゃすごいや。日本ではガレットを「そば粉のクレープ」と表記することもあるけど、フランスではガレットとクレープは厳密に区別されていて、ガレットは塩味で、メインミールにできるもの、クレープは甘い、デザートなのだそう。

お店はこじんまりかつ整然としていて、お店の人はフランス語しか通じない。でもネイティブがいるので、ぜんぜん困らない(笑)。で、まずはフランス式にりんごのワインから。りんごのワイン(シードルなのかな?)は2種類いただいたけど、どちらも美味しかった。面白いのは、グラスで飲むんじゃなくてBolêeと呼ばれるマグカップのようなカップで飲むってこと。これは伝統的なものらしいよ。

私が選んだのは右のアスパラと、きのこ、ベシャメルソースのガレット。ソースや味付けはやっぱり濃かったけど、ガレットの生地の美味しいことといったら。ほんと香ばしくてぱりぱりで。香りもすごく良くって、実は私はクレープ自体があんまり得意じゃないんだけど、確かにこれは食事にできる。みんなのもハム入りやチーズ入り、ベーコンやらきのこやら、サーモンやら、もうテーブルがすごい豪華だったよ。

クレープ職人さん。チーズ入りのクレープを作成中。私も卵入ったのにすればよかったかなー。

私がデザートに頼んだクレープ。アイスクリームとチョコレート、アーモンドクリーム?かなんかのクレープだったんだけど、これが甘いの何の!薦めてくれたEに悪いと思って全部がんばって食べたけど、歯にしみるような甘さだった(笑)。これで太らないんだからフランス人すごいな。

2006/12/26

ISOLA TRATTORIA / イタリアン



12/23イブイブディナー。玉高10階にあるこのイタリアンレストランは、本格的ナポリピザが売りのお店。
玉高というとらぶまっく夫妻と一緒に訪れたASOチェレステがまだまだ記憶に新しく、その時のディナーの内容も大変満足のいくものだったので、同じ玉高ならと期待も高まる。しかも今回は1万円のクリスマス特別フルコース。ただ他の店は予約は全滅だったのに、このお店だけは予約ができたのが、ちょっとだけの不安材料ではあった^^
7時15分の予約に、7時をちょっと過ぎたころお店に向かう。予約があることを伝えるとすぐに席に・・・というわけでもなくて、結構待たされて、こっちから言うまでコートも預かってもらえず、うー、むむむ。



食前酒はすぷモーニかお酒の飲めない人にはブラッドオレンジジュースかのチョイス。Stuzzichinoはこってりとしたコンソメのスープ。金箔が入っていてなんかちょっとわたしの趣味ではない。Antipastiはズワイガニと、キャビア、えびのサラダだったかな。これは普通に美味しかった。

で、これが名物のナポリポザ。ナポリピザというカテゴリがどういうものなのかわたしにはよく分からないんだけど、ぱりぱりのクラストではなくて、とにかくモチモチとしたポンデケージョのような生地。結構おなかに持ちそうなんだけど、6インチ程度のピザを2人でシェアするわけだから、なんだか物足りない・・・。


パスタは、ホロホロ鶏の自家製タリアッテレ。タリアッテレのゆで加減は抜群、味もとっても美味しくて、「あー、もっと食べたい・・・」という感じ。なにせポーションが少なすぎるよ。
メインは小牛のグリル。焼き加減も栗の入った赤ワインのソースも絶妙で、ものすごく美味しかった。でも添えられているスナップえんどうの筋取りをしてないのはどうかと・・・。
奥に見えるスフレは、「根セロリのスフレ」と名打ってあったけど、ものすごいしょっぱくてとても食べられたものではなかった。お肉はほんとに美味しかったのが救い。


デザートはロールケーキ。
えー、、ロールケーキですか・・というがっかり感と、ロールケーキに巻かれているチョコレート風味のシート(?)が、昆布に見えてしまい・・・。まずくはなかったけど、美味しい!!って思える品でもなかった。
・・・で、写真をみても、「えっ、これだけ?」って思ってしまうような内容のディナー。
これで1万円はクリスマスとは言えかなりぼったくり感。これにワインを頼んでサービス料を取られて(たいしたサービスも受けてないのに)、一人1.5万ほどの食事だったけど、1.5出したらもうちょっといい食事ができるよなあー、とかなりのがっかり感。
この店はもう二度と行かないと思う。

2006/12/18

Langos



これはカールスルーエのクリスマスマーケットで食べた、Langos。これはドイツ名物ではなく、ハンガリーの名物らしい。お店の前にすごい行列ができていたので、興味がわいて、Langosってどんな食べ物?って聞いてみたら「パンケーキの上に、たっぷりのガーリックとたっぷりのチーズを乗せたものなの。ガーリックの量が半端じゃないから、あれを食べたあとは誰ともキスできないわよ」と、フランス人の彼女(笑)。そして「私はLangos大好きなのよー」と列に並ぶ。並んでいるとこのLangosを持って歩いていく人がいて、「うわー、美味しそうだけどヘビーな感じー」と思い、「ねえ、半分こしない?」と提案してみるも「大丈夫、1個食べられるって!」っと彼女。
で、例によって注文してもらい、揚げたてのLangosを手に入れる。すごいチーズの量だわ、こりゃ・・・。



wikiさんにお伺いをたててみるとLangosの生地はジャガイモからできているらしいけど、ぜんぜんじゃがいもくささみたいなものはなくって、揚げたてのドーナツみたい。
そんなふわふわのドーナツ生地に、おろしにんにくがたっぷり入ったサワークリームと、これでもかという量のチーズ。このおかず系の味のもののとは別に、粉砂糖をふっただけのものや、りんごジャムを乗せたものがあったけど、粉砂糖も美味しそうだったなー。
しかし見た目ヘビーだけど、これが美味しい!
にんにくでちょっとぴりりとしたサワークリームも絶妙だし、チーズはやっぱりちょっと多すぎたけど、この揚げたての生地が美味しいーーー。
さすがに1枚は全部食べ切れなかったけど、これは美味しかった。今度はお砂糖の食べたいな。

2006/12/17

サンドいろいろ



ハイデルベルグのクリスマスマーケットに連れて行ってもらって、あちこちにある屋台のお店で食べたのがこれ。お店の中の大きなグリルテーブルでちりちりと焼かれているソーセージはいったい何種類があるのかわからないほど。
どれがいい?って聞かれて、「赤いのがいいかも」と言ったら「あれはスパイシーだけどいい?」と確認されたので、「もちろん~(いやむしろ辛いの大歓迎)」と、注文してもらう(←甘えすぎ)。

お店のおねーさんが、長い長いソーセージをぱきぱきと器用に折ってパンにはさんでくれる。お好みでマスタードをかけて、見た目はホットドッグだけど、もうこのパンの美味しいことといったら!ソーセージもほんとほどよくスパイシーで、マスタードも絶妙。
けっこう大きなサンドイッチなんだけど、あっという間に食べちゃった。



これはカースルーエ駅構内にあるパン屋さんで朝ごはんに買ったサンドイッチ。これで2ユーロぐらいだったような。ハムとチーズとトマトとレタス。シンプルなサンドイッチだけど、これがまた美味しい~、このさくさくとしたパンの食感は何なんでしょう。バゲッドと普通のパンの中間みたいな。
とにかくどのパン屋さんにも、ショーケースの中に美味しそうなサンドイッチがずらりと並んでいて、サンドイッチ好きの私はそれを見てるだけで幸せになれる。



これは私が食べたんじゃないけど、ハイデルベルグのクリスマスマーケットのシーフードのサンドイッチ。きゅうりにゆで卵、たっぷりの湯でえびにサウザンアイランドとタルタルソースを足して2で割ったようなソースがかかってた。
シーフード苦手な私でも「美味しそう....」って思ったから(彩がきれいで)。とっても美味しかったらしい。
機内食最悪だからサンドイッチを持って乗ろうと心に決めた私。

2006/12/16

Schnitzel, Spaetzle



Guten Appetite!
ドイツ伝統料理の一つ、シュニッツェル。せっかくドイツにきたんだから、知られてるものは食べたい・・んだけど、旅行で来たわけじゃないから下調べも何もないし。わらじトンカツというかミラノ風カツレツというのか、とにかく薄い豚肉をフライにした料理ってことぐらいしか知識がなくて。
そんな折、会社の人に観光客なら絶対行かないような地元のレストランにつれて行ってもらったんだけど、当然メニューは読めない(サラダとか、お肉だとか、そういう大まかなことは分かるけど、そこに何種類も種類があって、もう・・・涙)けど、そこはまた一緒にいるのが生粋のドイツ人とドイツ語も堪能なフランス人という強み。メニューを一通り説明してもらって「Schnitzelはもう試した?」と言われたので、「そ、それいただきます!!」てな勢いで飛びついた。

Schnitzelというカテゴリにも何種類もあって(彼女いわくソースや付け合せの違いなんだそう)、どれがいいのかもよく分からないので「一番伝統的っぽいのがいいな」といって選んでもらったのが写真のSchnitzel。一般に言われるSchnitzelとは違って、カツレツにもなっていないし、クリーミーなソースもたっぷり。で、付け合せはこれまたドイツの伝統のパスタであるSpaetzle(シュペッツエレ)。Spaetzleは細長いニョッキみたいなものだと思うんだけど、私は結構この麺が好き。デミグラスソースとかにも合いそう・・。
で、シュニッツェルは、普通に美味しかったけど、ソースがしょっぱかったー!!たっぷりかかってたので、よけながら食べたけど、2枚ついていたお肉は1枚しか食べられず・・・せっかく選んでくれたから申し訳ない・・・と思って頑張ったんだけど(笑)。「口に合わなかった?」と聞かれたので、「そんなことないけど、私にはちょっとだけしょっぱいかな...」と言ったら「ヨーロッパの食事は日本よりは多く塩を使うからね...」と申し訳なさそうに言われてしまって、うー、ごめんよー。私自身がしょっぱ耐性が低いのもあるのよー(と、ここまでは言える英語力なし)。
お店の人も「彼女はもう食べないのかしら?」みたいな感じで(ドイツ語だから分からない)心配してくれて、で「日本人にはちょっとだけしょっぱすぎるみたい」てなことを説明してた(これもドイツ語だからほとんど分からないけど、ヤーパン、サルツ、ってのは聞き取れたのできっとそんなことを言っていたに違いない)。
ごめんよー。決してまずくはなかったんだよーー。

2006/12/03

DOUGHNUT PLANT / ドーナツ



「ドーナツプラントのドーナツは美味しい」と聞いたのはいつの事だっただろうか。少なくともアメリカにいた時だから1年以上は前なのは確か。「ニューヨークのドーナツ屋さんで、DEAN&DELUCAとか、Whole Foodsのような高級店にしか卸してないんだって」という希少観がこれまた私の背中を押し押し、じゃあ、ナパのDEAN&DELUCAに行ったら売ってるのかなあとそれからナパを訪れる度にDEAN&DELUCAに寄り(というか何もなくても寄るけど:笑)、探したこともあったっけ、などと遠い目をしてみる。
簡単に食べられないとなると食べたくなるのが人間の性。それでも「東京のDEAN&DELUCAにはあるらしいけど行く機会もないしなー、、」などと思っているうちに熱は冷めていたんだけど、横浜に越すことになり、そして品川エキュートで再会、そして今回横浜のジョイナスの一角にできたクイーンズ伊勢丹にも入ったことを知り、いざお店に向かってみる。



オープンしたての割にはそれほど人は並んでなかったんだけど、とりあえず長年の(?)思いがあるので、ベーシックなバニラのドーナツ、そしてドーナツプラントといったらイチゴのドーナツと双璧をなすチョコレートのもの、そしてこれは個人的な趣味でエスプレッソのものを購入。
ドーナツプラントのドーナツは1個あたり320円とドーナツにしては強気なお値段。「それだけ美味しいに違いない~」と期待も高まり。
お店の一角がイートインになっていて、コーヒーを飲みながらドーナツを食べることもできるんだけど、それだと写真が撮れないので(笑)、暖房むんむんの地下鉄にのり家に帰着したらドーナツがドロドロになってた(涙)。特にチョコのは大変な状態になってて、写真掲載自粛(笑)。


で、肝心のドーナツの味は・・・・えっとですね。正直「どこが美味しいの?」って感じでした。
クイーンズ伊勢丹に行く前に会社の子が「私はクリスピークリームよりドーナツプラントのほうがフワフワで美味しいと思う!」と言ってたんだけど、モチモチ感はあるけど、フワフワ感・・・?
うーん。味覚は人それぞれだね。(笑)
ベーグルとドーナツの中間みたいな感じ、って言うのが一番ピンとくるような。ここのドーナツのパンタイプのもので、イーストで膨らませたものを揚げてあるらしいんだけど、卵を使ってなくて、もしかしたらレシピはベーグルに近いのかもね。ベーグルも売ってたけど、そういうことを考えるとここのベーグルは美味しいかもしれない。
期待過剰だったのかもしれないけど、やっぱ私は断然クリスピークリーム派だなあ。まあ、クリスピークリームも家に持って帰って食べたららそんな感動するほど美味しいものじゃないから、持って帰って食べた私が悪いってことなのか・・・
ちなみにKKドーナツのところにコメントしてあるけど、クリスピークリームジャパンは12/15日第一号店が新宿にオープンだそうです!お子様のいる人は是非。

スープカレー心 / スープカレー

「スープカレー」という言葉が流通し始めたのはいつの頃だったかもう忘れてしまったけど、一度も食べたことがなかった私。それが「スープみたいなカレー」であること以外の知識はなかったわけなんだけど、とりあえず何でもチャレンジしてみる。
入ったお店はスープカレー「心」。なんか聞いたことがあるような、ないような、有名なような、そうでないようなビミョウなお店だ。そもそも何故岐阜(しかもモレラなんかに)にあるのかが不明だけど(笑)。ちなみにモレラは日本最大級のモールってことで、確かにデカくてアメリカのモールみたいな雰囲気でそれは楽しいけど、入ってる店がショボすぎてじきつぶれるヨカン。
とりあえず何がよいのかもわからないので、各々スープカレーに、ラッシーとデザートのセットを付けてみる(+250円だかなんだか)。



注文の仕方は白米か玄米かを選んで、ご飯の量と、カレーの辛さを選ぶんだけど、この辛さの基準がたくさんありすぎて混乱。「普通はどれぐらいなんですか?」って聞いてみたら「3」だそうです。100段階って、そんな細かに段階をつける意味があるのかがよくわからない。
私は14種類の野菜カレーを辛さ10で注文。姉はもち豚とほうれん草のカレーを普通の3で。セットで付けたラッシーは、ほぼ牛乳だった(笑)。
んで、肝心のスープカレーだけど、「まあ、こんなもんかなあ」って感じ。
野菜がごろごろ入ってて健康そうではあるし、決して不味いわけじゃないけど、なにせスープだからカレーの味がしみているわけでもないし、普通のカレーみたいに絡まってるわけでもないし、姉と二人で「どうかねぇ、これは・・」と言って店を後にした。
カレーなら私はココイチのほうが好き(笑)。比べるものじゃないかもしれないけど、おそらくあんかけスパと一緒で「カレー」っていうカテゴリでくくろうとするから違和感を感じるのかも。

スープカレー「心」