2006/03/29

ノイズキャンセリングヘッドフォン MDR-NC11A / Sony

雑音耐性が低い私。音感がいいわけでもないし、細かい音が聞き分けられるほど耳がよいわけでもないのに、田舎で育ったせいなのか、たとえば道路の車が走る音、アパートの外にある噴水の音、そして上下階から聞こえてくる生活の音、そういうものに対してはものすごく敏感で人一倍ストレスを感じる私。
そんな私が「欲しいなあ、でも高いなあ」と購入に踏み切れなかった商品が天下のBose製品QuietComfort 2。 アメリカでは299ドルで売られてていて、Amazonなんかで買えば消費税もかからないので35,000円ぐらいの商品なのだけど、収入もないのにさすがにこの金額になると「とりあえず買っちゃえ」という気持ちにはなかなかなれず、ずーっと「欲しいなあ、でも高いなあ」状態が続いていた品。
この、"ノイズキャンセリングヘッドフォン"というカテゴリの製品、各社からいろいろなものが発売されているけれど、簡単に言えば、マイクで周囲の音を拾い、ノイズと判断される周波数の音とは逆位相の波を発生させて、ノイズを低減するというメカニズム。(懐かしい物理or三角関数の世界ですね~)。

低周波の騒音が気になる場所、っていうのはけっこうあると思うんだけど、その代表的な場所が飛行機。飛行機に乗るとノイズキャンセリングヘッドフォンをしている人をちらほらと見かけるようにもなったし、ユナイテッドの国内線ファーストクラスではQuiet Comfortが採用されているらしい。私も飛行機の内の音はいつもうるさいと思っていたので、日本帰国前に「やっぱり欲しい、でも高い・・」をまた再燃させていたんだけど、サイズが大きいので飛行機と部屋以外に使い道がないわりにノイズキャンセリング機能をOnしないとヘッドフォンとしても使えないこととかがネックになり悩むことまた数日。そんな時にかつての同僚から「それじゃためしにコッチ買ってみれば」と紹介されたのが、ソニーから出ているノイズキャンセリングヘッドフォンMDR-NC11A

これはBoseのとは違ってインナーイヤータイプのノイズキャンセリングヘッドフォンで、耳にぐいっと突っ込んで使うことで「耳栓+ノイズキャンセリング機能」でノイズを低減するという仕組み。電気屋さんでは$90ぐらいで売られていて、これに消費税がかかるので日本で買うよりはかなりお高めになってしまうんだけど、Amazonで検索したらたまたまAmazonの在庫(サードパーティーのものではなくAmazonで売っているものなのでSuper Saver Shippingが使えた)が1個残っていたのでこれは運命と思うことにして購入。
商品は1週間ほどで到着。マイクが内蔵されているのでちょっと大きめのイヤホンと、電池を格納するドライバユニット、そしてイヤパッド(っていうのかな?)が大中小3種類、そして飛行機用のイヤホンジャックアダプタが付属(JALとかの二個口のもの用)。

で、早速試してみたけど、このヘッドフォンの場合、耳栓効果でノイズを含む外からの音を半分ぐらいカットして、さらにノイズキャンセリング上乗せしている感じ。耳栓しているのと同じ状態なので、かなり耳に違和感はある。音楽も何も聴かない状態でノイズキャンセリング機能をOnすると、サーッというホワイトノイズが乗ってくるんだけど、耳栓ですでにほとんどの音は聞こえなくなってるので(笑)ノイズキャンセリング機能の効果はいまいち不明。確かにiPodとかで音楽を聴くとよく聞こえるんだけど、最初の感想は「うーん、これは失敗かも・・」というのが正直なところだった。低周波の音はたしかにカットされてる実感はあるけど、思ったほどでもなかったし。
でも、それからすぐに飛行機に長時間乗る機会があって、うきうきとこのヘッドフォンを持っていったんだけど、そしたらこのヘッドフォンの素晴らしさを実感!!片道はJetBlueに乗ったんだけど、このJetBlueは機内でDirecTVが観られるのを売りにしているんだけど、機内で配られるるイヤホンはかなりちゃちなもので、耳にもフィットしないしかなり音量を大きくしないとセリフもよく聞き取れない状態。でもこのノイズキャンセリングヘッドフォンにしたとたん、セリフははっきり聞こえるし、機内のゴーッというノイズはかなり低減されるし、6時間半のフライト中ずーっとテレビを満喫できてかなり満足。
飛行機のノイズはかなりカットされることが分かったので、日本に帰るときも大活躍。飛行機の中で眠れない私はだいたいずーっと映画を観てるんだけど、とにかくセリフがはっきり聞こえるのがとても嬉しい。まあ、耳栓して耳栓の中から音が聞こえている状態なんだから、キレイに聞こえるのは当たり前といえば当たり前なんだけど。
とにかく飛行機にの中で映画や音楽を楽しみたい人(で、音質にはあまりこだわりがない人)には、とってもオススメのイヤホン。逆に「ノイズをカットする」ということに重点をおきたい人にはちょっと不満が残るかなあという感じ(前述のホワイトノイズはかなり気になるところ)。ノイズキャンセリング機能だけを使うにはちょっと物足りないかな。低周波のノイズがある場所で音楽やテレビの音を聞いてはじめてその効果が分かる感じ。小さいから持ち歩きにも便利だし、あのイヤホンからのシャカシャカ音も漏れないので周りの人にも優しいかも。

・Sony e-カタログ "MDR-NC11A"
・Amazonで"MDR-NC11A"

2006/03/17

Coin wrappers / たまった小銭

アメリカ生活で何が便利かって言うと、「現金をそんなに持ってなくてもクレジットカードがあれば基本的には生活できる」ってこと。日本じゃ小額の支払いにクレジットカードを使ったりはしないし使えないことが多いけど、こっちでは普通にクレジットカードを使ってる人がいる(語学学校の先生がファーストフードのお店で普通にクレジットカードで支払ってるのを見てちょっとカルチャーショックだったわ)。そんな私も100ドルや200ドルといった大金が財布に入っていることはほとんどなくて、スーパーで買い物をするときはATM(Debit)カードで支払うし、洋服なんかを買うのはもちろんクレジットカード。私は特に日本で作ったドル建てのカードを使っていて、自分で為替を管理しているので、現金よりクレジットカードを使いたいし。
それでもやっぱりコーヒーを飲んだりとか、10ドルや20ドルの支払いなら現金を使うことが多いので、知らず知らずのうちに小銭がたまる。さすがに最近は小銭の出し方で迷うことはなくなったけど、アメリカに来たての頃はたとえば$1.80の買い物をするのに、1ドル札はともかく80¢を出すのに25¢x3+5¢とか25¢x2+10¢x3って出せばいいのがとっさに出来なくて、いつも2ドル札で支払い20¢のおつりをもらうことになったり、x0(-ty)なのか1x¢(-teen)なのかが聞き取れずに小銭が出せなかったり、さらにお財布に小銭を入れておくのが重くてイヤですぐに出してしまうこともあって、そんなこんなでたまりにたまった小銭がほんとに山ほど。


で、そんなたまった小銭は当然日本みたいに瓶詰めのまま銀行に持っていけば両替できると思ってた私なんだけど、「アメリカの銀行はコインカウンターなんていう文明の利器は存在してないから、瓶詰めの小銭を持っていっても両替してくれない」という話を聞いて、じゃあこのたまりにたまった小銭はどうすりゃいいんだろう・・・と思いちょっと調べてみると、どうやら小銭をバラバラに銀行に持っていっても両替はしてくれないけど、"Coin Wrappers"という紙筒に包んで持っていけば両替してくれるという記事を見つけて。でも「ハワイでは」という但し書きがあちこちについていたため、「他の州ではできないのかな」と思ってしばらく忘れてたんだけど、帰国が近くなって彼にその話をしてみると、別に普通にみんなやってるらしい(っていうか知ってるなら最初から教えてくれりゃいいのに)。そしてこの"Coin Wrappers"、銀行へ行って「コインラッパーを頂戴」って言えばくれるらしいんだけど、それも面倒なので近くのOffice Depotへ行って探してみたらあっさり発見。しかもコインの種類ずつ沢山買わなくちゃいけないのかと思ってたら、全てのコイン用のが詰め合わせになってるセットがあって、うきうきと購入してきた(ちなみに12個ずつのセットが$1.99だった)。なんかちょっと楽しくなりそうなヨカン。

この"Coin Wrappers"、小さな1¢(ペニー)と10¢(ダイム)は50枚ずつ、5¢(ニッケル)と25¢(クオーター)はそれぞれ40枚ずつを包む仕様になっているんだけど、ここで問題発生。いったいドコまで詰めたら40枚や50枚なのかが分からない。ためしに外側の柄にあわせて詰めたら4~5枚多く詰っちゃうし、そこでまた前述の記事を検索してみてみると"Coin Wrappers"の他にジョウゴのようなツールも使っているではないの。「しょうがないから手で数えるかー」とぽちぽち数え始めたけどやっぱりメンドウなので、10枚ずつのタワーにして高さをあわせる方法にかえたら、そこはさすがアメリカの小銭、小銭ごとに厚みがマチマチで、1枚多くなったり、少なくなったり。それじゃあと、詰め終わった筒の内部に線をぐるりとひいて、中身は別の筒に詰め、線を引いた筒を計測器として使う方法を取るも、これもやはりコインの厚みがマチマチなせいでうまくいかない。結局なんだかんだ策を練っているよりは数えたほうが早いという結論に至り、ニーシーローヤートー、ニーシーローヤートー、と呪文のように唱えながら、ちまちまと詰めていく。これってさあ、アメリカ人にやらせたらちゃんと50/40枚詰まってない筒(もしくは1,2枚多い筒が大量にできあがんじゃないの?ともステレオタイプなことを思いつつ。
そして1時間ほど作業にいそしんで、コインの束ができあがりー。かなり沢山あったはずなのにこうして筒にしちゃうとそんなにたいした量でもなく。しかも後2枚足りないとか5枚足りない筒なんてのもできてしまって、部屋中のコイン探しまでするハメに。いつもはイヤってほどある小銭なのに、こんな時に限って見つからないんだからぁ、もう。
結局きちんと詰められたものだけでも100ドル以上になって(クオーターが思ったより多かったせいもあるけど)、塵も積もれば、ってまさにこのことを言うのかもだよね。この詰め詰め作業が結構楽しいので、小銭がたまってたまってしょうがない人は是非極限までためて楽しんでください(笑)
3/17追記
銀行へ行ってデポジットしてきました。特に中身を確認するでもなく、あっさりデポジット完了。しかし銀行員のおにーさんが50¢の束が9個で、5-1-1.5-2-と数えてたのに、最後に$4.05って書いて合計が合わなくて困ってるのにはちょっと笑えた。

All about記事「銀行では両替・入金できない不便な小銭 貯まったアメリカコイン活用法」 (リンク修正しましたon3/17/06)

2006/03/15

Krispy Kreme / ドーナツ

らぶまっくさんのところで動画を見て思い出したように写真倉庫をあさってみた。まだ旅行者としてアメリカに来ている時、私が激しくあこがれていたのが「ドーナツのダース買い」。ドーナツ屋へ行くたびにドーナツを2ダースも3ダースも大人買い(というのかどうかは不明だが)していくアメリカ人をみて「アメリカ人、オットコマエやなあ~」と遠い目をしていたのは記憶に新しく。あちこちにいろんなドーナツ屋さんがあるけど(でも警官はいない)、日本でも最近かなり知名度が高くなってきたのが、このKrispy Kremeというチェーンのドーナツ屋さん。早朝から店を開き午後には店が閉まる個人経営のドーナツ屋さんとは違い、24時間営業なんだそうな。しかしこのお店の一番の醍醐味は店先に掲げられた"Hot NOW"ネオンが点灯している時に他ならない。なぜならそれは「今店舗内でドーナツを作ってますよー」というサインだから。


どこのお店もだいたい店内に入るとすぐにガラス張りのエリアがあって、そこでドーナツを作っている工程を見ることができる。ベルトコンベアでとどめなく大量のドーナツが流れていくさまは、「こんなに作ってどーするんでしょ」と思いながらもとっても豪快で楽しくて、小さな子供の隣で一緒にガラスに張り付いてみたり。私はグレーズド(Original Grazed)が作られているのしか見たことがないんだけど、違うものも作られていることはあるらしい。
ドーナツを揚げる脂の匂いと、甘い匂いが入り混じって、そこにいるだけでお腹がいっぱいになりそうな。(※なりませんが。)工程の中で私が一番好きなのは、揚げたてのドーナツにグレーズがどばどばとかけられていくところ。そんなに大量に流さなくても・・・という量のグレーズが流れていて、でもそれがすっごく楽しい。そして作りたてのドーナツをほいほいっと箱詰めして渡してくれる。

ドーナツの種類はあまり多くはないんだけど、「アメリカ人でもグレーズドしか買わない人が多い」という噂の通り、ほとんどの人がグレーズドだけを大量に買っていく。初めてこのお店に行ったときは、それでもちょっと冒険してみたい、と思って、揚げたてのグレーズドのほかにチョコのアイシングがかかったものやクルーラーを注文してみたんだけど、グレーズドだって十分甘いのに、それにアイシングなんかかかったものはとてもじゃないけど食べられるシロモノではなかった(笑)。チョコって言ってるけど色だけでお砂糖の味しかしないし。それに懲りてそれ以降はグレーズドだけの購入に留め、さらにグレーズを半分はがしとって食べるというお行儀の悪い食べ方をしている。友達によるとグレーズをかける前のものも買えるらしいんだけど、それはなんか生地の甘さだけで物足りないのではないかと思って試してない(甘すぎるのがイヤだのでも全く甘くないとイヤだの、わがままな私)
でも、揚げたてで、口の中でふわふわ、しゅわしゅわ、と溶けてしまうような軽い食感のドーナツはここでしか食べられないので、ごくたまーに「あー、クリスピークリームのドーナツ食べたいなー」と思う、カレーやお好み焼き的存在。
ちなみにあちこちのスーパーでここのドーナツが箱詰めになったものが買えるんだけど、これは甘いだけでフワフワ感もあんまりなく、美味しくないのでオススメしません~、やっぱり揚げたてで食べるってのがイイんだと思う。冷めちゃうと甘さが強く感じられる気がするのよね。
日本に進出したらどうだろう、とは思うけど、この甘いドーナツが受け入れられるかってことと(ミスドだって十分甘いけどそれの比じゃないと思う)、bayareaさん情報によるとKrispy Kremeを経営するってのは大変なことらしい(預金5億円?!)。ひえー。
ドーナツは甘いけど、ごうんごうんとドーナツが流れていくさまはとってもアメリカらしさを感じられる場所なので、アメリカに旅行に来た時は是非立ち寄って欲しいお店。
��追記on4/13/06)コメント欄にSuzzyさんからの情報で、日本上陸するらしいです。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060413AT1D1208D12042006.html

Krispy Kremeのホームページ

2006/03/13

Simply Power / USBフォン for VoIP

そんな昔のことじゃないのに、「テレホーダイ」なんていうサービスを嬉々として利用して寝不足になっていたのはいったいいつのことだったか思い出せなくなるぐらい、PCを取り巻くインフラはすごい勢いで進化して、いまやADSLやケーブル、FTTHが当たり前の時代。いまどき「ピ~、ゴロゴロゴロ~」ってやってる人っているんだろうか(出先でダイヤルアップPPP、ってのは別の話で)。通信インフラが進化すればそれに関係した周辺機器やソフトウェア、サービスが進化するのも当然の話で、MSNやYahoo、AIMなんかのメッセンジャー系ソフト、そして一般的に"IP電話"、広い意味で"VoIP"といわれるデータ通信を利用した電話サービスもそのひとつ。
SkypeはPCベースのVoIPサービスではおそらくもっとも流通していると思われるサービス(ツール)。大学の同級生に「Skypeってどうよ」と言われたのが2年半ほど前だったか。その時は音声チャットソフトのひとつみたいなもんだと思っていて特に興味もなかったんだけど(電話嫌いの私は音声チャットは必要ないと思ってたので)、それから半年ぐらいしてまた「Skypeのアカウント持ってる?」と聞かれることがあり、「ん、なんか持ってないと時代に乗り遅れるカモ」と思い、いそいそとアカウントを取った(笑)。

そして偶然知り合いと音声チャットをする機会があり、その音質のよさにびっくらこいた(死語)覚えがある。それまで音声チャットと言ったら、それほど試したワケじゃなかったけど、MSNメセやYahooメセでの「なんとなく全二重、でも限りなく半二重」な感じのものしか体験したことがなかったので、正直「使えない」イメージを持っていたんだけど、Skypeだと、「しっかり全二重」だし、ネットワークの調子が悪いとぷち、ぷち、と切れることはあるものの、電話と同じ感覚で喋ることができて、「コレは使える」と、親のPCにもすぐさまインストールさせ何かあったときはSkypeで連絡を取る日々(が、電話嫌いの私なのでたいていのことはメールで済ませる:笑)。

音質は悪くないし、Skypeユーザ同士なら通信費はタダだしで便利なSkypeなのだけど、vonageとかBBフォンみたいな回線にモデムをかまして使うようなIP電話サービスと違って、あくまでPC+インターネットベースのサービスなので、何が不便かというとSkype経由で電話がかかってくるたびに、ヘッドセット(マイクとイヤフォン)を差し込まないといけないところ。マイクは別にさしっぱなしでもいいんだけど、イヤフォンをさしっぱなしにしておくと着信に気づかないし、着信に気づくためにイヤフォンをさしていてもスピーカーをミュートしないようにしておくと、切り替えがメンドウだし。何よりも細いコードがパソコンからのびているのが非常にイヤ(だからマウスだってワイヤレスだし)。

まあでもさっきも言ったように音声通信をするのはごくごく限られたシチュエーションだけだったので、別にいっか、と思ってたんだけど、ある日父から「Skype用にUSBフォンを買いたいんだけど・・・」と打診されたのがコレ。メルコさんには申しわけないんだけど、このデザインはアリエナイでしょ、というダサさで、LCDもついてないし、そのSkypeのロゴはなんなのーーという感じなんだけど、日本だとこんなのしかないらしい。「アメリカだったらもうちょっと機能的なの買えるから・・」といいつつ自分が使わないのでかなり長い間放置プレイしてたんだけど、年が明けてから私がアメリカにいながらにして日本の人たちと連絡を取らなくてはいけない状況になり、アメリカの携帯は着信にもお金がかかるので長電話もできないし、ということで契約したのがSkypeIn。(私が契約した時はまだ日本の番号が契約できなかったけど、2006年3月現在050番号が契約できるようになってます)。これは3ヶ月または12ヶ月の単位で、電話番号を購入することで、一般電話からの着信も可能になるサービス。別にSkypeOutという一般電話に電話をかけることができるサービスもあって(こっちはプリペイドの従量課金)、この2つを契約すればSkypeを「電話」として使うことがほぼ可能になる。こうなるとやはり「ヘッドセット」では雰囲気もでないし、俄然私もUSBフォンが欲しくなり、父に頼まれた時はピクリとも指先を動かさなかったのに、即購入決定。「使用感を報告しまっす!」と父に言うのも忘れずに。

んで、前置きがアホみたいに長くなったんだけど、このUSBフォン、使用感がなかなかヨイのです。サイズも邪魔にならないコンパクトサイズ、でも一時期の携帯電話みたいに不安になるような小ささでもなく、手触りもよい。パソコン画面をみなくてもLCDだけで全ての操作が可能だし、画面表示は日本語(2バイトコード)にも対応。惜しむらくはボタンのクリック感がよくないことと(ちょっと固すぎる)、ぐるぐるコードが重たげで邪魔なことぐらい。私のパソコンは時代遅れのUSB1.1なんだけど、それでも通話には全く問題なし。SkypeInを持っているおかげで、友達からの電話も通話料を気にせずコレで受けられるし、使用頻度とは裏腹にかなりのお気に入りガジェットとなっている今日この頃。使用感を報告した父からも「2台買って帰国するように」との指令を受け、私とおそろいのを1台、父のリクエストでスカイブルーのを1台。スカイブルーは正直どうでしょうって感じの色だけど、仕事でSkypeを使う父には、かなりよいプレゼントになる気がするよ。
日本にはあんなのしかないとか言ってたけど、sonyから発売される(3/15予定)のコレなんかはけっこういいカモ。キーパッドはないけど、光学マウスと共有できることで、USBポートの節約にもなるし。7,980円@Amazonはちょっと考えちゃうお値段だけど。

Skype公式サイトでのアクセサリ販売ページ

2006/03/10

Stacks'/エッグベネディクト、アメリカン朝食

<追加更新3/10/06>
私は普段朝食を食べない人で、普段はコーヒーのみ。そして朝から白米は絶対にダメなんだけど、なぜかワッフルとかスコーンとかだと食べられるので、周りからは「そういうところだけアメリカになじんでいる」と言われる(たしかにその他のことはまったく順応してない)。しかしアメリカ人ってのは「朝食」というカテゴリにすっごいウェイトを置いていて、「朝食べるもの」と「それ以外の時間に食べるもの」という分類がはっきりしている気がする。(なのでドーナツ屋は午後遅くまで開いているところが少ないし、ハンバーガー屋は朝食メニューがあるところ以外はお昼から開くところが多い)そんなわけでレストランも朝食にとっても比重を置いた「朝食レストラン」みたいなカテゴリが存在するわけなんだけども、このStacks'も一日中朝食メニューが食べられる(もちろん昼食メニューもディナーメニューもある)レストラン。

ベイエリアにすむ人なら一度は見たことがあるんじゃないかと思われる超有名ブログbayareaさんのところで写真を見てから「あああのエッグベネディクトを食べに行きたいー」と思っていたんだけど、朝食にバーリンゲームまで行くのはね、とあきらめていたんだけど、なんとキャンベルにも支店が。
バラエティにとんだ朝食メニュー+毎日のスペシャルメニューは選ぶのが困ってしまうほど。しかも「ご希望はなんなりと、できることなら何でもやります!」とメニューに書いてある通りかなりのワガママも聞いてもらえそう。私なんかはコテコテの日本人なので何も言わなくても自分好みのものが出てきてくれることを期待してしまうんだけど、やはりここはアメリカ。「これはこうしてあれはああして、これとこれを代えたりできる?」と希望をつたえてカスタマイズできてはじめて自分にベストなものが食べられる厳しい環境(笑)。私が行ったのは土曜日だったんだけど、土曜日のスペシャルメニューであるコーンチャウダー+ミートローフサンドイッチで「コーンチャウダーだけが欲しいんだけど、それは可能?」って言ったら「もちろんですよー(we can do it!)」と即答だったし(多分こんなのはワガママのうちでもないんだろうけど・・)。そしてこのコーンチャウダーがアツアツでベーコンの風味がすっごく出てて美味しかったーー・・・。
私はもちろんエッグベネディクト(なんのワガママもなし)。エッグベネディクトってなんかホテルの朝食っていうイメージだよね。イングリッシュマフィンにハムかベーコン、そしてポーチドエッグがどかんと2つ、その上にはさらに卵黄を使ったオランデーズソース、というこれでもかと卵が使われたメニュー。卵(特に卵黄)って1日にそんなにたくさん食べちゃだめなような話も聞いたことがあるけどそんなこと気にしていてはアメリカの朝食は食べられない。ちょっとハムがしょっぱすぎるかなーって気はしたけど、でも厚切りのハムがどてーんと乗っているベネディクトよりもこのお店のように薄切りのハムが層になってるのが私は好き。ハッシュドポテトもたっぷりついてくるので1個食べればおなかもいっぱい。朝食というといつもHobee'sというアチコチに支店があるレストランへ行っていたんだけど、Hobee'sのエッグベネディクトはちょっとオランデーズソースがすっぱいので今のところベイアリアのエッグベネディクトNo.1 このStacksでっす!

3/10/06に食べおさめに行きました。なんと40分待ち。新聞を持っていってよかったよ。今回はかつての同僚も一緒に行ったので、パンケーキなんかも注文しちゃったり。パンケーキはshort stack(2枚)とfull stack(3枚)から選択可能。薄めだけどかなり巨大なパンケーキで、ほんの少しの塩気が甘いシロップに合う~。でもパンケーキは意外とiHopのがフワフワ感が一番あって美味しいと思うのは(1回しか食べたことないけど)私だけだろうか。ちなみにパンケーキよりも、イチゴとホイップクリームがしこたま載ったワッフルがめちゃくちゃ美味しそうだったー。あっちにすればよかったー。(で、また行きたくなる)
 そうそう、こないだココに来た時に、そのみごとな卵の半熟加減に「エッグベネディクトってオランデーズソースなしで醤油で食べてもきっと美味しいだろうなー」なんて思ってたんだけど、そんなことを連れに話していたら「もしかして醤油とかあったりしますか?」なんて店員さんに冗談で聞いてみてくれちゃったりして(笑)、店員さん、一瞬ストップモーションになっちゃって「えーと、チェックしてきますね(笑)」って言ってチェックしてきてくれちゃった。で、戻ってきて「うーん、いろんなソースを用意しててたいていのソースはあるんですけど、醤油はないですねー、ごめんなさい」って(笑)。そりゃアメリカンレストランに醤油はないわな。冗談だったのにゴメンね。ってことで醤油で食べたい人は持参してください(←いるわけない)

Stacks'
139 East Campbell Ave., Campbell, CA 95008
Stacksのホームページ

2006/03/06

Orvilleキャラメルポップコーン

「アメリカらしくて便利だなあ」って思うものは沢山あるけど、その中のひとつが電子レンジでできるポップコーンだったりする。日本だったら映画を見に行く時ぐらいしかポップコーンなんてものを食べることはないけど、アメリカにいるとこの電子レンジで出来る手軽さから、家でDVDを見ながらポップコーンとか、1人の時はゴハンの代わりにポップコーンとか(←それは間違い)しちゃったりすることがたまにある。電子レンジでできるポップコーンはOrvilleブランドのものが一番クドくなくて私は好きで、Costcoで買った24個入り(24個入りでも$7ぐらいで激安)のものを1年ぐらいかけてちょこちょこと消費していたクチ。「日本へのお土産にしても珍しくて喜ばれるよー」と言われてこないだ帰国した時にスーツケースの隙間に詰めて持って帰ったんだけど、うちの家族はいたって冷静だったけど。

前置きが長くなっちゃったけど、そんな電子レンジで出来るポップコーン。Costcoで買ったことしかなかったから知らなかったんだけど、実はいろんなフレーバーがあるらしい。日本から出張でアメリカに来たかつての同僚から「キャラメル味を買って帰りたいんだけどドコにある?」と言われ、な、なに?キャラメル味って、ナニ?状態。早速スーパーに一緒に行って、キャラメル味をハケーン。えー、こんなのがあるんだね。普通のスーパーってほとんど来ないから知らなかったよ。っていうかキミなんで知ってんの。
「嫁の父が買ってきて、作ってみたけど大失敗したから今回買っていってリベンジしたい」
と、彼。ナニ、そんな作るのもムズカシイノ?と私の負けず嫌い精神にもぽっと火がつく(笑)。ちょうど2箱(1箱2個入り)で$4セールをやっていたので、1箱ずつ購入。もう夜中なのに試してみたい気持ちフツフツ。散々迷った挙句、夜中の1時についに開封。こんなことならもっと早くやっておけばいいのに。バカバカ私のバカ。

で、箱にはいつものポップコーンと、それとは別にキャラメル(味のナニカ)が入っているパウチが1個。説明書を読むと確かに電子レンジでチンすればいいだけのポップコーンとは違って、まずポップコーンを作って、次にパウチの中身をバラして上にのせ、さらにチンして、それから全体を混ぜるらしい。しかもパウチの中身をのせてチンするときは電子レンジ可のボウルに入れろとか書いてあるし。そんなものウチにはないよ。
で、しょうがないのでとりあえず大き目の器にポップコーンを分けていれて、キャラメルを溶かし、後から全体に混ぜてみることにした。ポップコーンにキャラメル(の匂いがするナニカ)をのせて1分ほどチンすると、ふつふつ、くつくつ、とキャラメルが泡だってくる。どろどろと溶けているうちにすかさず電子レンジできない大きなボウルに残しておいたポップコーンとあわせてスパチュラで全体をぐるぐる!部屋中キャラメルの匂い。うぷ。こりゃ大変だ。
全体がまざったらあとはこのまま10分以上放置してキャラメルが固まるのを待つだけ。ネチネチネチ、と歯にくっつくキャラメルがポップコーンにからまって、甘い。でも止まらない。もう1時なのに。でもやっぱりキャラメルと一緒に電子レンジにかけたポップコーンにキャラメルがからまりすぎて、ポップコーンのさくさくした感じが奪われてしまったのと(歯ネチ度:高)、キャラメル部分が多すぎてちょっと甘すぎ。これはかなり改良の余地があるとおもわれる。幸いもう1個あるし。

で、次の日にはポップコーンを作ったあとそれはバットの上に広げておき、キャラメルだけ2/3量を別の容器でチン。ぶくぶく溶けたキャラメルをバットに広げてあるポップコーンの上から、できるだけ少量が全体に行き渡るように、細くびよびよびよーと振り掛けてみる。あとは同様にスパチュラで全体をぐるぐる。こうするとキャラメルがポップコーンに付着する面積が少ないし、冷めるのも早いので、ポップコーンのさくさく感も失われずかなりよい感じ。
このポップコーンの存在を教えてくれた彼に持っていったんだけど、「これは美味い」とお墨付をいただきました。で、またスーパーへキャラメルポップコーンを買いに走る私たち。
普通の電子レンジポップコーンの反応は薄かったうちの家族だけど、このキャラメルポップコーンなら、どういう反応が返ってくるかなー。(←また無反応という恐れもある) まあ、電子レンジポップコーンの良さは家でもアツアツのものが食べられるトコで、このキャラメルポップコーンは冷まして食べるから、それなら最初から売ってるキャラメルポップコーンを買えっていう話も、なきにしも、あらずなワケで。お土産としてどうなんでしょう(笑)
※調べてみたらシナボン味なんてのもあるらしい。シナモンは苦手なんだけど、気になる。多分近いうちに試すと思う。
��追記)
シナボン味、試した(早)。こっちはすでにシナモンの味がポップコーンについてて、フロスティングをかけるだけのカンタン手順。味は・・・私はキャラメルのほうが断然好きだけど、珍しさから言ったらシナボン味に軍配があがるような。シナボン好きな人にはいいかも。(私はシナモンの香りがあんまり得意じゃないので・・・←なら試すなと。)

2006/03/03

18-in-1 Magic Soap / Dr.Bronner's


コレ、流行ってるんですってね。
年末に日本に帰ったときに、「次帰ってくる時はコレ買ってきてくれると嬉しい~」と頼まれたのがこのDr.Bronner'sのマジックソープ(液体)。そりゃなんじゃらほい、聞いたこともないよと思って調べてみたら、どうやら「自然のもの以外は使ってません!」というオーガニックものの石鹸らしい。これ1つで洗えないものはないという感じのオールマイティー石鹸。日本ではソニプラを中心にひそかにブームになっているそうで、でも個人輸入しても32oz(約1リットル)のボトルで、なんと3,800円もするんだそーな。えーっ。「アメリカなら安いから」と言われてたんだけど、確かに10ドル未満で買える(笑)。
みんな日本で3,800円で買うから効果があるような気がしてるだけで、10ドルで買ったらただの石鹸じゃないの?と正直半信半疑に思ってたんだけど、アメリカに戻ってきてからホールフーズにもしっかり置かれていたのをみて、試してみることに。

いろんな香りがあるみたいなんだけど、とりあえずペパーミントを買ってみた。ちなみにペパーミントだけは何故か私がいつも行くトレジョにも置かれてて、$8.99なのでちょっとお買い得ですよ。
日本では洗顔石鹸として人気があるらしいので、とりあえず顔を洗ってみたんだけど、たしかに界面活性剤が入ってない割には泡立ちも悪くないし(でもそんなにキメ細やかで固い泡が立つわけではないので期待過剰は禁物。多分洗顔とかには固形タイプのほうがいいんじゃなかろうか。固形タイプは$2ぐらい)、ペパーミントなので洗いあがりもすっきり。日本のサイトとか見ると「メイクも落ちるのでクレンジングは不要」と書かれてるけど、さすがにウォータープルーフのマスカラとかまでは落ちません。こういう「海外のものは何でもイイ!」みたいな過剰広告はキライ。3,800円にだまされてはいけません。
私はオイル洗顔苦手なのでやらないけど、逆にオイルが主成分だから、あわ立てずに使ったらメイクは落ちやすいんじゃないのかなあ、とか。


で、あとはボディーソープとして使ったり(やっぱり泡立ちにちょっと不満)、入浴剤として使ったり。入浴剤、というのは、実は石鹸だからバブルバスが当然できると思ってお風呂に入れてお湯をためたんだけど、これは全く泡立たない(笑)。オイルが乳化してミルク色のお風呂ができあがっただけだった。ただ、香りがすごくイイのと、ペパーミントだと入浴後クールバスクリンみたいに身体がすーっとするので、日本の夏場はオススメかも。冬は寒い。
洗髪にも使ってみたけど、やっぱり石鹸シャンプーと同じで、髪がぎしぎしする感じ。でもツヤは出ているっぽいので、もともと石鹸シャンプーしてる人とか、ギシギシに耐えられる人にはいいかも。(私はギシギシダメなのでこれでシャンプーして、コンディショナーも使ってます)
お風呂掃除とかもこの洗剤でやってるんだけど、とにかく香りがいいので洗ったあと気持ちが良くて、そこは大変に気に入っているところ。1本3,800円だと(しつこい)もったいなくてあれこれ使えないけど、$10ならお風呂にもどぼどぼ入れられてアロマテラピー効果は最高だし、たしかにAll-in-Oneなので便利。私は写真の小さいボトルに詰め替えて使ってて、だいたいこれぐらいが1日分(洗顔、お風呂などなど)。1ヶ月もしないうちに1リットルのボトルなんてあっという間になくなりました。
正直石鹸としてナニがそんなにイイのかはよく分からないんだけど、何度も書いているようにアロマテラピー効果だけは手放しで賞賛できる。とりあえず日本では高いみたいなので、持って帰ろうかなと思う1品。ただポリ容器だしフタがしっかりしまらないから困るのだけどね。ガロンで買っていったら即重量オーバーだろうし(笑)

Softasilkロールケーキ(レシピ)

ベイエリアに限らず、「アメリカで生活する女性」に口コミで広がるレシピというものがあるらしい。しかもそのレシピには「アメリカでは簡単に手に入るけど、日本じゃ見かけない」という材料が使われているのが特徴だったりする。有名なものでは「もちこケーキ」とか。このロールケーキもその口コミレシピの1つらしく、人から人へ、まるで伝説のようにアメリカに住む人、アメリカから去った人、アメリカに来る人に語り継がれているそうな。かくゆう私もお友達のえりんこちゃんのからレシピを伝授してもらったクチ。スポンジというと卵を別立てしたり、「粉を入れた後は泡をつぶさないように切るように混ぜる」なんてのが定番のレシピなんだけど、このレシピは本当に何も気を使うこともなく、細やかな作業も必要なく、あまりに簡単にふわふわ、きめ細かなロールケーキが作れることに感動すること必至。あちこちのブログでレシピがアップされているけど、私もココに覚書。

このロールケーキのレシピで絶対にそろえなくてはいけないのがPillsbury社のSoftasilkという薄力粉。この粉がないことにはこのレシピははじまらない。特別な原材料が入っているわけではないこの粉なんだけど、普通の薄力粉との違いはそのProtein(小麦たんぱく)含有量にあるとか、ないとか。ようは小麦たんぱくが少ない→水分を加えてできるグルテン量が減る→粉をよく混ぜても粘りが少なくなり、スポンジのふわふわが犠牲にならないということなのだと思う(料理詳しい人コメント求む:笑)。日本の薄力粉でもスーパーバイオレットとかなら小麦たんぱく量が少ないのでこのレシピが応用できるらしいよ。
[スポンジ生地]
卵(全卵) 4個
Softasilk 50g
砂糖 90g (大匙6)
[その他]
苺など好きなフルーツ 適宜
生クリーム 1/2pint(200~250ccぐらい)
バニラエッセンスなど
材料はこれだけ。卵(4)+Softasilk(5)=砂糖(9)で覚えられるので便利。スポンジをココア味にしたければココアを足すだけだし、抹茶味にしたければ抹茶を足すだけ。コーヒーエッセンスを入れれば、コーヒー味のスポンジができるしかなり応用範囲が広い。

(1) まずは卵のあわ立て。でもその前にオーブンを375F(190℃)に余熱ヨネツ。砂糖を加えた全卵を一気にハンドミキサー強で15分。寒い日なら湯銭したほうがいいかもだけどめんどうならしなくても大丈夫。
(2) ふるったSoftasilkを入れて、さらにハンドミキサー弱で3分。「切るように」「泡をつぶさないように」なんて呪文は忘れて、豪快にぐるぐるやっちゃってOK。Softasilkのたんぱく量を信じよう!逆にここで混ぜが弱いと生地のパサつきにつながるので、最低でも3分はぐるぐるしたい。
(3) パーチメント紙を敷いた天板に(2)を流し入れ、高いところから2,3回落として余分な空気を抜き、余熱しておいたオーブンに入れてたった7分(様子を見ながら)。焼き時間は天板の大きさ(流し込んだ生地の厚さ)やオーブンによるのでベストの焼き時間を見つけるべし。
(4) 焼けたらすぐにまた高いところから落としてちぢみを防ぐ。網などに乗せて完全に覚ましたあと、クリームを巻きやすいようにパーチメント紙からはがしておく。パーチメント紙からはがすてキメ細やかで綺麗な生地がお目みえしていれば、大成功。(表が少しぐらい変になってもクリーム塗っちゃうんだから気にしない)
(5) 完全に冷めた生地に生クリームとフルーツを好きなだけ。やっぱりロールケーキの定番は苺かなあと。生クリームは多すぎても少なすぎても上手く巻けないので上手く巻けるギリギリの線でがんばりたい。フルーツを入れなくても、クリームだけのロールケーキでも美味しいかも。
(6) 巻き終わり。このロールケーキを教えてもらった頃はロールケーキらしく「の」の字にするのにもてこずってたんだけど、スポンジを薄く焼いてみたり、フルーツの並べ方を変えてみたり、やっとロールケーキらしくできるように(笑)ここまできたらワックスペーパーに包みなおし、ラップをして冷蔵庫で半日ほどクリームが生地になじむまで。もちろんできたてを食べるのも美味しい。

(7) しっとりふわふわのロールケーキの出来上がり。好きな厚みに切って召し上がれ~


ちなみにこのSoftasilkのスゴイところは、ロールケーキだけじゃなくて、同じレシピで普通のケーキ型で焼けば、ホールケーキが出来てしまうところ。この場合は焼き時間は20~30分。デコレーションが上手くないのはご愛嬌ということで(パレットナイフも生クリームのしぼり出し袋も持ってないので、普通のナイフとジップロックでやったのです^^)。