2007/12/22

Les Créations de NARISAWA (2nd visit) / フレンチ / 南青山

FOIE GRAS poêlé aux fraises(フランス・ヴァンデ産フォアグラとイチゴのコンビネーション)
12月22日にJちゃんと2回目の来訪 :-) 12/1に訪れたときに、「実は22日もくるんですが、メニューって大きく変わりますか?」と聞いてみたら「そんなに大きくは変わらないですねー、、でも違うメニューが召し上がられたいようでしたらリコンファームの時に、その旨お伝えいただければ違うメニューを準備させていただきますよ」とのことだったので、前日は1日中リコンファームの電話をいまかいまかと待ち続けた私。でも結局かかってきたのが6時ぐらいで、ちょうど忘年会に向かうために地下鉄に乗っていた(笑)タイミングわるーい。2回目の電話も3回目の電話も気づかなかったので、忘年会をちょっくら抜け出して自分からお店に電話して、「できれば1日とは違うメニューをいただきたいのですが」と伝えてみたら、「すべて違うものには出来かねますが、できる限り違うメニューをご用意させていただきます」と快諾してもらえた :-) 「どれくらい違うんだろうねー」と楽しみも増え。

左:メヒカリのフリット/右:NOIX de coquille Saint-Jacques et pomme de terre en salade(三陸の活ホタテ、ジャガイモのサラダ)

アミューズは、前回と同じメヒカリのフリット。今回もふっくらカリカリで美味。そして前菜1はホタテとジャガイモのサラダ。何度も言うようだけど魚介苦手、特に貝類が苦手な私はホタテもあまり得意じゃないんだけど、このサラダは、、、言葉で言い表せないほど美味しかった。写真の黄色いのがジャガイモなんだけど、、これはどういう品種なんだろ。以前母が送ってきてくれた北あかりに近いような気がするけど、それよりもっともっと黄色くて。ソースがホタテと野菜、じゃがいものすべてにマッチするようなもので、あー、美味しかったなー。なんといっても盛りが綺麗すぎる時点で、ノックダウン。
前菜2はフォアグラ(トップ写真)。これも一口目は衝撃の美味しさだったなー。私はフォアグラは結構しっかり火が通ってるのが好きなんだけど、最初の一口は外側がカリっと香ばしい感じで「おお!これは!」と思った、、んだけど、かなりポーションが多くて、厚みが増すにつれてけっこうレアな部分がふえて、フォアグラ特有の舌触りが気になりはじめ、「ちょっとクドい、、」と思ってしまった。イチゴが口の中をさっぱりさせてくれたのでなんとか完食できたけど、半分ぐらいのポーションでもよかったかも、と思った1品。
左:AMADAI croustillante à la ravigote(山口県、萩の甘鯛のクルスティアント、ワラヴィゴットソース)/右:PORC de Meishanton, -wasabi-(茨城県、塚原牧場の梅山豚~わさび~)

メインは、甘鯛と豚から。前回のポアレのあまりの美味しさに、ナリサワのお魚の扱いに信頼を置いた私。さらに注文のときにクルスティアントというのが何かと聞いたら、ウロコごとから揚げにしたものだということだったので、安心してポアゾン(←かぶれてる)。Jちゃんはポーク+わさび。これ、前回来たときに7800円のコースに含まれてたメインのお料理で、「美味しそうだなー」と思ってた記憶があるので、ちょっと楽しみ。(人の選んだメインだけど:笑)。んで、運ばれてきた甘鯛を一瞬見たときは「なんで歯がついてるんだろう、、」と思ってしまったほど、ちょっとビジュアル的にグロい感じだったんだけど、さっくりふんわり、味はやっぱりハズレなく。でも私は前回のポアレのほうが好きかも。Jちゃんのポークは、近くにふわりとわさびの香りが広がって、でも生わさびのあのトゲトゲしい感じはぜんぜんなくて、イメージ的にはローストビーフにホースラディッシュつけて食べてる感じかな。
左:Marrons en cocktail(マロンのカクテル)/右:Le sucré et le salé breton(甘味と塩味、ブルターニュ風)

プレデセールはマロンのカクテル。洋酒(コニャック、かな?)の味がしっかり生かされたこのデザートは、前回のリンゴ+八角より、サプライズはないけど、安心していただける味。そしてデセールは「甘味と塩味、ブルターニュ風」というメニューからはそれがどんな形態なのか、どんな味なのか全く想像がつかなかったんだけど、、、このデザートがテーブルに運ばれてきたときの「いまさらどうして牡蠣が!!」という衝撃と言ったら。もちろん今回も注文のときに「何か苦手な食材はございますか?」と聞かれたんだけど、メニューを見る限りは食べられないものはなかったので「大丈夫ですー」と答えたんだけど、まさか!まさかデザートに牡蠣なんて、、、とまた「牡蠣トラップ」にかかってしまったと0.5秒で気持ちが日本海溝より深く落ちこんだけど、実はこれ、牡蠣の殻をプレートとして使ってるだけだった。もー、ほんとびっくりしたよ。で、これは前回Jちゃんがオーダしたサバイヨングラタンと似た感じで、甘さがちょうどよいカスタードクリームの中に、りんごのピュレと、塩味の海草からできた?クッキー(のようなもの、説明してもらったけど忘れた)が入っていて。クッキーの部分とクリームを一緒に食べると「おお!甘い!そしてしょっぱい!さらにまた甘い!」と、まあ、ボキャブラリは相変わらずないけど、まさに「甘味と塩味 :-)」。不思議なデザートだったなー。でも牡蠣の殻を使うのはやめたほうがいいです :-) 成澤シェフがテーブル挨拶にこられたときに「デザートが衝撃でした」と言ったら「どうしていまさら前菜が出てくるんだと思ったでしょう?」と。いやまさに。
Les Mignaridises de "Le création de NARISAWA"

さて、締めくくりは例によってミニャルディーズ。今回はクリスマスが近いということもあって、ワゴンにはクリスマスの飾りつけが。そのせいで微妙にチョイスが少ない気がする(笑)。前回美味しかったガトーショコラは「ちょっと多めにください」って言おうと思ってたのに、今回はなかったし、Jちゃんが絶賛してたイチジクのタルトもなし。しかもマカロンも二人で同じものはダメです、と前回なかったルールが発生してたし ;'-(
でも今回絶対食べたかったのが、前回「なんでマシュマロ?」と思って頼むことすらしなかったマシュマロ。でもその後bayareaさんのところでこんな記事を見かけてしまい、「もしかしてあのナリサワのマシュマロはすごーく美味しかったのかも、、、」と後悔の嵐だったので、今回は絶対食べるぞーと気合を入れていたのです。(今bayareaさんのところ読んだら、コメントでナリサワに言及してる人がいるわ!)、んで、どうだったかというと、「何か違う気もするけど、わからない」という結論。だってマシュマロなんてずいぶん食べてないし、、、どんなだったか忘れちゃったもん :-) たしかにモチモチして美味しかったけど、あのガトーショコラのように絶賛に値するものではなかった :-) あー、、ガトーショコラ食べたかった、、、、。
1回目の来訪と、2回目の来訪、どっちがよかったかといえば、総合的に見て2回目、かな。やっぱり前回は前菜の1品がスープだったので、おなかの満足度はデザートでまかなった感じがあったし。今回はサラダ+フォアグラだったので、ボリュームがたっぷりな感。
前菜とプレデセールは今回の勝ち、メインとデセール、ミニャルディーズは前回のほうがよかったな。
ちなみに隣のテーブルのカップルが、4500円のコースをオーダしていたみたいだったけど、前菜は私たちと同じもので、メインやデザートは、前回私たちがいただいたものと同じだったので、メインと、デザートを変更してくれたみたい。
なんにしてもこのレストランは本当に美味しくておすすめです。

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