2006/04/07

アクリルたわし

日本に帰ってきたら、母がちまちまとかぎ針で何かを編んでいた。テーブルの上にはいろんな色と形の作品(?)が。「なにそれ?」というと「これでお皿を洗うと洗剤を使わなくてもキレイになるの」とのこと。ふーん、そんなの別に普通のスポンジでいいじゃん、とその時は気にしてなかったんだけど、ある時「ヒマだからちょっと私も編んでみるか」と思って編み始めたのが運のつき。その終わりのない単調作業に思いっきりハマり込んでしまい。
最初は家にある毛糸でテキトウに編んでたんだけど、そのうち編図が欲しくなり、編図を買うとその作品がキレイにできる毛糸が欲しくなり。手芸店をはしごして毛糸とマイかぎ針を買い求め、黙々と作業に励む。そして本格的にはじめた第1日目は午後から午前3時まで、次の日は朝の9時からこれまた午前3時まで、さらに次の日は朝からお昼まで(毛糸が切れたのでここでストップ)、まさに寝食を忘れて編み続け、出来た作品は数知れず。毛糸も20玉は使ったと思う^^

編図を参考にしたのが、この「魔法のタワシ」という本。カラー写真と編図が交互に載っているこの本は「鈎針ひとつで(中には棒針の作品もある)こんな形にできるんだなー」とか、「この色使いってキレイだなー」と見ているだけでも意外に楽しい。早速本の中から自分の気に入ったデザインを選び出し、つくってみることに。


最初は単なる円形とか、引き上げやポップコーン編みを使ったものとか、クリスマスツリー型とか編んでいたんだけど、そのうち上の本の8ページ目にある畝あみだけでできる井ゲタ型の作品に収束。3色のグラデーションになる毛糸で25~30目の畝編を2段ずつひたすら繰り返していくだけの簡単なものなんだけど、1個作るのに4本のモチーフが必要になるので、1個作っただけではやめられない。1個作っちゃうと違う色で作りたくなる。全色つくっちゃうとパターンの組み合わせを変えたくなる、という単純さにハマる要素が満載。
そんなワケで夜中の3時までつくり続け、次の日にはまた新しい毛糸を買いに行き、また夜中の3時まで、という自分でも「何やってるんだワタシは・・・」と思いつつ、やめられない。
色の基本はピンク、黄色、グリーン、青の4色で、内側に濃いものを持ってきたり、外側にしてみたり。コロンコロンの外観はこうやって並べてみるととってもかわいい。
このアクリルたわし、食器洗いだけじゃなくていろんなものを拭いたり洗ったりできるらしいのだけど、私は意外に洗剤信者なので、茶渋を取ったりガラスの曇りを磨いたりするのにはいいかなと思うけど、洗剤を使わないのは不安だなー、笑。

あれから中途半端にあまった毛糸と毛糸くずで、オバケのQちゃん(のオーちゃん?)をイメージしてテキトウな編みぐるみをつくってみたら、「ビミョウに可愛くない」といわれたのが悔しくて、いくつか違うバージョンをつくってみたらこんどはコッチにハマってしまい、何匹もつくってしまった(笑)。顔の表情を作るのってホント難しいなー・・。
写真は一番お気に入りのツートンぴよバージョン。
底をリング編にして、ちょっとしたブラシにも使えるように、、とはいってるけど、中に綿詰めちゃったりして、もうアクリルたわしの本来の目的からはかなり遠いところにいたりもする。

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