2009/09/23

香港旅行2日目 on 9/23

2日目(だけど観光は初日)は9時に出発するホテルのシャトルバスへのって旺角(Mon Kok)へ。しかしホテル自体も不便な場所にあって、このシャトルバスがなかったら結構大変だったかも。
初日の朝食は朝粥の予定にしてあったので、地図を見ながらお店にてくてく歩く。それにしても香港、車通りはそれなりに激しいけど、ちょっと小路に入ると朝は死んだように静か。どうやら香港のお店は、お粥や飲茶のお店を覗いてはほとんどが11時半とか昼ごろにオープンするみたい。そのかわり夜は遅くまでやってるお店が多いんだけど(デパートでさえ夜10時とかまであいていたりする)。シャッターがほとんどしまってて、街が死んでる状態。目的地がお粥屋さんなので不安はないんだけど、活気がないとやっぱりなんかさみしいわ。

そして目的のお粥やさん、「海皇粥店」に到着。ここは地元民であふれかえるローカルなお粥屋さんっていうよりは、ファーストフード感覚で食べられるお粥屋さんっていう感じで、店内やメニューも結構ポップなつくりになっている。二人ともこのお店のおすすめの「海皇一品粥」(22.5HKD=280円ぐらい)を注文。なんかちょっとサイドが欲しい感じではあったけど、これからいろいろ食べることを考えて胃をセーブ。海皇一品粥はいわゆる「なんでも入り」って感じのお粥だったんだけど、なにせお粥がはいってるボウルがかなりデカくて、普段朝食を食べない私にはかなりのボリューム。頑張ったけど結局半分ぐらい残しちゃったかな。
お粥を食べたあとに目指したのは牛乳プリンで有名な「義順牛奶公司」。このお店もちょうど旺角にも支店があったのでそこに向かったんだけど、なんだか様子が変。シャッターが中途半端にしまってて、「もしかしてまだ開いてない、、、?」朝8時ぐらいからやってるはずの店なのに、、、。なんか開きそうな様子がなかったので、「別の店行こっか」ってことでさっさとあきらめて、油麻地(Yau Ma Tei)へ向かうことに。
旺角から油麻地へ向かう道沿いには、「金魚街」と呼ばれる場所があって、金魚やら熱帯魚やらのお店がずらーっと立ち並ぶ道がある。金魚は小さなビニール袋に入れられてつるされていて、PETAとかに見つかったら怒られそうな状態で売られてる。こんなもん需要あるのかなーって思うんだけど、結構地元の人が群がっていたりしてそれなりに需要はあるっぽい。でもかわいそう。そして道全体が魚臭いのです。
さらに屋台で有名な女人街を抜ける。このあたりはナイトマーケットエリアだけど女人街だけはお昼にはオープンするみたいで、屋台の設置があちこちで始まっていて面白い。つか、屋台って毎日こんな1から組み立ててやってるんだね、、、屋台骨を組み立てて商品を陳列して、、、これって結構大仕事な気がするけど。すごいな。

旺角~油麻地のメインストリートであるNathan Rd.を歩きつつ街を眺める。街は決してキレイじゃないし、道は狭いし、上からエアコンの水が落ちてくるし、歩きたばこの人が多すぎてすれ違う時怖い。でもやっぱりなんか街自体に押し寄せてくるパワーがあってすごいなあって思う。あちこちでビルの工事や修復をやってるんだけど、基本足場が竹なのがすごい、、、。けっこうきれいなビルとかも竹で足場組まれてるし。
そんなこんなでやっと油麻地の義順牛奶公司に到着。私はやっぱり定番の牛乳プリン(馳名雙皮燉奶)20HKD。雙皮っていうのは2枚の皮っていう意味らしいけど、私は牛乳の皮は嫌いなので横によけていただきます。プルプルというよりは、ふるふるの柔らかい牛乳プリン。甘さも控え目でやさしい味。お店のおばちゃんがめっちゃくつろいでて、なぜかJちゃんの足元に大注目。レギンスが気になったのか、サンダルが気になったのか、、、、よくわからないんだけど、注目っぷりがすごかった。なんだったんだろう、笑
牛乳プリンを堪能した後は地下鉄で移動。でもその前にオクトパスカード(八達通)購入。このオクトパスカード、日本で言うところのSuicaみたいなもんらしいけど、地下鉄やバス、フェリーにも乗れるし、コンビニで支払に使うこともできる。小銭をじゃらじゃら持ち歩かなくてもいいし、運賃を気にしないで乗れるし、バスなんかはおつりも出ないので便利。150HKDで、50HKDはデポジット分。デポジット分は万が一残高がマイナスになっちゃった時に使われるのと、払い戻しすると戻ってくる(ただし発行から7日間以内に払い戻しすると7HKDの手数料が発生)。今回の旅はこのオクトパスカードが大活躍。おすすめです。

香港の地下鉄の駅は軒並みきれい。ラインもそんなに数があるわけじゃないので迷うことはないし、本数もあるので便利。駅から出口まではかなり歩くことが多いのと、エスカレーターが早いのでちょっと怖いんだけど。油麻地から向ったのは銅鑼灣(Causeway Bay)。

銅鑼灣での目的はお茶屋さんと雲呑麺屋さん。しかしまだ朝が早いせいかやっぱりお店はしまりがち。さすがにまだお腹はすいていないので、ぶらぶら歩いたり、雲呑麺屋さんの場所をチェックしたりして、目的のお茶屋さん(英記茶荘)へ。お茶屋さんでは、お茶を試飲させてもらったりして、私は大好きな珠になってるジャスミン茶(白龍珠香片)を2袋(100gで100HKD)と、バラの花といろんなお茶がブレンドされている健康によさそうなお茶(英姿茗)(100gで60HKD)をリーフで2箱購入。プーアル茶も欲しかったんだけど、何せ高級なものばかりで、さすがに手が出ず :-) めっちゃくちゃ安いってわけじゃないけど、日本で買うよりは安いかな。(全部で3200円ぐらい)

まだまだいろんなお店があいてないので「トラムに乗りたいですー」と、トラムに乗車 :-) 私は日本では地下鉄も電車も大嫌いだけど、旅行先の交通機関に乗るのは好き。仕組みを知るのも面白いし、なんか「旅してる!」って言う気持ちになるから :-) 銅鑼灣から中環(Central)に向かう路線に乗り込み、やっぱり2階席でしょ、と2階席をゲット。並んで座ることはできなかったけど、二人とも窓際の席に座れて、涼しいし気持ちいいー。Jちゃんは隣に乗ってきたインド人のおっさんにずっと話しかけられてて対応が大変そうだったけど、私はひとりで景観を楽しむ(会話には加わらない、笑)。トラムはめっちゃ細長いし、ギリギリですれ違っていくので、顔をだしてたら首ちょんぱの憂き目にあいそうではあるけど。楽しい。
中環からはまた地下鉄で銅鑼灣に戻り、自称わんたにすとな私のメインイベント、雲呑麺屋さんへ。実は銅鑼灣には気になる雲呑麺やさんが2軒あって、どうしようどうしようと悩んだ後で、お店構えが立派なほうの「池記(チーゲイ)雲呑麵家」へ。エビわんたんが入った鮮蝦雲呑麺は27HKDで、ちょっとサイドデッシュも欲しいかもってことで芥蘭をオーダー。うわーっとエビのかおりがするスープと麺。私は雲呑だけでなくこのぷちぷちした食感の輪ゴム麺もこよなく愛しているので、もう美味しすぎてあっという間に食べてしまった。
そして、、、なぜか雲呑麺の写真がもう1個続きます(笑)。実は香港で言うところの雲呑麺ってのは、台湾の担仔麺麺みたいに、小さなボウルに入ってて、そんなに量がなかったので「もしかして、、もう1杯食べれるんじゃない?」「私は全然平気かも、、」という結論になり、もう1軒の気になっていたお店、「何洪記(ホーホンゲイ)粥麺専家」へ行ってみることになったのだ。おそるべし私たちの胃袋。
何洪記の正斗鮮蝦雲呑麺は28HKD。これは、、美味しい。池記の雲呑麺もおいしかったけど、こっちのはスープにもっと深みがあって、麺のぷりぷりっぷり(笑)もよくて、「こっち後に来てよかったね、、」と。Jちゃんは「これは最近食べた物のなかでもトップ3に入る美味しさかも」といってスープを飲みほしていた。いや、ほんとおいしかった。300円ちょっとでこの満足感ってすごすぎる。このお店持って帰りたい。

さすがにお腹もいっぱいになって銅鑼灣のスーパーやら、お土産屋さんやらをぶらぶらしつつ、次に向かったのは尖沙咀(Tsimshatsui)。ここからはちょっと観光をするのです。かのペニンシュラホテルやら、インターコンチ、シェラトンなどの超高級ホテルが連立するこのエリア、ビクトリア湾を望む景色はまさに「香港」って感じで、私が小さかったころ見た父親が香港で撮ってきた写真のってこんな感じだった淡い記憶。
さらにここにはavenue of starsというハリウッドのチャイニーズシアターの香港映画スター版がある :-)とはいってもジャッキーチェンと、アンディラウ、ブルースリーぐらいしか知らないんだけど。
それでもなんでもすっかり観光気分で写真スポットでいろんなポーズで写真を撮り楽しんだ。
程よく日も暮れてきて、ビクトリア湾にはまたシンフォニーオブライツのために戻ってくる予定だったので、それまでに夕食を済ませる予定だったんだけど、まだそんなにお腹もすいてなくて(あたりまえだ)「デザートを先にしとく?」ってことになり、バスに乗って九龍公園(Kowloon Park)のほうへ向かい、日本でもおなじみ「糖朝」へ。
「やっぱりマンゴープリンは外せないし、、でもほかのものも食べたいし、、」と相変わらず食に対して貪欲な私たちは、ひとり二つずつオーダーすることに :-)。私は定番マンゴープリンと、フルーツ入りココナッツミルク。Jちゃんはゆう子のいちごプリン(なぜゆう子なのかは不明)と、フルーツとマンゴー入りの豆腐花。どれも20HKD~30HKDだったと思う。(記憶あいまい)。日本の糖朝だとマンゴープリンだけで800円ぐらいしたよね、、確か。それ考えるとほんとに香港はトロピカルフルーツが安い。マンゴープリンは言わずもがな。ココナツミルクはちょっと味が薄かったな、、、フルーツはおいしかったけど。
さて、いよいよお腹もまんぷく。今度は歩いてビクトリア湾へ戻るのです。

この時間になってくると、俄然街が活気づいてきていて、ネオンもピカピカ、行きかう人も心なしか元気がある感じ。ネオンや光の加減で街のいわゆる「汚い」部分が見えにくくなるので、街自体がよく見えるのかも。世界中からバックパッカーが集まるという重慶マンションのあたりは、さすがに怪しげな雰囲気だけど、身の危険を感じるほどでもないし、(でもさすがに女の子ひとりで歩くような場所ではないかな)、やっぱり香港は夜の街なんだなー。
そしてまたちょっと買い物などしつつ、20時から始まるsymphony of lightsへ。音楽に合わせて対岸のビル群が光の競演を行うというわかりやすいコンセプトのこのイベント、湾周辺はかなりの人だかり。それでも場所取りに困るというほどでもなく、そこそこいい場所をゲットして待つ。結構写真を撮ったんだけど、夜景に弱い私のカメラはまともな写真がひとつもなく :-(、、、イベント自体も「わーー」って思うほどの迫力はなくて、きれいだけどまあこんなもんっかって感じ。ディズニー的なものを想像していたので期待がちょっと大きすぎたかも。つかサムソンの看板がまぶしすぎて邪魔です。

まだまだ続きますよ。だってまだ夕ご飯食べてませんから。夕ご飯の場所はJちゃんの希望ですでに決めてあったので、スターフェリーに乗って銅鑼灣に戻るのです。その前に香港の法定遺跡である時計台なども見つつ、灣仔(Wan Chai)行きのフェリーに。乗り場は死ぬほど暑かったけど、乗ってしまえば潮風が気持ちいい。
灣仔へはあっと言う間について、ここから銅鑼灣へどうやって行こうかと考える。地下鉄の駅が微妙に遠くて「バスにする?」とバスに乗ってみることに。地下鉄と違ってバスは結構難しい。路線図もないし、どのあたりにつくかもわからないので、とりあえず勘で乗るしかないんだけど、今回のバスはちょっとトリッキーで、降りようと思っていたバス停をさくっと通り過ぎてしまい、次の駅で焦って降りたんだけど、これがかえっていい感じの場所に出て、ちょっと歩いてみたら目の前をトラムが走っていて、「さっきの場所で降りなくてよかったね、、、」とラッキーに感謝 :-)で、乗り慣れて安心のトラムに乗り換え、無事銅鑼灣へ到着。よかった。あせった。

そして向かったのは南北楼(ナムパッラウ)という四川料理のお店。しょこたんが紹介していたという鉄板エビチリに、私の大好きなメニュー宮保鶏丁(鶏肉のカシューナッツ炒め)。さらに青菜の炒め物と、私のワガママを言ってガイドブックに乗っていて食べたかった擔擔麵があったのでこれもオーダー。エビチリと宮保鶏丁はSサイズにしたけど、それでもすごい量!!small、って言ったのが一瞬オーダーがちゃんと通ってなかったと不安になったほど。擔擔麵はあんまり美味しくなかったけど、エビチリのエビはありえないぐらいにプリプリだし、なによりも宮保鶏丁が美味しすぎて感動。これは私の中の宮保鶏丁ベスト3に入るわよ。最初はすごい量だと思ったのに、ペロリと平らげてしまった私たちすごい。
そしてネズミーランド線に乗ってやっとホテルへ帰ります、笑。もう食べられません。食事が終ったのが11時過ぎだっただろうか。しかし初日からフルスロットルで食べました。明日もがっつり食べるぞー。

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