2009/09/24

香港旅行3日目 on 9/24

2日目からの続き。昨日は9時のバスに乗って出かけたけど、お店がほんとに開いてなくてお粥のあとの時間つぶしにちょっと困ったので、今日はゆっくり出かけましょうーということで10時に出発。向かうは上環(Sheung Wan)。今日は飲茶をするのですー。飲茶のお店はいろいろありすぎるんだけど、「昔ながらのところに行ってみたいね」ってことで、お店の造りから料理に至るまで、昔からの雰囲気を色濃く残していると言われる「蓮香楼」に決定。このお店、ローカルの人であふれかえる(相席必須、英語もあんまり通じない)ような場所らしいんだけど、ワゴンサービスのお店なのでまあ、言葉は通じなくてもなんとかなるかーと思い、入店。

しかーし。現実は厳しかった :-) まず、お茶は問題なくもらえたけど、待てど暮らせどワゴンがまわってこない。最初に回ってきたワゴンが私の好きな腸粉(チョンファン)のワゴンだったので、英語通じないのはわかってるけどdo you have シンハーチョンファンって言ったらちゃんとエビの腸粉くれた(写真はそのあとで取ったチキンの腸粉)。アメリカ時代に飲茶に通ったのがこんなとこで役に立つ :-) しかし回ってたのがこのおばちゃんだけだったのでちょっとさめてて残念。あつあつの腸粉食べたいよ。味はおいしかったけど。

そしてまた次のワゴンを待つも、ワゴンがいない。前に座ってるおじさんとか、ずっとお茶しか飲んでないし。しばらく待って、やっとワゴンが出てきたんだけど、出てきたと思ったらみんな伝票をむんずとつかんでワゴンの周りに大集合 :-)通路も決して広くないのに、すっごい人だかりになっちゃって、ああじゃないとこの飲茶屋さんでは生き残れないんだ、、、私たちには無理だね、、、とJちゃんと意見が合致し、次の飲茶屋さんへ向かうことにした、笑。いや、あれは無理ですほんと。
次に向かったのは、陸羽茶室。ここもガイドブック常連の飲茶屋さんなんだけど、ワゴン式にちょっとついていけないと思ったので、オーダ式のこのお店に決定。わら半紙でできたなんか風情のあるオーダシートに個数を書き込んで渡せばやってくる。ここのお茶美味しかったな。しかしここはここでメニューがとても少なくて、「大根もち食べたかった、、」「ショウロンポウ食べたかった、、」という気持ちを満たすには至らず。出てきたものはそれぞれ美味しかったけど、やっぱりちょっと物足りなかったな。飲茶は今回縁がなかったみたい。お店に入る時間とかも重要かも。

今日はヒルサイドエスカレーターに乗ってソーホーあたりに行ってみようってことで、中環方面へ向かう。途中美心西餅(マキシム)へ寄って、地下鉄の駅のあちこちで宣伝されててずっと気になってた「冰皮月餅」を購入。アイスクリームなのかと思っていたけど、そうではなくて、単に冷たい月餅なだけみたい。2個入りで26HKDとちょっと高めではあったけど、初日からJちゃんに呆れられるぐらいずっと気にしてた商品だったので(月餅なんか全然好きじゃないのに)、念願かなってよかった、笑。味は無難にマンゴーを購入。マンゴー味の甘さ抑えめの餡に、マンゴーピュレが入ってて、最初は「思ったより、、」って感じだったけど、ピュレが出てきたあたりからすごく美味しくなってきた :-) これは普通の月餅の数倍美味しい。全部これにすればいいのに。
そしてヒルサイドエスカレーターへ。もっと急勾配なすごいエスカレーターを想像してたんだけど、全然そんなことはなくて、単なるエスカレーターだった、笑。Jちゃんが前に来た時上まで行きすぎて、降りるのが大変だったという話を聞いて、あんまり上までいかないようにする :-)。しかしなんで上りだけなんでしょ。下りのほうが膝に負担がかかるのよー。
ヒルサイドエスカレーターでSoHoへ向かう途中にあるのが、蛋撻(エッグタルト)で有名な「泰昌餅家」。私はエッグタルトはそれほどファンではないんだけど、Jちゃんがここのはおいしかったよーというので、食べないわけにはいかない。1個5HKD。次から次へと人がやってきてエッグタルトや、パン、カステラみたいなものを購入していく。ビニール袋に無造作に入れられたまだほんわかとあたたかいエッグタルトをむんずと取り出し、口に入れる。、、、む。これは美味しいかも。

エッグタルトのファンじゃないのは、焼きプリンと同じあの卵くささがあまり得意じゃないのもあるんだけど(なので焼きプリンもあまり好きじゃない)、ここのエッグタルトはそれがなくて、ぴゅるぴゅるの卵液にほのかな甘みのクッキー生地、全部がバランスよくて美味しかったなー。しかしあとから灣仔とかにも泰昌餅家が支店を出しているのを見つけたんだけど、そこはなぜかエッグタルトが3.8HKDだった、、、なんでだ!5HKDだって安いんだけど、笑。
そこからもう少しエスカレーターを上がって、SoHoにたどりつく。このあたりはエスニック料理や、欧米のレストランが多くて、白人率がかなり高い。今回香港をあちこち歩いてみて思ったけど、街やレストランのきれいさ(見た目)とそこにいる欧米人率は確実に比例していると思う。私たちが行ったようなB級グルメのお店には白人は皆無だったし、俗にいうexpatって人たちなんだろうけど、一歩路地を入るだけでそこには底辺の生活をしている(と思われる)人たちがいるわけで。ちょっと考えさせられるところがある。日本でもそうなのかもしれないけど。そんなことを考えながらSoHoを後にして、向かったのはまたデザートのお店、笑。
今度のデザートのお店は「許留山(ホイラウサン)」。これもあちこちにあるファーストフード系のスイーツのお店らしい。私はマンゴープリンにフルーツがついたもの、Jちゃんはマンゴージュースの中にマンゴーとマンゴーアイスが入ったものをオーダー。ここのマンゴープリンはちょっと人工的な味がしたけど、生マンゴーはおいしかった :-) イチゴは口に入れた途端本能で感じるヤバい味がしたので、吐き出して破棄。見た目はごくごく普通だったのに、危なかった。油断ならないわ。
そしてそして、、次は今回の旅のメインイベント「スパ・ロクシタン」でのエステー!日本にはまだないロクシタンのエステ、香港にはもともとプチ・スパってのが三店舗あったらしいんだけど、最近できた(らしい)のが、この灣仔のグランドスパ。ロクシタンのイモーテルシリーズを使ったフェイシャルが75分で850HKD。最初はフェイシャルだけでいいかなーって思ってたんだけど、「日本にないし」「せっかくの旅行だし」ってことで60分のボディーマッサージ+75分のフェイシャルのコース"Journey to Provence"、1600HKDを予約してもらった。日本円にしたら2万円ぐらいで、決して高くも安くはないと思うんだけど、頑張ってる自分へのご褒美なのです。
しかしここでまたトラブル発生 :-) 旅にはトラブルがつきものですが。実は行きの飛行機の中の免税販売で、このスパ・ロクシタンgift certificate1000HKD分があって、これを使うと、450HKD相当の背中マッサージが無料で受けられる、ということで、「それはお得だよね、もし時間がなくてマッサージ受けれなくても損はしないし」ってことで、一人1000HKD分ずつ購入したのだ。で、スパについて「このgift certificateを使うと、背中マッサージが受けられるはずなんですが」って聞いてみたら、なんと「予約を香港ナビ経由でされているようなので、そのgift certificate自体が使えないんです」という予想外の返事。そんなのなんかおかしいような気がするんだけど、まあ、たぶん香港ナビ経由で予約すると、ある程度サイトにコミッションとか入るようになってるのかもしれないね。逆に飛行機で買ったgift certificateを使うと、キャセイにコミッションが入るとか、、、。まあそれはよくわからないけど、さすがに1000HKDを無駄にするわけにはいかないので、「なんとかできませんか?」とか「フリーのマッサージはいらないから、certificateだけ使えませんか?」「もしこの香港ナビの予約を今キャンセルしたら使えますか?」とか食い下がってみる。お店の人も「うーん、困りましたねー」って感じだったんだけど、最後の最後で「じゃあ、このサイトで予約した分を、no-showってことにしますね、そしたらこのcertificate使っていただけますので。無料マッサージは受けていただけませんがそれでいいですか?」って言われたので、「もちろんです!ありがとう!!」と大感謝。よかったよう。お店の人が優しい人でよかった。

それでやっとスパのコースへ。部屋に案内され、着替えをすませるように言われたので、黒いTバッグの紙パンを履き(笑)、ローブを羽織ってまずはフットバス。ローズパウダーをたっぷり入れたフットバスで足をマッサージしてもらうと、歩きすぎて疲れた足がめちゃくちゃ気持ちいい。ああーっとやって欲しいーって思ってたら、私のセラピストのがめっちゃ笑いを押し殺しはじめたので、なんだろう?って思ったら、どうやら私がスリッパを着替え位置に置きっぱなしにしてきちゃって、フットバスが終ってスリッパ履かせようと思ったらなかったので笑ってたらしい。「あっちに置いてきちゃいました、笑」って言ったらすごい笑ってた。恥ずかしかった。

で、マッサージとエステはどうだったかって言うと、これがもうお値段以上の満足度。マッサージはかなりしっかりやってもらえたし、フェイシャルもすっごく丁寧で、メイク落としひとつも手を抜かない感じ。見えないのでよくわからないけど、ピンセットみたいなもので小鼻の掃除もしてくれて、角栓を1個1個とってくれるの。チクっと痛いんだけど、最近ほんとに角栓が気になってたので、終わったあとのするするの鼻を見てこれまた感激。ほんとに2時間ちょっとがあっという間で、終わったあとはひたすら「気持ちよかった、、、」と。いやほんと。前に横浜でジュリークのフェイシャル受けて、悪くないと思ってたけど、雲泥の差だった。日本にもあればいいのに、、、。イモーテル思わずシリーズでそろえようかと思うほど肌がぷりぷり。メイクするのがもったいなくて、私はエステ終わったあとはノーメークでいることに。ショップでいろいろ購入しつつ、お店を出たのが7時近く。あー、ほんとに満足な時間だった、、、。
ノーメークですがご飯は食べます。向かったのは灣仔にある「楊記」。このお店は撈麵(汁なし麺)で有名なお店で、トッピング(味?)はいろいろあるけど、やっぱりスタンダードな宮庭蝦籽撈麵(蝦の卵あえ撈麵)をオーダー。22HKD。スープは別にやってきて、これがもう「蝦!蝦!これでもか!蝦!」って感じ。なんでこんなシンプルなのに美味しいんだろうって感じ。例の雲呑麺のほうがもちろん好みではあるんだけど、撈麵も不思議な食感で美味しかったな。
ご飯を食べた後はまたトラムにのって、上環方面へ向かい、今度はビクトリアピークへ。ビクトリアピークへはピークトラムと呼ばれるケーブルカー(?)に乗るんだけど、これが結構な急勾配ですごい。なんとか写真におさめようとしたんだけど、、、難しい。

そしてピークトラムはあっという間に山頂に到着。なんか、こういう展望台系のところってひっそりとダサいお土産屋さんがあるぐらいで、ほかにはあんまり何にもないイメージだったんだけど、このビクトリアピークは全然違って、かなりしっかりしたレストランがあったり、(Bubba Gump Shrimp まであった)お店もちゃんとしてていい意味で裏切られた。ピークトラムも、展望台もオクトパスカードが使えて、行き+展望台+帰りとオクトパスカードを使うことで割引が受けられたり、、、うまくできてるなあって思った。今回ホントオクトパスカード大活躍。おかげで小銭も全く増えなかったよ。写真をつなげてみる :-) しかし夜景に弱いカメラだなあ、、、。
これが100万ドルの夜景って言われると「うーん」って感じだけど、たぶんUSDじゃなくてHKDで100万ドルなんだと思う。ああ、きれいな夜景を目の前にしてこんなことを考えるなんて私の心はどこまで汚れてしまっているのでしょう。純粋な心を取り戻したい :-) 風がすごく強くて、そんなに長居はできなかったけど、たぶんここは昼間より夜来たほうがいい気がする!昼間は昼まで良さがあるんだろうけど、私は絶対夜景派だな。
ごはんも、エステも、夜景も堪能して充実の3日目も終了。ホテルに帰ってお風呂に入りすぐに撃沈。疲れました。明日は最終日ー。

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