2006/03/03

Softasilkロールケーキ(レシピ)

ベイエリアに限らず、「アメリカで生活する女性」に口コミで広がるレシピというものがあるらしい。しかもそのレシピには「アメリカでは簡単に手に入るけど、日本じゃ見かけない」という材料が使われているのが特徴だったりする。有名なものでは「もちこケーキ」とか。このロールケーキもその口コミレシピの1つらしく、人から人へ、まるで伝説のようにアメリカに住む人、アメリカから去った人、アメリカに来る人に語り継がれているそうな。かくゆう私もお友達のえりんこちゃんのからレシピを伝授してもらったクチ。スポンジというと卵を別立てしたり、「粉を入れた後は泡をつぶさないように切るように混ぜる」なんてのが定番のレシピなんだけど、このレシピは本当に何も気を使うこともなく、細やかな作業も必要なく、あまりに簡単にふわふわ、きめ細かなロールケーキが作れることに感動すること必至。あちこちのブログでレシピがアップされているけど、私もココに覚書。

このロールケーキのレシピで絶対にそろえなくてはいけないのがPillsbury社のSoftasilkという薄力粉。この粉がないことにはこのレシピははじまらない。特別な原材料が入っているわけではないこの粉なんだけど、普通の薄力粉との違いはそのProtein(小麦たんぱく)含有量にあるとか、ないとか。ようは小麦たんぱくが少ない→水分を加えてできるグルテン量が減る→粉をよく混ぜても粘りが少なくなり、スポンジのふわふわが犠牲にならないということなのだと思う(料理詳しい人コメント求む:笑)。日本の薄力粉でもスーパーバイオレットとかなら小麦たんぱく量が少ないのでこのレシピが応用できるらしいよ。
[スポンジ生地]
卵(全卵) 4個
Softasilk 50g
砂糖 90g (大匙6)
[その他]
苺など好きなフルーツ 適宜
生クリーム 1/2pint(200~250ccぐらい)
バニラエッセンスなど
材料はこれだけ。卵(4)+Softasilk(5)=砂糖(9)で覚えられるので便利。スポンジをココア味にしたければココアを足すだけだし、抹茶味にしたければ抹茶を足すだけ。コーヒーエッセンスを入れれば、コーヒー味のスポンジができるしかなり応用範囲が広い。

(1) まずは卵のあわ立て。でもその前にオーブンを375F(190℃)に余熱ヨネツ。砂糖を加えた全卵を一気にハンドミキサー強で15分。寒い日なら湯銭したほうがいいかもだけどめんどうならしなくても大丈夫。
(2) ふるったSoftasilkを入れて、さらにハンドミキサー弱で3分。「切るように」「泡をつぶさないように」なんて呪文は忘れて、豪快にぐるぐるやっちゃってOK。Softasilkのたんぱく量を信じよう!逆にここで混ぜが弱いと生地のパサつきにつながるので、最低でも3分はぐるぐるしたい。
(3) パーチメント紙を敷いた天板に(2)を流し入れ、高いところから2,3回落として余分な空気を抜き、余熱しておいたオーブンに入れてたった7分(様子を見ながら)。焼き時間は天板の大きさ(流し込んだ生地の厚さ)やオーブンによるのでベストの焼き時間を見つけるべし。
(4) 焼けたらすぐにまた高いところから落としてちぢみを防ぐ。網などに乗せて完全に覚ましたあと、クリームを巻きやすいようにパーチメント紙からはがしておく。パーチメント紙からはがすてキメ細やかで綺麗な生地がお目みえしていれば、大成功。(表が少しぐらい変になってもクリーム塗っちゃうんだから気にしない)
(5) 完全に冷めた生地に生クリームとフルーツを好きなだけ。やっぱりロールケーキの定番は苺かなあと。生クリームは多すぎても少なすぎても上手く巻けないので上手く巻けるギリギリの線でがんばりたい。フルーツを入れなくても、クリームだけのロールケーキでも美味しいかも。
(6) 巻き終わり。このロールケーキを教えてもらった頃はロールケーキらしく「の」の字にするのにもてこずってたんだけど、スポンジを薄く焼いてみたり、フルーツの並べ方を変えてみたり、やっとロールケーキらしくできるように(笑)ここまできたらワックスペーパーに包みなおし、ラップをして冷蔵庫で半日ほどクリームが生地になじむまで。もちろんできたてを食べるのも美味しい。

(7) しっとりふわふわのロールケーキの出来上がり。好きな厚みに切って召し上がれ~


ちなみにこのSoftasilkのスゴイところは、ロールケーキだけじゃなくて、同じレシピで普通のケーキ型で焼けば、ホールケーキが出来てしまうところ。この場合は焼き時間は20~30分。デコレーションが上手くないのはご愛嬌ということで(パレットナイフも生クリームのしぼり出し袋も持ってないので、普通のナイフとジップロックでやったのです^^)。

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