2006/03/17

Coin wrappers / たまった小銭

アメリカ生活で何が便利かって言うと、「現金をそんなに持ってなくてもクレジットカードがあれば基本的には生活できる」ってこと。日本じゃ小額の支払いにクレジットカードを使ったりはしないし使えないことが多いけど、こっちでは普通にクレジットカードを使ってる人がいる(語学学校の先生がファーストフードのお店で普通にクレジットカードで支払ってるのを見てちょっとカルチャーショックだったわ)。そんな私も100ドルや200ドルといった大金が財布に入っていることはほとんどなくて、スーパーで買い物をするときはATM(Debit)カードで支払うし、洋服なんかを買うのはもちろんクレジットカード。私は特に日本で作ったドル建てのカードを使っていて、自分で為替を管理しているので、現金よりクレジットカードを使いたいし。
それでもやっぱりコーヒーを飲んだりとか、10ドルや20ドルの支払いなら現金を使うことが多いので、知らず知らずのうちに小銭がたまる。さすがに最近は小銭の出し方で迷うことはなくなったけど、アメリカに来たての頃はたとえば$1.80の買い物をするのに、1ドル札はともかく80¢を出すのに25¢x3+5¢とか25¢x2+10¢x3って出せばいいのがとっさに出来なくて、いつも2ドル札で支払い20¢のおつりをもらうことになったり、x0(-ty)なのか1x¢(-teen)なのかが聞き取れずに小銭が出せなかったり、さらにお財布に小銭を入れておくのが重くてイヤですぐに出してしまうこともあって、そんなこんなでたまりにたまった小銭がほんとに山ほど。


で、そんなたまった小銭は当然日本みたいに瓶詰めのまま銀行に持っていけば両替できると思ってた私なんだけど、「アメリカの銀行はコインカウンターなんていう文明の利器は存在してないから、瓶詰めの小銭を持っていっても両替してくれない」という話を聞いて、じゃあこのたまりにたまった小銭はどうすりゃいいんだろう・・・と思いちょっと調べてみると、どうやら小銭をバラバラに銀行に持っていっても両替はしてくれないけど、"Coin Wrappers"という紙筒に包んで持っていけば両替してくれるという記事を見つけて。でも「ハワイでは」という但し書きがあちこちについていたため、「他の州ではできないのかな」と思ってしばらく忘れてたんだけど、帰国が近くなって彼にその話をしてみると、別に普通にみんなやってるらしい(っていうか知ってるなら最初から教えてくれりゃいいのに)。そしてこの"Coin Wrappers"、銀行へ行って「コインラッパーを頂戴」って言えばくれるらしいんだけど、それも面倒なので近くのOffice Depotへ行って探してみたらあっさり発見。しかもコインの種類ずつ沢山買わなくちゃいけないのかと思ってたら、全てのコイン用のが詰め合わせになってるセットがあって、うきうきと購入してきた(ちなみに12個ずつのセットが$1.99だった)。なんかちょっと楽しくなりそうなヨカン。

この"Coin Wrappers"、小さな1¢(ペニー)と10¢(ダイム)は50枚ずつ、5¢(ニッケル)と25¢(クオーター)はそれぞれ40枚ずつを包む仕様になっているんだけど、ここで問題発生。いったいドコまで詰めたら40枚や50枚なのかが分からない。ためしに外側の柄にあわせて詰めたら4~5枚多く詰っちゃうし、そこでまた前述の記事を検索してみてみると"Coin Wrappers"の他にジョウゴのようなツールも使っているではないの。「しょうがないから手で数えるかー」とぽちぽち数え始めたけどやっぱりメンドウなので、10枚ずつのタワーにして高さをあわせる方法にかえたら、そこはさすがアメリカの小銭、小銭ごとに厚みがマチマチで、1枚多くなったり、少なくなったり。それじゃあと、詰め終わった筒の内部に線をぐるりとひいて、中身は別の筒に詰め、線を引いた筒を計測器として使う方法を取るも、これもやはりコインの厚みがマチマチなせいでうまくいかない。結局なんだかんだ策を練っているよりは数えたほうが早いという結論に至り、ニーシーローヤートー、ニーシーローヤートー、と呪文のように唱えながら、ちまちまと詰めていく。これってさあ、アメリカ人にやらせたらちゃんと50/40枚詰まってない筒(もしくは1,2枚多い筒が大量にできあがんじゃないの?ともステレオタイプなことを思いつつ。
そして1時間ほど作業にいそしんで、コインの束ができあがりー。かなり沢山あったはずなのにこうして筒にしちゃうとそんなにたいした量でもなく。しかも後2枚足りないとか5枚足りない筒なんてのもできてしまって、部屋中のコイン探しまでするハメに。いつもはイヤってほどある小銭なのに、こんな時に限って見つからないんだからぁ、もう。
結局きちんと詰められたものだけでも100ドル以上になって(クオーターが思ったより多かったせいもあるけど)、塵も積もれば、ってまさにこのことを言うのかもだよね。この詰め詰め作業が結構楽しいので、小銭がたまってたまってしょうがない人は是非極限までためて楽しんでください(笑)
3/17追記
銀行へ行ってデポジットしてきました。特に中身を確認するでもなく、あっさりデポジット完了。しかし銀行員のおにーさんが50¢の束が9個で、5-1-1.5-2-と数えてたのに、最後に$4.05って書いて合計が合わなくて困ってるのにはちょっと笑えた。

All about記事「銀行では両替・入金できない不便な小銭 貯まったアメリカコイン活用法」 (リンク修正しましたon3/17/06)

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