2017/11/04

Restaurant Oberländer Weinstube / フレンチ / カールスルーエ

またやって来る誕生日。
ああもう自分の年齢を考えたくない、、、。

日本でも、アメリカでも、まわりにいる人がいつもサプライズで祝ってくれた誕生日だけど、ここドイツは勝手が違う。ドイツの誕生日は、誕生日の主役がみんなに奉仕しなきゃいけないということ。
誕生日の人が誕生日会を計画して、友達を招待して、飲み物や食べもの、ケーキも準備して、一緒に夜を過ごし12時になったらおめでとうーって感じで。もし平日ならオフィスにケーキやらを持って行き、みんなをバーに連れて行っておごったり。

文化の違いには敬意を払うし、自分を合わせていこうという意思はあるけど、この誕生日の風習だけはほんとにツラい。なんで誕生日なのに料理したりお菓子作ったり人をもてなしたりして、疲れなきゃいけないのかと。
だいたい「わたし今日は誕生日なんです☆」って宣伝するのが既に無理。

まあ、そんなドイツなので、去年も誕生日の週末は普通に一人で過ごし、誕生日当日は次の日会社に持って行くお菓子を一日中焼いていた。(これももうむなしさが半端ない)

今年も週末なのでそんな感じになるな、、と思ってたけど、金曜日にEとランチした時に「週末は何か予定ある?」って聞かれたので「ううん、誕生日だからお菓子作りするぐらいかな」と言ったら「お誕生日なんだから何か美味しいもの食べにいこうよ。誕生日に一人で過ごすなんてダメよ。」と言われて。

で、ランチがてらOberländer Weinstubeをチェックしに行ったんだけど、生憎日曜日は定休日。「別に前日でもいいよね?」と言われたので「うんぜんぜんかまわないよ。ドイツ人じゃないし」って。
ドイツでは誕生日を前日に祝うとかはものすごい不吉なことらしく絶対にNGで、土曜日が誕生日だったら、金曜日じゃなくて、月曜日に「誕生日おめでとう」といわなきゃいけない。ほんと意味わかんない(←どんなけドイツの誕生日風習が嫌いなのかと)

閑話休題。
細い路地にぽつりとあるレストラン。
けどミシュランの星1つだかを獲得したことのあるシェフがやってるとかで、結構有名なお店みたい


まずは泡でかんぱい。


店員さんは英語が話せるし、ドイツ語のできない私のために英語のメニューを頼まなくても持って来てくれたけど、英語のメニューはドイツ語のメニューより明らかに省略されてて、逆によくわからなかった

アミューズブーシュ。サーモンのタルタル。ドイツでは「Gruß aus der Küche(キッチンからのごあいさつ)」と言うらしい。


前菜は私はサラダをチョイス。グリルドチーズサンドみたいなのがついてた(ハモンセラーノとモッツァレラが入ってた)


メインはいろいろ悩んだ末、お魚。もともとのメニューはメカジキだったんだけど、メカジキがなかったらしく、おひょうで。むしろおひょうのほうが好きなので良かった。
ドイツで美味しいお魚食べることないから、すごく美味しく感じた


デザートはクレームブリュレ。


まあ、正直なところ、日本のフレンチとかと比べたらごくごく普通だったけど、食の砂漠ドイツでこういう食事ができるのはほんとうに貴重なこと。フランスと近いのに、食文化がここまで違うのも不思議な感じ

いろんな話して「明日ちゃんとお誕生日おめでとうって言うからね」とお別れ。
気軽に美味しいものを食べにいけた日本の日々が恋しい毎日だけど、ドイツにもこんな友達がいてほんとうにラッキーだなあと思う。多分前の会社で知り合った人たちがまわりにいなかったら、ドイツでの生活は続けられない気がする。

そして誕生日当日は一日中会社に持って行くお菓子作り。人数が多くなったからしんどい。ひたすらむなしい。
来年は月曜日か、、、。


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