2016/05/17

またオランダへ

ビザのないままオランダへ送られたのはちょうど1ヶ月前。

電車は遅れ、乗り継ぎを逃し、トラムはストライキでほんとにしんどかった出張だったので、しばらくは行きたくないと思ってたのに、また行く羽目に。

しかも私がメインアジェンダでもないのに、プレゼントかまた全部用意しなくちゃいけなくて、せっかくの祝日を全て仕事に費やさなきゃいけなかったし、、私はエンジニアの出なのでプレゼンとか作るのも得意じゃないのに、なんでなの。仕事だからしょうがないけど人が決めた会議に送られて準備は全部私とかなんか理不尽なことが多い。
そして前日なぜか3時半ぐらいに目が覚めてそれからぜんぜん眠れなかったので、疲れが半端ないし。

そして新幹線と同じと思って乗るといつもがっかりするどいちぇばーん。
今回はICEじゃなくて、ライン川沿いを通る電車に乗ったんだけど、1時間ぐらい余分にかかるし、しんどいことこの上ない。しんどいことの一つが、私は公衆トイレが潔癖のせいで使えないので(場所にもよるけど、電車や駅のトイレとか絶対無理)水分があまりとれないし。

電車の中でプレゼンの見直しをしつつ、時間をつぶしていたんだけど、さすがに喉がかわいて「コーヒーがのみたい」って訴えたら「じゃあ食堂車へ行こう」と言われて、人生初食堂車。しかし食堂車がいちばん遠い車両で、行くのが大変だった、笑。

コーヒーだけでよかったけど、なぜかチーズケーキまで頼まれていた


乗ったのがスイスの車両なので、食堂車も風情があって、流れる景色を見ながらのコーヒー。ただの旅行だったらどんなに楽しいことだろう(笑)


コーヒーをのみながら結構のんびりしてたんだけど、そしたらなんかアナウンスがあって(ドイツ語なのでわからない)、Oが「なんかアクシデントがあったらしくて、この電車Münsterには行かないので、次の駅で乗り換えなきゃ行けないみたい。」と。で、しかも次の駅までどれくらいはなれてるかも分からないので、席に戻らなきゃ行けなくなって、お会計をして、席に急いで戻る。なんというトラブルなの。どいちぇばーん。席にもどったらまたアナウンスがあって「まだ20分ぐらいかかるみたい」と。急いでもどる必要もなかったというオチ。

で、その乗り換えの駅が近づいてきてまたアナウンスがあって、こんどは英語もあったんだけど、ドイツ語のアナウンスはかなり長かったのに、英語のアナウンスは「もうすぐHammに到着します。Münsterに向かうひとはこの駅で乗り換えられます」という内容で。you can switch trains (if you want to、みたいな)いやいや、なんでそんなオプショナルな感じなの。
ほんとにOがいてよかったよ、、。たぶんこの英語のアナウンス聞いただけなら私は乗り換えしなかったと思う。

そしてどこだかもわからないHammという駅で電車に乗り換えて、ようやくMünsterに到着したけど、もちろん乗り継ぎの電車には間に合わないので、「ここで夕食食べるしかないね、、」と。
お昼がマクドだったので、多少まともなもの食べたかったけど、結局ケバブ。


マヨの量がはんぱない


ケバブはともかく、おなかもすいてたしポテトフライがあげたてでかなり美味しかったので(マヨラーだし)全部食べたかったけど、ぜんぜん時間がなくて、ケバブもポテトも半分以上残す羽目に。(私はかなりの大食いだけど食べるのは遅い)もったいないよーー

そしてやっと電車を乗り換えて、、、、
普通に時間を過ごしていたんだけど、そしたらまわりが騒がしくなって、なんだなんだ?!って思ってたら、となりに座ってた東アジア系の若い子が車掌さん(切符チェックのおじさん)となんかトラブルがあったみたい。ドイツ語なので何が起こってるのかもぜんぜんわからないけど、なんかもうかなりエキサイトしてきて、私たちはドアのすぐ近くの席にすわってたんだけど、車掌さんが怒鳴りはじめて。車掌さんがお客に怒鳴るとか、、、こわいよう。
しかも何を言ってるのかもまったく分からないのに、トラブルの渦中の若い子が、私を指差して多分だけど、「彼女はみてたから彼女に聞いてよ」的なことを言ったぽくて、車掌さんが私にすごい大声で「見たのか!?」みたいな。私は何を見たのかもわかりませんよ、、、Oが「僕たちは何もみてないよ」って言ってくれたけど、車掌さんはまだまだ怒鳴りつづけで。

結局その若い子は次の駅で追放されたけど、ほんと怖かった。
あとでOに「何が起こったの?」って聞いたら、「僕も見てなかったからわかんないけど、あの若い子はチケットをバリデートしてなかったみたいで、チェックが来た時に急いでやったみたいだけど機械がうまくうごかなくてバリデートできなかったみたい。で、彼は『何回もバリデートしようとしたけどできなかった』って主張しててちりがそれを見てたって言ってたけど、切符チェックの人は信じなかったみたいだね」と。

、、、、そんなことであんなに怒鳴られるんですか、、、?こわいようドイツ。

そして気を取り直してまた電車を乗り換え。
そしたらこんどはよっぱらいが隣にのってきて(まあ時間も時間でしたので)、いきなり私になにかドイツ語で話しかけて来て。Oが「彼女は日本人だよ」って言ったので、「何?」ってきいたら「ちりが中国人かって聞いてる」と。で、Oが私が日本人だって言ったにもかかわらず、「ニーハオ、ニーハオマー?分かる?ニーハオ?」みたいな感じでずっと絡んで来て、私もさすがに気分が悪くなって、完全に無視したら、こんどは後ろに座ってたお姉さんに話しかけにいって。(Oによると彼女はロシア人で、そのよっぱらいはこんどはロシア語ではなしかけはじめたらしい)

酔っぱらいは次の駅で下りていったけど、他の乗客の目の前で怒鳴る車掌さんや、アジア人はみんな同じだと思ってる酔っぱらいとか、、、、ドイツこわい、、、。

合計8時間かけてやっとのことでオランダに付き、電車ではネット接続がなかったのでOと話して追加や変更が必要になったプレゼン資料の仕上げができなかったのでプレゼンをいそいでやらなくちゃ、、って思ってたら、今回の会議に参加するもう一人に遭遇(彼は車で来た)。そしてとうぜん「チェックインしたら飲みに行こう」みたいな話になり、、、、、結局12時半ぐらいまで飲む羽目になり(まあ、楽しかったけど)、部屋にもどってからいそいでシャワーしてもうふらふらの状態でプレゼン資料を仕上げ、2時もすぎてベッドに倒れ込んだ。

まあでも昔韓国や台湾でプレゼン(デモ)をしなきゃ行けない時は、英語も不安だし、プレゼンにも慣れてないしで、話すことを全部紙に書いて暗記して準備してたことを考えれば、なんかもう「なるようになるさ」と思えるいい加減さが出て来たことは、成長なんだろうか。(※多分違う)

4 件のコメント:

  1. ちりさんには申し訳ありませんが、電車騒動のくだり楽しませてもらいました。今度、エッセイ出してみたら。(笑)

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    1. 正直なところほんとなんでこんなにトラブルを引き寄せる体質なのかと真剣に悩むレベルだよ。普通の人が経験出来ないことをいっぱい経験させてもらってるというポジティブシンキングエネルギーも底をつきる(笑)

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  2. 文面からは、楽しんでいるようにしか感じられませんよ。。。(笑)
    ごめんなさい。

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    1. 思い出して書いてるときは笑い話になるけど、トラブルなしの人生送ってみたいものです、笑。

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