2016/06/29

あーあ

書くまい思ってたけど、なんか吐き出さないとやってられないというか。

ドイツにきて約半年、ビザもなく、車もなく、ドイツ語もまったく上達せず、いろいろ不便を感じながらもまわりに支えられながらも頑張って来たけど。

またトラブル、というか。試練。

先月アパートを貸してくれている友達から正式に通達があって、今住んでるアパートから出て行かなきゃ行けなくなってしまった。猶予は3ヶ月。
アパートを出て行くのは契約だから仕方ないけど、問題はここドイツでちゃんとした住む場所を見つけるのが至難の業だってこと。

ドイツに行く、って昔の同僚とかに伝えた時に、誰も彼もに「アパートはあるの???」って聞かれたけど、ドイツそのものもそうだけど、カールスルーエはほんとに需要と供給が釣り合っていない状態で、異常な売り手市場。1つのアパートに数十人もアプライして、ドイツ語を話せるのは絶対条件、よっぽどの後ろ盾がないと借りられない状態。
東欧の人と結婚したドイツ人の人が、本当の名前でアプライしたけど1個も返答が来ず、旧姓を使ったらやっと返答が来たとかそんな状態らしい。

どこの草の根かもわからないアジア人で、ドイツ語も話せない人に貸す優しい大家さんをみつけるなど不可能に近い命題。

そもそも日本→アメリカ、アメリカ→ドイツの引っ越しで、軽く300万近くは貯金を使ってるので、もう引っ越し自体をする余裕がない。だいたい私まだドイツの社員でもないし。

そしてドイツのアパートはほとんどキッチンがついてない。キッチンをインストールするとなると、安いキッチンをいれるだけでも50-80万が飛んで行ってしまう。

ドイツに5年も10年も住む予定なら、初期投資として考えることも出来るけど(まあ、そんなお金どこからも出てこないけど)、もちろんそんな予定はないし、アメリカで大枚はたいていっぱい家具や家電を買いそろえて、出て行く時に二束三文、または無料で手放さなくちゃ行けなくて(それでも自分でなんとかアレンジできたけど、ドイツじゃどうしようもない)、恐ろしいほどの金額の貯金の減額が残った(現在進行形)ので、もう二度とそんな思いをしたくない。

ここ数週間毎日リスティングとにらめっこして、問い合わせを送ってるけどもちろん返答がもらえるわけもなく。アメリカで2個目のアパートを探す時は、アポもなにもかも、全部自分でできたけど、ドイツでは何もできない。かといって誰も助けてくれる人がいない。いや、もちろん助けてくれる人はいるけど、そんなの彼らの責任でもないし、私の変わりに電話をかけてくれたり、アパートの下見に連れて行ってくれるわけじゃないし。
アパートを貸してくれてる友達もさすがに全面協力する、3ヶ月以内にみつからなかったら、延長も考慮する、って言ってくれてるけど、出て行ってほしい、っ言われてる場所に居座ることもストレスだし、ほんとに「全部」やってなんて頼めないし、それもかなりの気持ちの負担になっている。

もちろん英語を話せるブローカーを雇うことは出来るけど、家賃の3ヶ月分をコミッションとして払わなきゃいけない。1ヶ月分だって無理。そんなお金はどこにもない。

、、、本意じゃないけど、日本に帰るしかないのかなって思い始めてる。

ビザ一つサポートしてくれない会社からは何のサポートも期待出来ないし(実際私の上司が人事に話してくれたけど、人事が私に連絡する、と彼に言ったまますでに1週間が何もなく経過)何年いられるか、何の保証もない場所のためにまた100万単位で貯金を使って取り返す時間もなくそれを失って、、と考えると、しんどすぎる。
まあ、会社がサポートをオファーしてこない時点で、私がそんなに重要な人材でないことは明らかだし。
今まで書いてないけどいろいろ会社とトラブルはあったけど(未払いのボーナスが2回分、日本時代のものも含めたら4回分ぐらいあるという事実も軽く無視されている)人事は基本「来たかったから来たんでしょ。このリストラの最中雇ってもらえてるだけでありがたく思いな」というスタンスで話されるのでイラッとするし。
何よりもこの数週間だけで、いろいろ考えるのにかなり精神をすり減らしていて、そんなのをあと数ヶ月続ける気力もない。仕事だってしなくちゃいけないし。

もちろん日本に帰るなら職を探さなきゃいけないけど、日本で探すのだって難しいのに、ドイツから、、と考えると泣けてくる。
でも、同じ大金を使わなきゃ行けないなら、買ったものを手放すばかりの生活じゃなくて、ずっと何年も大切に自分のものにできる生活に戻りたい。

ドイツに来るのは自分で決めたことだから、貯金を使うのもいたしかたないと自分に言い聞かせて来たし、言葉ができないせいで何も自分で出来ないながらも日々を楽しもうと頑張ってはいたけど、なんかもうこれ以上は無理、って気がする。常にビザや何やら、日本だったら考えなくていい不安を抱えながらの生活に嫌気がさしている。
ビザしかり、滞在ステータスしかり、住む場所しかり、誰か何か、自分のコントロールが聞かないものに依存する項目が多いと、簡単に他人に人生のプランを変えられてしまうことにも疲れて来た。努力で乗り切れることではないので。(まあ、言葉は努力で乗り切れることかもしれないけど)

そもそも日本に帰りたいって思ってもそれなりの仕事が見つからなきゃ帰れないけど、、、もうこんな年齢になって日本に帰るためだけにお給料を妥協して、さらに貧乏になるのも嫌だし。

アパートは極狭だったけど、日本で働いて、好きなものを買って、美味しいものを食べて、何もかも自分で出来て、たまの長期休暇には家族を旅行に連れて行って、、、と金銭的にも十分に余裕があり、便利で自由だったたった2年ちょっと前の生活を心から恋しく思う。単に隣の芝生状態で記憶が美しくなってるだけかもしれないけど。

海外にきて、人間として多少強くなったとは思うけど、アメリカも中途半端に出てしまったし、言葉のできないドイツでキャリアなんて夢のまた夢。ドイツでは近くにすぐ会える友達が沢山いるので、居心地はいいし、まだあきらめたくないとも思うけど、考える猶予が3ヶ月しかないのも事実で。たった半年で住む場所を失うなんて誰が想像しただろう、、、。

なんかほんとブログに書くとよくないことが起こるので書くまいと思ってたけど、自分のための人生ログなんだから書きたいことを書く。

ブログより履歴書書かなきゃな、、、。

2 件のコメント:

  1. そうですか。切実だね。
    今の人事の会社対応なら、自分なら給料安くても、日本に帰るかもしれないです。ちりさん、よく頑張っています。
    ひところと違って、最近、日本でも実力あれば、40歳からの転職もしやすいとネットで見たので、転職サイトに登録してみたらどうです?ちりさんなら、英語もしゃべれるし、海外で修行しているのもポイント高いんじゃないでしょうか?
    でも、ドイツ暮らしも楽しそうですから、アパートが見つかるといいね。

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    1. ほんと青天の霹靂というか。仕事が運良く見つかったら日本に帰りたい気持ちが今は大きいかな。LinkedInとかもアップデートしないとね。友達が紹介してくれたリクルーターの人とかに連絡を取るつもりではいるよ。もちろんドイツでちゃんとしたアパートが見つかったらいいけど、先行き見えない不安を抱えながら生活するのはしんどいね〜

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