2016/01/30

おふらんす

今日はMとおふらんすへ。

7年前にちらっと会っただけで、先週のTの誕生日パーティーで会った時に、向こうは「ようやく会えたねー。はじめまして」って言ってたぐらいで。私が「7年前に会ったけど?」って言ったら「まじで?」言うてたし。「私実際会ったことのない人は基本facebookの友達に加えないから」と言ったら「覚えてなくてごめん」って言ってたけど、笑。そんなぐらいお互いのことよく知らないけど、なぜかfacebook上ではそこそこのお友達で。

小型飛行機の操縦免許を持ってるM(そんな情報もfacebookがなければ知り得なかったけど)。高所恐怖症で観覧車にも乗れない私なのにドイツに来る前から「のってみたいのってみたい」とうるさく言い続けててたので、予約をとってくれた(笑)
「今日はあんまりお天気がよくないみたいだけど、心配しなくていいからね」と。だいたい小型飛行機になど載ったことがないので、どんなけ重力や揺れを感じるのかも分からないし、「うーん。大丈夫だと思うけど。」と。

お天気がすでにかなりあやしい。というか風が強い。すごい勢いで雲が流れていく。


準備してるあいだMがいろんな人と話してて、フランス語なのでもちろん全くわからないけど、英語が出来るひとももちろんいて「今日は揺れるよー」と。あまりにみんなが言うので、ちょっと不安になる(笑)


荷物とかをいれて、Mが「機体の最終点検をするからね」て言ってる時に、フライトから戻って来た人たちがMに話しかけてて、しばらくしたらMが「今日はやめといたほうが良さそう。」と。安全に飛ぶにはまったく問題ない天気ではあるけど乱気流がほんとすごいから、はじめてだとたぶんよい経験にはならないから、と。
しょうがないね。わたしもげろげろになりたくないし、笑。
部屋にもどって、「今日はやめにしたの」って話してたら「うん、いい判断だと思うよ。初めてのフライト経験だと今日はちょっと天気が悪すぎる」って言ってたから、多分ほんとにいかなくて良かったんだと思う。
「またこんどね」とM。いえいえ、「こんど」があることのほうが私はうれしいし。

で、気分を変えてストラスブルグへ。お天気悪いです。
アメリカと違ってどこへ行っても、まわりの人の話してる言葉がわからない、サインが読めない、メニューが読めない、そういう小さなことが徐々にストレスになってきている。いつも誰かが一緒にいてくれるから困ることは全くないけど、一人じゃ何もできないし、ほんとに途方にくれるだろうな。


フランスらしい美しい小径。ストラスブルグの大聖堂のすぐ横の高校に通ってたというMは「ここは観光客のための場所だから」と言ってたけど、まあ地元の人にしてみればそんなもんなのかもしれないね。
念のため「私があちこち写真とるのうざかったら言ってね」と言っといたけど(笑)


7年前にEにつれて来てもらった場所。意外と自分が覚えてることがすごいと思った。荘厳だよなあ。ドイツにいるうちにサグラダファミリアだけは絶対見に行く。


ランチに連れて行ってもらったのは大聖堂のすぐ近くにあるLa Cloche à Fromageというチーズのお店。お店に入ったとたんぶわーーーっとチーズの匂いのする空気が。


何がなんだかわからないいっぱいのチーズ。
Mが店員さんとなんか話してる間に隠し撮り、笑。
この時点ですでに2時ぐらいだったけど、席がいっぱいで、テーブルが準備できるまでに20分ほどかかるということなので、また外をぶらぶら。人気のお店なのね。


で、戻ってきました。
外をぶらぶらしている間に、Mがマッシュポテトとチーズをまぜたやつか、モンドールをフォンデュみたいにして食べるやつがおすすめ、と言ってたので、もうぜったいモンドールが食べたいと思って、メニューをじっくりみることもなくモンドール。(ちなみにここは英語のメニューがありました、Mが頼んでくれたんだけど、笑)


やまもりのパン(これモンドールフォンデュ用の一人分です)


生ハムとじゃがいも。このジャガイモもフランスのどこかの地方の特別なやつらしい(←情報曖昧すぎてやくにたたない、笑)


ああ、、、、ああああ、、、、なんですかこの美しいモンドール!!しかもこれ一人分?笑
とりあえずワインでかんぱーい。(飲むんかい)


お店の人も私がフランス語喋れないことがわかるとすぐに英語に切り替えてくれて「熱いうちによくかき混ぜて食べてください」「もしチーズが食べているあいだに冷めてしまったら、言ってくださいね、オーブンで温め直ししますので」と。
教えてもらった通りにぐるぐるぐるぐるーーー。ああああああ美味しそう!!!


あまりに美味しくて、我を忘れて食べてたので、自分の食べてるときの写真がない。
わけっこして食べようって言ってたのに、わけっこするタイミングを失ったレベルでの美味しさで。
これはMがオーダーした例のマッシュポテトのやつをもらった図。これもめっちゃ美味しかった!
けど、モンドールのほうが好き(笑)


デザートとか考えられないほどおなかも一杯になってお店を後に。「路向かいにあるブティークでチーズ売ってるんだよ」とMがいうので、ちぇっくちぇっく。
モンドールも売ってて、お店で食べた小さい箱のが10ユーロぐらい。安いっ。
モンドールは時期が限られてるし、買おうかと思ったけど、まだ食器も何もないし、、と思って買わなかったけど、でもよく考えたら私一人で気軽にこれる場所じゃないんだよなあ。次きたら、買う、笑。


Kusmiのブティークにも連れて行ってもらった。なにこの缶、かわいい!!「全部そろえて家に置きたい」って言ったらMが「女性ってのはこれだから、、」と飽きれていた。カワイイ色の缶はあまり好みの香りじゃなかったりして、厳選して2缶と、Mがおすすめのアールグレイの缶を購入。ちなみにKusmi自体はフランスだから安いということもない。むしろアメリカのほうが安い。


ピエールエルメでマカロンを購入。フォ、、フォアグラ?!


「フランスのワインのことは全く分からないから、おすすめのワインがあったら買いたいな」って言ったら、「じゃあ僕の行きつけのお店に連れて行ってあげる」と。行きつけのワイン屋さんて。フランス人め、、。
お店にはいったらいきなりお酒をすすめられる。ベルガモットのリキュール。デザートリキュールだけど、これめっちゃ美味しかった。ただストレートで飲むのはつらい、笑。「ベルガモット見たことある?」って聞かれたので「言われてみればないかも」って言ったら、お店の奥からアルコール漬けになったベルガモットを持って来てみせてくれて。柑橘類だってことは知ってたけど、こんなんなんだね。


ワインいっぱい。何がなんだか分からない。すすめられるがままに白(リースリング)と赤(ぶどうの種類もさっぱりわからない。フルーティーだけど、力強いワインだと言われて、よくわからないまま購入、笑)


このあたりで年寄りの私は雨でびしょびしょで寒くて、石畳を歩くのもけっこうしんどくて(ヒールの巻きがもうぼろぼろよ!)もうそろそろ帰りたい感じだったけど、「夕食はEを誘ってどっかで食べる?」って言われて「正直夕飯が食べられるほどお腹すいてないわ、、」って言ったら(いやほんとに)、「じゃあシャンパン飲みにいこ」と。それはどういう思考回路なの、ヨーロッパ人。

まあ、飲むけどね、笑


さすがに雨がひどいことになってきたので家に戻る。
そしてまた飲む。


マカロンうまー。


疲れた&飲み過ぎの一日だったけど楽しい一日だった。

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